斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

総会のあり方

2012-05-30 17:11:36 | 地域活動
地域の様々な総会に出席して思うことは、
それぞれの会や規模、構成員で異なりますが、
概して共通点を感じます。

通常、総会は年1回開かれ、会の事業活動実績、
会計報告、次年度の活動方針・予算を決める大切な機会
です。もっと会員の間で活発に意見を出して議論を深めて
いっても良いのではないかと思います。

しかし一般的に総会ではそれが許されない雰囲気が漂い、
ただ黙って静かにして承認していくことが大切なようです。

総会はよく「おまかせ民主主義」同様、形式を整え、
何事もなく早くスムーズに終えることが総会の一番
理想的な良いあり方と考えている人たちが多いように
思います。
そうした中で、発言することはあたかもただ総会を長引
かせ、批判しているかのように受け取る理事者側が多い
ように思います。

議長が「何か意見はありませんか」「はい、ではないよう
ですので承認をお願いします。」
参加者からは拍手がパラパラと聞こえ「異議なし」の声が
響きます。そして最後に「みなさまのご理解のもと総会は
何事もなく無事終えることができました。ご協力ありがとう
ございました。」と常とう句で終了します。

こうした「おまかせ民主主義」から脱却しより民主的な
社会に移行していくには普段から議論・討論を積み重ねて
自由に意見が言える雰囲気の場を作っていくことが大切
ではないかと思います。まだまだ年月がかかりそうです。

匿名電話

2012-05-30 10:22:33 | 議会・議員
5月24日(木)札幌で「地域主権改革と北海道の地域課題」
というテーマでセミナーがあり参加しました。
主に自治体職員向けのものですが、
議員もかなり出席していたと思います。

そのセミナーで私がした質問の件で
翌日議会事務局に匿名電話が2件あり、
その件で議会事務局から呼び出しを受け、
私の他に議員が3名集められました。

匿名電話の内容は

「質問内容が低く、次元が低い、議員として勉強をして
いるのか公の場でニセコ町の恥さらしをしている。
イメージが悪くなった。議員はもっと勉強せよ。
議会の程度が問題。町長の発言が正しい。」
とありました。

しかし議会規則において原則「議会外の議員の行動に
ついて責任を問うことはない」
とあります。

質問の内容はここでは省きますが、外から見た理想的な
ニセコと現実のニセコに大きな隔たりを感じます。

ニセコが町外全国から海外から高い評価を受ければ
受けるだけ危惧するものを感じます。




綺羅街道の植栽事業

2012-05-23 22:59:08 | 未来のニセコを拓く会
NPO法人ニセコまちづくりフォーラムの総会が5月22日(月)に開かれました。

昨年から綺羅街道にある両側の花壇46枡の里親制度が始まり、「未来のニセコを拓く会」
は花壇の里親になりました。
花壇の整備は町の美化運動の一環としてまちづくりに大切な事業活動です。

この日総会には会員68名の内、半数近くが出席しました。
今後の花壇のあり方などが話し合われました。

里親が自由に各自の花壇づくりをするのか、それでは綺羅街道の花壇の統一性がなくなり
ばらばらになってしますのではないか、またこれまでのように宿根草をメインにして植栽
するのか、一年草の花をもっと取り入れて華やかさを出すのか、限られた予算の中でどの
ように使うか等活発な意見が出されました。

その中でまず里親が花壇について勉強会を持つことが提案されました。
また予算を少しでも節約するため各人が余った宿根草を持ち寄ってもらうという意見が
ありました。

ニセコ町を美しい花のまちにするにはまだ時間がかかると思いますが、これからもさらに
徹底した話し合いを持ちながら花壇づくりを通じてあらゆる場面で町民主体のまちづくり
へと発展していくようにしたいと思います。

ニセコ自然公園の建築規制緩和について

2012-05-22 12:31:47 | 地域活動
5月21日(月)自治研究会でニセコ自然公園の建設規制緩和について話を聞きました。

観光協会ひらふ支部、倶知安町、後志総合振興局の3者で昨年から7回に渡って、ニセコ
自然公園でのホテル、コンドミニアムの建設規制緩和に向けひそかに協議されてきたとの
ことです。

外国資本によるニセコの自然公園の開発はニセコ町にとって他人ごとではなく、
まさに町名の通りニセコ町はニセコ連峰の中核を有し観光産業の基盤でもあり、
自然公園の建設規制緩和はニセコ町にも大きく関わって来ることです。

ニセコ自然公園の現行の規制 ⇒  倶知安町が求めている規制緩和

 高さ制限    13m      高さ制限    22m
 建ぺい率    20%      建ぺい率    40%    
 容積率     60%      容積率    300%

現行の規制は日本中の自然公園規制とも最大限で一致していると思います。
新に3者が求めている規制緩和は現行を高さ、建ぺい率、容積率とも1.6倍~5倍近く
拡大することになります。このようなことが果たして許可される可能性があるでしょうか。
倶知安町議会で可決されれば規制は変えられるものでしょうか。

羊蹄山とニセコ連峰の自然はかけがえのないものであり、この自然に魅かれてこの地を
訪れ、移住してくる人は後を絶ちません。これ以上の自然破壊的行為は目先の経済優先
を推進しようとするものであり確り検討していかなければならないと思います。

今週の日曜日5月27日10:00~12:00、倶知安町公民館(福祉文化センター)中ホールで
「ニセコ自然公園の建設規制緩和を考える」みんなの集いがあります。

ニセコの自然に関心のある方はどなたでも集まり、この規制緩和がどういうもので
未来にどのような影響をもたらすものか情報を共有し確り理解するために話し合いを
もちませんか。

連絡先:笠原 電話・ファックス 0136-22-1674
    武田 電話・ファックス 0136-23-2586


イトウは尻別川の宝物

2012-05-22 08:49:45 | 地域活動
5月21日拡大自治研究会に尻別川のオビラメの保護について倶知安風土館の岡崎館長と
オビラメの会の事務局長の吉岡俊彦さんが、説明に来られました。

尻別川とその支流群は、絶滅の危機に瀕しているイトウ(オビラメ)たちの大切な
「ふるさと」です。

尻別川はこれまで清流日本一に10度も輝いた貴重な河川です。
その清流に生息するのがイトウ(オビラメ)です。

『尻別川は、その源を支笏湖流域との分水界をなすフレ岳(標高1,046m)西方に発し、
尻別川が支笏湖、オロウエンシリベツ川、喜茂別川等の支川を合流後、羊蹄山(標高1,893m)の東側から北西に流れを転じ倶知安町を経由し山麓を迂回しながら真狩川、昆布川等の支川を倶知安、真狩川、昆布川と合流して流下し、河積を増しながら田園地帯を流れ、逆川、目名川2 等の支川を併せ蘭越町磯谷で日本海に注ぐ、幹線流路延長126km、流域面積1,640kmの一級河川である。流域は、東西に細長い羽状形を呈し、北海道後志管内の1市6町2村からなる。』
                               (国土交通省河川局)

尻別川のイトウは、今話題の《トキ》と比べても、もっとすごい稀有な存在であり、
独自性の高い文化を誇り、このままでは絶滅が避けられないことから「オビラメの
会」では天然産卵を守り増やして行くことが最大の課題となっています。
地域ぐるみで保護に取り組んでいくことが大切です。

私も“尻別川の未来を考える《オビラメの会》”に入会させてもらうことにしました。