斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

6月議会定例会一般質問一覧

2013-06-26 23:39:20 | 議会・議員
6月25日議会最終日、5人の議員から13件について
一般質問が行われました。
私の提出した一般質問は議会運営委員会で審査の末何とか
最終的に6件全て許可されました。

1件目 「集団フッ化物洗口」に関する「情報共有」と「合意形成」について
むし歯予防の効果も実証されず、むしろ健康被害が懸念されている
「集団フッ化物洗口」は再検討(中止)すべきではないのかと考えます。
化学物質であるフッ素を使わずに歯の健康を守り、健康な歯を持続して
いくことが大切であり、幼児センターは保護者と子どもが一体になって
歯の健康を「意識」し、日常の「うがい」と「歯磨き」の励行、歯の
定期検診をサポートする役割を担うことが使命ではないと考えます。
「ニセコ町まちづくり基本条例」の基本原則である【情報共有の原則】・
【情報への権利】・【説明責任】・【参加原則】に基づき町長、教育長に
以下3点について伺います。
「集団フッ化物洗口」に関する     
①保護者への説明について 
 これまでに説明会を何回開催したか。
②保護者との「合意形成は出来た」と判断した時点とその根拠。
「合意形成」はいつ・どこで・どのように成立したと考えるか。
③プロセス(手順、方法、過程)について。
 5月31日の実施説明会に至るこれまでの手順について。

2件目 子宮頸がんワクチンの副反応について
子宮頸がんワクチンの安全性と有効性が問われるなか、ワクチンの
副作用とみられる報告が相次ぎ、厚生労働省は6月14日、子宮頸がん
ワクチンの接種を積極的に呼び掛けることを一時中止するよう全国の
自治体や学校に求めることを決めました。
そこでニセコ町の「子宮頸がんワクチン」接種の状況について町長、
教育長の見解を伺います。
①ワクチンの有効性と安全性について町と教育委員会は、どのように
 評価しているか。
②接種対象女子と保護者に対して、効果や副反応について十分な説明が
 必要であると思うが、説明会等の実施状況。
③全国的な副反応実態調査と検証が行われるまでの間、接種は一旦中止
 すべきである。
④町はワクチンの副反応の疑いがある場合の相談窓口と対応機関を
 設けているか。
⑤町がワクチン接種を始めた年月とこれまでに受けた女子の年齢と人数。
⑥ワクチン接種をする医院

3件目 地域防災計画への女性視点反映の取り組みについて
ニセコ町地域防災計画等の改定作業が進められていますが、女性の視点が
どのような形で反映されているのかお伺いします。

①地域防災会議の女性委員の割合はどのようになっていますか。
②地域防災計画策定に当たって女性の視点が反映されるような取り組み
 はされていますか。
③地域防災計画の中で避難所運営マニュアルに女性の視点が反映されて
 いるといえる具体的項目があれば挙げて下さい。

4件目 「公的文書」の元号と西暦の使用について
現在ニセコ町では公式文書(広報ニセコを除く)に元号が使用されて
おります。国際化に対応するために公文書の西暦の使用について、
次のように考えますが、町長の見解を伺います。
提案
①国際観光都市ニセコ町には西暦の使用が合理的である。
②公文書の使用に元号と西暦のどちらかの選択を認める。
③西暦と元号を併用する。

5件目 「敬老会」と「長寿祝い金」について
今や人生90年時代と言われ超高齢化社会を迎えようとしています。
毎年ニセコ町が主催する敬老会、長寿祝い金の経費は約500万円。
75歳以上の全町民を対象にした敬老会出席率(ニセコハイツ入所者
を除く)は30%、欠席率は70%になっています。
限られた予算の中で福祉予算に占めるこの経費の検討の必要性は
ないのか町長に伺います。
参考資料
*2012年3月31日のニセコ町の高齢者人口は総人口4,723人の内
 75歳以上は655人、13.9%を占めている。
*「敬老の日」の始まりは1947年(昭和22年)、日本人の平均寿命が
 50歳台だった時代の発案が今に受け継がれている。
 人生50年時代から現在人生80年時代を更新して“人生90年時代”の
 超高齢化社会を迎えている。
*「敬老の日」は日本の国民の祝日の一つで、祝日に関する法律
 (祝日法、1948年(昭和23年)7月20日法律第178号)第2条によると、
 「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」
 ことを趣旨としている。
*「敬老の日」は日本以外の国にはない。

6件目 片山町政をふり返って
今年9月に町長選が行われますが、町長にはこれまで町のために大変
ご苦労されてきたことに対し深く敬意を表しております。
そこでこの3年9か月をふり返って以下の点について町長にお伺いします。

1.町長になって一番良かったと思われること。
2.町長が一貫してニセコ町のために最も力を入れてきた点。
3.町長がニセコ町のために行った最も誇れる業績。
4.町長が町政で最も苦労された点。
5.町長の公約の達成度を自己採点すると何点位か。


以上です。

6月議会定例会一般質問

2013-06-20 00:34:01 | 議会・議員
6月議会定例会が20日から開かれます。
一般質問は25日(火)10:00からです。
昨日一般質問通告書を6件提出しました。
一般質問は議会終了後の議会運営委員会で
審査されるので質問の許可が下りるかどうかまだ
わかりませんが、項目のみお知らせいたします。

1件目「集団フッ化物洗口」に関する「情報共有」と
「合意形成」について
2件目 子宮頸がんワクチンに副反応について
3件目 地域防災計画への女性視点反映の取り組みについて
4件目「公的文書」の元号と西暦の使用について
5件目「敬老会」と「長寿祝い金」について
6件目 片山町政をふり返って

以上です。

レポート5号の発行

2013-06-12 15:41:23 | 議員活動
レポート第5号を発行しました。
当初は5月初めの予定でしたが、諸事情により、
1か月以上の遅れになりました。
何とか6月中に配布できればと願っています。
ニセコはこの間に春からすっかり夏に変わりました。

前回レポート4号発行の際に、2月13日付で
「ニセコ町議会御中」宛、匿名はがきが届き、
レポート4号について「・・・選挙違反」に相当する、
「辞職勧告等」とありました。

2月20日の臨時議会の際、それを読んだ議長が直ちに
ニセコ町の選挙管理委員会に確認したところ選挙違反
には当たらないという結果でした。
しかし、その際、議長他から「グレーの部分・・・・」
云々の発言があり、私自身納得が行きませんでした。

その後3月末に北海道選挙管理委員会を尋ね、レポート4号を
持参し事情を説明の上、委員会の方々に良くみて頂きました。
結果、このレポートは議員個人の普段の政治活動報告であり、
どこも選挙違反には当たらないと判断されました。

なおレポート5号は、別件ですが、倶知安警察署に
お渡ししました。
6月7日(金)から突然携帯メールに(ふりこみ)詐欺と
思われるメールや、脅し、いやがらせのメールが数十通入り続け、
そのメールは私個人というより、不特定多数(特に男性対象)に
一斉配信している内容でした。昼夜を問わず入り続けるので
電源を切り、通常の使用ができなくなり警察に届けました。
今後、犯罪の発生に結びつかない様に厳重に対処して頂くように
申し入れました。警察では担当専門の係り員2名が来てメールの
内容を一つひとつ撮影しました。

私はこうした経験は初めてですが、珍しくはないようです。

星座忌と特別講演 

2013-06-08 23:54:41 | 地域活動

【相互扶助とユートピア―有島武郎と現代社会―】  

「星座忌」に出席しました。
有島記念館では有島武郎の命日にあたる6月9日に
有島武郎晩年の作「星座」にちなみ「星座忌」と名付けて
法要が営まれています。
今年は11回目の「星座忌」が行われました。
大正12年に有島武郎がこの世を去ってから、90回目の
命日にも当たります。
「星座忌」の後、昨年につづき北海道大学大学院の
中村三春教授が
「相互扶助とユートピア―有島武郎と現代社会―」
と題する講演を行いました。

環境創造都市ニセコの基本理念の中に
「・・・有島武郎が遺した住民自治の原点となる『相互扶助』の
精神は、ニセコ町のまちづくりに脈々と受け継がれ、まちの地域力
の素地として根付いてきました。・・・」とあります。

講演は有島武郎の思想の深さを再発見させてくれる内容でした。
トマス・モアのユートピアからクロポトキン『相互扶助論』、
マルクス『資本論』、アナーキズムと相互扶助、コミュニズム、
そして哲学者柄谷行人(からたに こうじん)『世界史の構造』
―この世界を、どう変えるのか― 
〈人類社会の秘められた次元を回復する〉
有島武郎の文学に秘められている哲学・思想・歴史的背景と、
実に広義・多義に渡る深い内容でした。