斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

「民主主義のデフレ」

2015-01-31 11:40:42 | 議会・議員
29日倶知安町議会主催の議員活性化セミナー「住民と共にある議会」
と題する講演が倶知安町文化福祉センターで開催されました。
倶知安町議会関係者他町民も参加し、また近隣自治体議会にも参加要請があり、
ニセコ町議会から5人の議員が参加しました。参加者は全体で約60名ほどでした。
倶知安町議会には議会改革特別委員会があり、議会改革への一歩を踏み出し
議会の活性化を目指しています。

セミナーの講師は北海道大学公共政策大学院 院長の山崎幹根教授でした。
山崎先生の講義はこれまでに北大公共政策大学院が毎年開催する地方議員向け
サマーセミナーで何度か受講したことがあります。
はじめに、「民主主義のデフレ」をどのように乗り越えるか という問題提起
を掲げ,地方議会の現状と課題として3つの項目をあげています。
①投票率の低下と市町村議会議員の無投票当選の増加
議員定数に満たない地方議会の現状 議員のなり手がいない
②議員定数削減、議員報酬カットの圧力
③政務調査費の使途に対する住民の批判
こうした問題が引き起こす「民主主義のデフレ」をどう回避するか。

・地方議員をボランティアとしてとらえるか、専業職としてとらえるか
・議員定数重視か、報酬重視か
・議員報酬の削減、議員定数の削減にのみ傾くのではなく、議会、行政の
一定の経費は「民主主義のコスト」として理解を得ることが大事
こうした問題を元にさまざまな角度から議会の実情と現状を取り上げ
分析した内容でした。

議会改革には時間がかかるが継続することとマンネリ化をどう防ぐかが課題。
結論として「議会改革」は「議員の自己改革」であるとしています。
私は「自己改革」とは「意識改革」であると思います。

ニセコ町議会の議会改革=意識改革は?!いつになるのか見通しは立っていませんが、
議員が入れ替わることで議会の体質に何らかの変化をもたらすことになるのか、
「住民と共にある議会」改革には時間がかかることを実感しています。

議員によるフリートーク

2015-01-23 23:25:16 | 議員活動
1月22日ニセコ町議会議員会の研修会が行われ、初めての
「議員によるフリートーク」が行われました。
テーブルは円卓になり議員の顔がお互い見える形で行われました。
議員同士の話し合いという機会はこれまで行われたことはありません。
2011年議員になって以来、私は議員間の話し合い、勉強会を何度か
提案してきましたが、全く受け入れてもらうことはできませんでした。
しかし議会はまず議員間での討議が基本ではないかと考えています。
こうした意識そのものが議員の間でなかったように思います。
勉強会もないので、議員同士で討議することの認識も生まれてこないわけです。
現在全国自治体議会1789の中で1,000以上の議会が「議会改革」に向けて
“特別な体制”を取っていることが調査で明らかになっています。
また「議会基本条例」を制定している議会は現在までに500を超えている
と言われています。
一方ニセコ町議会はどうか。「議会改革」の「改革」の“カ”の字もなく、
「考える」機会もないので“声”も上がってこない環境にあります。
今回この「フリートーク」で、意見交換ができたことはよかったと思います。
約1時間45分、予定より時間を少しオーバーして、各人が発言できたという
だけでも一歩前進と言えると思います。

阪神淡路大震災 私の体験

2015-01-18 13:51:14 | 自然の驚異
ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ、いきなり頭の上にまるでブルトーザが
乗り上げて来るようなあの衝撃は今もまだ記憶に中に鮮明に残っています。
1995年1月17日5時46分のことでした。
大きな地震があったことは分かりましたが何が何だかよく分かりませんでした。
外はまだ真っ暗で、辺りはシンーンとしていました。
私は薄暗い中、何故か家中写真を撮りまくって歩きました。
しかしそれほどの被害はありませんでした。
家には煙突付のだるまストーブがあり、暖を取り、煮炊きができ助かりました。
ライフラインは全て止まりました。

自宅は神戸市街から車で西へ約40分の場所で、三木市の境界にありました。
震度7に見舞われた神戸市中心街や長田・兵庫区に比較すると震度は1度から
1.5度ぐらいは低かったのではないかと思います。

震災後3週間目から週末に長田地区に炊き出しボランティアに出かけました。
震災発生から2週間ほどは建物の倒壊の危険や粉塵と道路の渋滞で関係者
以外立ち入りできない状態でした。
普段は片道1時間以内で行ける所が、4時間以上かかりました。
全国から自宅宛に送って頂いた支援物資をリックに入れて、被災者の
テントを訪ね歩きました。

初めて目にした長田地区の状況は終戦後の焼野原とはこういう状態をいうのだ
ろうかと思いました。そして高層ビルがまるで積木を倒したように真横になって
倒れている光景は、人間の力は自然の力にはひとたまりもないのだということを
見せつけられました。本当に信じられない光景でした。
その場で目の当たりにした者でなければ想像できないかもしれません。
20年経った今も、その当時の状況が次から次へと思い出されてきます。

予算ヒアリング

2015-01-14 23:57:38 | 政治
1月7日から始まった平成27年度予算ヒアリングですが、今日は教育委員会
学校教育課と学校給食センターの予算編成説明があり傍聴しました。

平成27年度予算要求額は12月30日現在、
一般会計
歳入39億6千6百89万9千円
歳出48億4千6百96万2千円
財源不足額 8億8千6万3千円
となっています。
限られた予算枠の中で、何を要求し、何を削減・削除するか、予算要求の
増減が検討されていきます。

議会事務局の予算要求は8日に行われましたが、次年度はどのような
内容なのか予算ヒアリングを傍聴しなかったので分かりませんが、
予算要求額を提出する前に、議員に予算の提示をするとか、その前に
議員間で検討してみる機会があっても良いのではないかと思っています。

《議会の予算は毎年同じで、変わらないから検討する必要性がない》
ので良いのか、少なくとも次年度の活動方針について議員間で検討して
みることがあっても良いのではないかと思っています。
それによっては予算要求額も変わってくるのではないかと思います。
他の自治体議会の予算要求はどのような形で行われているのかぜひ
知りたいものです。

ガラスの天井 ―女性と政治―

2015-01-10 00:34:57 | 政治
今年1月1日から1月7日まで(1月2日休刊)6回シリーズで毎日新聞くらしナビに
掲載されたガラスの天井―女性と政治―ですが、取材された毎日新聞の記者の
方から9日全新聞が送られてきました。
その中にメッセージが一言添えられ、
「読者の感想には『斉藤さんには次も頑張ってほしい』という声もありました。
ニセコと東京、距離は遠いいですが、斉藤さんのお気持ち、伝わりました。
全国のみなさんにも届いていることでしょう。」
とありました。

また私の載った記事を読んだ友人から「新年から連載されている毎日新聞の記事を
読んで、『うめ子さんが出馬するなら』応援しようと思いました。」というメールを
いただきました。それを読んで嬉しくて涙が溢れました。
私を「応援しよう」とはっきりと言ってくれる人が現れたことが本当にとても嬉しく
てエネルギーが湧いてくるのを実感しています。