斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

大晦日

2015-12-31 18:24:37 | 人生
2015年もあと数時間で新年を迎えようとしています。
今年は私にとって色々あり過ぎた一年でした。
心身共に落ち込んでしまい、未だに回復には至っておりませんが、
振り返ってみると人生には一度にこうしたたくさんの問題が
降り懸かって来る年もあるのだと思っています。
まだ解決していない問題をたくさん抱えたまま年を越すことに
なりますが、時間が解決してくれることを願いつつ、動く所は動く、
引く所は引く、何を選び、何を捨てるか、何を優先させるか、その
順位は、限られたエネルギーをどのように効率よく活用するか、
そうした中でもせめて少しの時間でも自己を“無”の境地に
委ねることで、自ずと開けてくる道もあるのではないか、
しばらく“何もしないこと”の大切さもあるのではないかと
自分に言い聞かせています。
自己を見失いがちな日常の中で、新しい年は自己を取り戻すこと
の大切さを常に忘れずに進んで行きたいと想っています。


Snowstorm

2015-12-27 23:58:17 | 自然の驚異
一昨日から降り出した雪は昨夜から猛吹雪になり今も吹雪いています。
ロンドンから遊びに来た二人の若い女性たちはニセコに雪を見たくて
来たとのことです。
一人は上海出身、日本語を高校の時から7年間勉強して、
今は日本語を話す機会が無いので忘れかけているとはいえ、
コミュニケーションは十分に果たせます。
もう一人の女性は日本人の父とイギリス人の母を持つダブルの女性で
母親似かヨーロッパ系です。

この吹雪はニセコならではの魅力の一つと私は考えています。
雪が見たくてニセコに遊びにきた二人を“吹雪”が大歓迎して
くれたようです。二人はこの吹雪に大感激、朝から吹雪の中、
家の周りをスニーカーで雪を漕ぐように歩き回っていました。
初めての雪との出会いを体いっぱいに受け止めて楽しんで
いるように見えます。家にあった長靴を貸してあげました。
吹雪は今日も一日吹き荒れました。

一方であの羊蹄山が全く見られないのは残念に思います。
これを機会に今度は夏のニセコにも来てもらい羊蹄山、ニセコ連峰、
尻別川を堪能してもらいたいと思っています。
ちょっとお荷物になりますが、ニセコのパンフレットを一式持ち帰って
貰うことにしました。


第8回ニセコ町議会定例会

2015-12-13 18:45:16 | 議会・議員
12月15日(火)から18日(金)まで第8回ニセコ町議会定例会が開かれます。
今回町長の都合で18日の一般質問は前倒しになり17日(木)10時からに
変更されることになりました。
町長は18日夜の安倍晋三首相主催の晩餐会へお招きを受け、滅多にないこと?
大変名誉なこと?として議会も予定を変更して、協力することになりました。

今回議長を除く議員9名全員が一般質問を行う可能性がでてきました。
とするとどうしても午前中に一般質問を終了することはできないこと、町長が
議会を中途退席?するのもどうかということで変更することになったようです。

私は今回2件一般質問を行う予定です。
1件目は「ニセコハイツの現状と今後の対策について」
2件目は「「ニセコ町の空き家・別荘等の管理・活用について」
一般質問の締切は15日(火)午後1時で議会が終了してから議会運営委員会で
審査されます。その審査を通らないと一般質問はできませんのでまだわかりません。

総務省の2013年住宅・土地統計調査によると、全国の空き家の数は820万軒、空き家率
13.5%、道内では38万8200軒、空き家率14.1%、およそ7軒に1件の割合になります。
この空き家を老朽化・廃屋になる前に管理・活用できないものか考えています。
ニセコ町には空き家・別荘が目につきますが、空き家の定義では年に1回でも、
また倉庫的に使用しているものは空き家とは言えないとしています。
私の家の周りにもこうした空き家に近い住宅・別荘がたくさんあり、利活用の検討が
今後の課題と言えます。

ラジオニセコ 「ニセコなヒト」 に生出演しました

2015-12-08 23:50:08 | 地域活動
12月8日(火)16:30~16:50までの20分間、ラジオニセコの生放送に出演しました。
初めてのことでちょっと緊張しました。
この企画はニセコ町議員全員に順次出演してもらう番組です。
すでに5人の議員さんが放送を終えています。
あらかじめ打ち合わせがあり、こんなことについてお聞きしたいと言われて
いました。
質問は以下のとおりです。
●「議員になろうと思ったきっかけは何ですか」 
●実際に議員になってみられてみて、いかがでしたか?
●未来のニセコ町にひつようなことはなんだと思われますか。
●これから特に行政に問いかけて行きたいことはなんですか・
●ニセコの「よいところ・好きなところ」と「改善したい所」
●これまでの議員生活の中で心に残っていることがありますか
●率直にラジオニセコのことをどう思いますか。
●最終的に議員としてこんな風になりたいという展望はありますか?
●最後にニセコ町のみなさんへのメッセージをおねがいします。

でも実際には2~3の質問は時間の関係で飛ばされてしまいました。
目の前には大きなデジタル時計がおいてありましたが、全く目に入らず
時間の経つのに気付きませんでした。終わってから改めて気づきました。
あっという間の20分間でした。あまりにも短すぎるように感じました。
もっともっといいたいことがあったのですが、残念です。

質問に答えた所をお知らせしたいと思います。プラスマイナスがあるので
お話した通りにはなりませんが、およそ次のような話をしました。

●「議員になろうと思ったきっかけ」
ニセコ町にきて、初めてあった2007年の町議会選挙では立候補する女性議員が
一人もおりませんでした。私はこれまで女性を議会へという活動に20年以上
関わってきましたのでこれはあってはならないと思いました。
女性議員が一人もいない議会はあり得ない。
政策決定の場に女性は半数必要だと思っています。
今年11月の列国議会同盟調査によると日本の女性国会議員比率は9.5%で
世界190か国中116位です。またOECD世界経済フォーラムによると日本は
145か国中101位で先進国の中では最下位です。
日本は政治の場における女性の割合は先進国中最下位で際立って遅れています。

今202030運動というのがありますが、ご存知でしょうか。
2020年までに女性の議員の比率を30%まで引き上げようという運動です。
でも私は30%では平等とは言えない、50%にならなければならないと考えています。

もう一つ「きっかけ」はニセコに移住して来る前に神戸で自治会長をしたことが
ありますが、その時、「次は市会議員さんですね。」とまるで当然のように周りの
方々からまるでごあいさつのように言われて私自身大変驚きました。
まだ政治のことはほとんど知りませんでしたので、まず基本から学ばなければならない
と思い大阪の政治スクールに半年間通いました。そこで全国から集まったたくさんの
女性議員さんや、これから議員に立候補しようとしている若い女性の方々に沢山出会い
その後、ほぼ全員の方々が議員になりました。今も交流は続いています。
そうしたことが議員への道につながったと思います。

日本でも少しずつ女性議員は増えていると思います。現在北海道の女性議員数は275人になりました。
国会議員は除いています。女性ゼロ議会も少しづつ減ってきており、北海道も女性議員が
30%を超える市町がでてきました。江別市、函館市、留萌市、北広島市、南幌町などです。
しかしまだ全体の割合からいくと11%を少し超えたところです。

●実際に議員になってみられてみて、いかがでしたか?
まず地元出身の議員さんが9割近く占めているので互いに幼い頃からの知り合いで、
互いに“ちゃん”付けで呼び合ったり“ツーといえばカー”という以心伝心的な
ところがあるのでついていけないところがあります。
議員10名中男性は9人ですから、議会は男性社会そのものが反映されています。
議員の仕事は広く深く限りなくあって、これでいいという所がないので
際限がありませんから勉強しなければならないことが山積しているというのが実情です。

●未来のニセコ町に必要なことはなんだと思われますか。
人です。人づくりが一番大切なことです。
特に子どもの教育にもっと予算をかけるべきです。0歳~6歳までの子どもの教育が
一番大切です。
先日ニセコ町で札幌学院大学の大澤真平先生を講師に「子どもの貧困問題を考える」
という講演会をしましたが、その中で一番お金をかけることが必要なのは0歳~6歳の
乳幼児であることはこれまでの調査で世界的にも実証されているというお話でした。
また弱い立場の人:障がい者:高齢者対策に力を入れなければならないと思います。
ニセコ町の高齢者数は確実に増え続けます。対策が急がれます。
弱い立場のひとたちが暮らしやすい町は誰にも暮らしやすい町・住みやすい町です。

●これから特に行政に問いかけていきたいことは何ですか?
ニセコ町には豊富な人材がたくさんありますからもっともっとその人材を公平に
活用してもらいたいと思っています。貴重な人材が活かされずに埋もれてしまうのは
大変もったいないと思っています。偏らずにだれでも町づくりに参加しやすい体制を
整えていくことが大切と思っています。それにはいつも同じ人ばかりが審議会・委員会
の委員になるのではなく、無作為抽出方式でいろんな人たちがまちづくりに参加して
いただきその“声”を反映させていくことが重要です。
現在町の公募委員の割合はわずか12%で、また男女比は4:1の割合です。
公募とともにこの裁判員制度と同様の無作為抽出方式を採用して幅広い人材から“声”を
吸い上げていくことではないかと思います。

●ニセコの「よいところ・好きなところ」と「改善したいところ」をそれぞれ教えて下さい。
「よいところ・好きなところ」:
私は世界の中からここニセコを「終の棲家」に選んで移住してきました。
この町が私たちにとってより住みよい暮らしのできる町にしていきたいと思っています。
ニセコの魅力はなによりニセコの生活そのものが自然の中にあって自然と共にある感じが
します。自然との共生がここニセコでは可能です。
豊かな自然が生み出す新鮮な空気・美味しい水・羊蹄山・ニセコ連峰・河、
その代表である清流日本一に10数度輝いた尻別川をはじめとして多数の川があります。
地元には安全・安心して食べられる美味しい食材が豊富にあります。
我が家でも無農薬の家庭菜園をしております。20種類位の野菜や豆・根菜類を作っています。


●率直にラジオニセコのことをどう思います。
大変申しわけないのですが、あまり活用しておりません。でもいつでも電源は入れて
聞かれる体制にあります。
初めの頃はラジオを聞くように努力したのですが、スイッチを入れた途端いきなり
賑やかなジャズの音楽が聞こえてきたりしてがっかりしたことがあります。
自動的に流れる防災のお知らせだけでなく普段でも割り込みで町のお知らせを流して欲しい
と思います。

●最後にニセコ町の皆さんへのメッセージをお願いします。
ニセコ町のみなさん、町の主役はあなたです。
ニセコの町を良くするにはあなたの“声”が必要です。
あなたの声をどんどん上げていって下さい。
より住みよいまちにするために議員をもっともっと活用してください。

【あなたと共につくるニセコのまち】です。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

以上が今日の生放送でした。














第4回 議会報告・町民との意見交換会

2015-12-04 23:55:04 | 議員活動
12月4日(金)6時半から第4回目となる議会報告会が町民センターで
開催されました。議員は10名全員出席、一般の参加者は20数名でした。
まず開会と開会あいさつにつづき各議員の自己紹介があり、そのあと
報告事項の説明がありました。

今年は資料が2部に分けられ計31ページに渡っており、その一部は議会の組織図、
【議案審議の実際】、【条例が議会で議決されるまで】、【ニセコ町の予算ができるまで】
が各一覧表にまとめられ、さらに今年度第1回定例会からの第7回臨時議会までの
議会の審議状況もすべて一覧にまとめられて資料として報告されました。
これまでの議会報告会と比べ一段と進化しました。
ただその資料は当日渡され、参加者の方々が目を通す時間は十分ではなかったかと思います。
司会役の副議長が概略のみ説明しました。
もう一部の資料は平成27年5月以降の議会における質疑とそれに対する回答
【議会における質疑等の内容のうち議会だよりで紹介していない件】の一覧でした。

さらに資料には議員協議会で話し合った以下の件について参加者に説明し話し合が行われました。
●町有林の立木誤伐問題について
これは○誤伐問題ではなく○盗伐問題ではないかという意見が質疑・意見交換の際に
出されました。盗伐者は判明ししており賠償責任を取って貰っています。
●旧宮田小学校の浄化槽改修工事について
トイレの改修工事を行った際、事前確認が不十分だったため一致していない圧送用ポンプを
取り付けたことから汚染水や臭気もれが発生し、再度改修工事を行ったことにより
890万円の改修工事費が計上された問題の解明についてその経過説明を行いました。
●ニセコ駅前中央倉庫群の再開発事業 取得費用は約2億5千万円。
工事は進められており来年2月末完成予定ですが、今後の展望がまだ見えてきません。
●役場庁舎建設の将来像を考える・・・
役場庁舎の新築の可能性は現段階では不可能であり、現庁舎に隣接した防災センターを
検討しています。概算事業費予算は5億以内になりそうです。
役場庁舎は耐震補強工事と断熱性向上等省エネ対策に約2億円以内の予算で
検討されています。
役場庁舎の建設に関しては今後検討を継続していくことになります。

約1時間近く参加者から12件の質疑が出され活発な意見交換が行われました。
参加者の中には町行政への不信感を抱いた方々も少なからずいたように感じられました。

現在町はさまざまな問題・課題を抱えており、議会は行政に対しこれまで以上に
確りとした監督・監視が重要になってくると思います。