斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

ニセコらしさ

2020-02-05 00:00:19 | 自然と遊ぶ
今年は取り分け雪の少ないニセコですがこのところ寒さもつづき雪も降り
ニセコらしい冬が戻ってきた感じがします。

香港から毎年何度も日本にやって来るDさんですが、ニセコでスキーを
するのは初めてのようです。今日は比羅夫のスキー場で滑ってきたとのこと。
雪質が素晴らしいと感激した様子で大変喜んでいました。

最近雪の全くない東南アジア方面から“雪”を求めてニセコにやって来る
人たちが年々増えてきているように思います。心配なのは空港からレンタカー
で雪道を運転して来る人が目立ちます。“Please drive very carefully !”
(運転気をつけて下さいね。)と何度も言ってしまいます。雪道を運転するのは
全く初めてという人も結構いるようです。勇気があるな~と感心してしまいます。
しかし中には空港からここまでは運転してきたものの滞在中は一度も運転せずに
家の周りで子どもと一緒に雪遊びを楽しむ家族も時々見かけます。
そして必ずと言ってよいほど大小さまざまな雪だるまを作って家の前に置いて
いきます。それを見ると“ほわっとした”温かい気持ちにさせられます。
「雪だるま」は外国人にはよく知られているようです。
最近あまり見られなくなった雪だるまですが、海外から来た子どもたちが作って
くれるのでとても懐かしく子どもの頃を思い出します。

花梅

2020-01-05 01:13:02 | 自然と遊ぶ
ニセコに来て庭に梅の木を植えてみたのですが、雪のため1本だけ残った
梅の木は今瀕死の状態です。札幌にいた頃も私の名前に因んで梅の木を
何本か植えてくれたのですが、梅の木はあまり大きくならず花の着きも疎らで
良い印象はありませんでした。ところが学生のころ三月に研修旅行で奈良の
山の辺の散歩道を当時万葉集の研究の大家であった犬養孝先生に案内していた
だき白梅の巨木の下で万葉集の詩に万葉の節をつけて唄った(唄わせられた)
のを覚えています。その白梅の花は息を呑むほどの見事さでした。
昔は花といえば梅の句が読まれたありますがなるほどと思いました。
神戸にいた頃、家のすぐ近くに雄岡山・雌岡山という小高い山があり、その
山の麓には紅梅の梅林があり、それもまた見事でした。

小さな盆栽の紅梅を見て心が魅れました。

第36回蘭越町 ニセコ連峰歩くスキー大会

2018-05-08 23:15:09 | 自然と遊ぶ
ちょうど1か月前の4月8日(日)今年もニセコ連峰歩くスキー大会に参加
しました。快晴とはいえないながら穏やかな風のない薄曇りの日和に恵まれ、
5㎞のしらかばコースに25名、10㎞のシャクナゲコースに39名、15㎞の
チセヌプリコースに42名、30㎞のパノラマコースに86名の計192名が
エントリーしました。

私は15㎞のチセヌプリコースに参加しました。数年前に15㎞のチセヌプリ
コースに参加した時の思いが忘れられず、今年もチセヌプリコースを選びました。
あの真っ青な空、広大なパノラマの光景が目に焼き付いて忘れられず、もう
一度あの景色を見たいとの思いで参加しました。

しかしスタート直後から今まで経験したことのない困難に直面しました。
今年初めて履いたスキーはクロスカントリスキーの何倍もの重さで巾の広い
短いスキーでコースを登るには全く適せず(平地の深雪用のスキーで、
後で自衛隊の訓練とか電力会社の職員が冬場に使用するスキーと知らされました。)
初めから後ろに滑って行き何度も転倒してしまいました。たまたまその日
会場に私のスキーを制作した青森県のメーカーさんが来ていて、各種スキーを
何台か揃えていたので、スタート前に、裏にシールの貼っているスキーを履く
ようにアドバイスをしてくださったのですが、自分のスキーで登りたいと断り
ました。しかし途中5㎞の給水ポイントを過ぎた辺りでもうこれ以上進むのは
無理と判断してメーカーさんに連絡を取ってもらい、スノーモービルでスキーを
運んできてもらいました。スタート前に提供を申し出てくれた裏に滑り止めの
シール付のスキーに履き替えて登攀を続行しました。これで後ろ滑りは少し
解消されました。

私は最後尾でスタッフから何度か「もうこの辺でもどりますか」などと声を
かけられたのですが、このチャンスを逃したらもうあのピークからの眺めの
機会はないかもしれない、それにラッキーなことにスキー協会のスタッフと
医師のお二人の方が付き添って下さり、これなら心配ないと思い、ゴールを
目指しました。お名前は知りませんが、本当にお世話になりました。感謝で
いっぱいです。私がどうしても諦めなかったのでお二人の方は最後まで私に
お付き合いする羽目になり、大変なご苦労をされ、私の目標達成を適えて
くれました。

10時10分にスタートしてゴールに着いたのは丁度3時間後の13時10分頃でした。
脚が疲れ果ててしまい、下山は転倒の連続になり(このスキーは下りには危ない
のです)、容易に立ち上がれず、私はスキーを担いで下山するといったのですが、
距離が長すぎるからとスノーモービルを呼んでくれました。

スノーモービルの前の席に座ってハンドルの前の手すりに確り掴まり、念願の
スノーモービルの醍醐味を十二分に堪能させて頂きました。「ゆっくり、安全に
走りますからね」と言ってくれましたが、スリル満点過ぎて怖かったです。
他に選択肢は無かったので、耐えるしかありませんでした。

ゴールに着いた途端、大会役員の方々が次々走り寄ってきて大会賞を渡され、
抽選を引かされました。なんとお米10㎏が当りました。会場では私一人の
ために2倍の量の豚汁を用意して待っていてくれました。お陰様で最高の
豚汁を堪能できました。もう会場の辺りは片付けが始まっていました。

大会関係者のみなさんに助けて頂き念願の目標を達成できて感謝感激です。
来年はスキーを替えてご迷惑をかけないように大会に臨みたいと思います。
*昨年の大会ではただの1度も転倒しませんでした。
転倒しないように滑りました。しかし今年は全く例外中の例外でした。