斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

クリティカルマス(Critical Mass)

2017-01-08 12:21:54 | 政治
“クリティカル・マス”という言葉をご存知ですか?
経済やマーケティングに関係している方々ならすぐご理解いただけると思います。
しかしこの概念は経済界だけにとどまらず、あらゆる分野にも適応されると
考えられます。

なぜ30%に拘るのか。クリティカル・マス:
【量的変化が質的変化に転じる境目のこと。
ある数値を超えると、急速に変化が生じると考えられる。
効果を発揮するために必要な規模や量であり、議会や政策に一定の変化を
もたらすために必要な女性議員の割合だとおおむね3割程度とされる。
それ以下だと女性が連携を取りづらかったり、女性であることのデメリット
を感じやすかったりすると言われている】
(毎日新聞2016年8月11日東京朝刊から)

【202030運動】の意味するもの
政府は2003年(平成15年)に『社会のあらゆる分野において、2020年までに、
指導的地位に女性が占める割合が少なくとも30%程度となるよう期待する』との
目標を掲げて取り組みを進めてきましたが、現実にはその目標は未だ達成されず、
特に政治分野においては衆議院議員9.5%、参議院議員20.7%と
世界191ヵ国中157位と世界の最低水準にあります。(2016年8月)
地方議会においても平均12.1%です。

女性の参画が遅れている分野においては、まずは将来指導的地位に成長していく
女性の人材プールを厚くするため、・・・将来の30%に着実に結び付けていく
ことが重要であること、特に、政治分野における女性の参画拡大は重要である。
民主主義社会では、男女が政治的意思決定過程に積極的に参画し共に責任を
担うとともに、多様な意思が政治や社会の政策・方針決定に公平・公正に反映され、
均等に利益を享受することができなければならず、新たな制度の構築や制度の
抜本的な見直しが行われる中で、女性の関心事項を含め、男女共同参画の推進に
向けた政策・方針を政治的な優先課題に反映されることも重要であるとしています。


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