斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

意見書が可決されました

2020-06-18 23:38:29 | 政治
6月11日から始まった第5回ニセコ町議会定例会は18日閉会し、
提出した「選択的夫婦別姓制度の導入を求める意見書案」は
総務常任委員会に付託され修正議決され本会議で今日可決
されました。
意見書を掲載します。

選択的夫婦別姓制度の導入を求める意見書

現行の民法では夫婦別姓での婚姻が認められていません。
婚姻の際96%が夫の姓となり、結婚後も同じ姓を使い
たいと願う女性は、望まぬ改姓、事実婚、通称使用など
による不利益・不都合を強いられています。
最高裁判所は2015年12月16日に、民法の夫婦同姓規定を
合憲とする一方、選択肢が設けられていないことの不合理
については裁判の枠内で見出すことは困難とし、国民的議論
により検討されるべきであると民法の見直しを国会に委ねました。
別姓を望む人にその選択を認める選択的夫婦別姓制度の導入を
求める声は、切実で提訴が相次いでいます。世論調査でも
賛成が7割近くを占め、反対を上回っています。
世界で夫婦同姓を法律で義務付ける国は日本だけです(2015年政府答弁)。
国連女子差別撤廃委員会は、条約に照らし合わせて、夫婦の
同姓を規定する法の改正を繰り返し勧告しています。
国は別姓を選択する自由を認める選択的夫婦別姓制度の導入を
求める声に応え実現すべきです。

よって、国会及び政府に対し、民法を改正し、選択的夫婦別姓制度
の導入に関し国会で審議することを強く要請します。
以上、地方自治法第99条の規定に基づき意見書を提出します。

令和2年(2020年)6月18日

            北海道ニセコ町議会議長 猪 狩 一 郎

提出先 衆議院議長 参議院議長 内閣総理大臣
総務大臣 法務大臣 内閣官房長官

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