小春奈日和

赤ちゃんは、人間は、どのように言葉を獲得するの?
わが家の3女春奈と言葉の成長日記です。

言葉を手に入れつつあるぞ

2012年03月27日 23時26分25秒 | 日記
2008年9月22日(月)(0歳5か月)


 春奈、寝る時にぐずりだす。

 その声を聞いていると「いやだ、いやだ」と言っ
ているように聞こえる。

 泣き声にも表情みたいなもので表れはじめたよ
うだ。


2008年9月23日(火)(0歳5か月)


 今日は祝日なので昼間にヒッポのファミリーをやっ
た。
 普段は夜の7時から9時がファミリーの時間である。

 昼間ということもあって、いつも使わせてもらって
いる講座室が空いておらず和室でファミリーをやった。

 春奈があおむけに寝っ転がったまま、体をずらして
畳の上を動きまくる。

 まるで上下を逆にした芋虫のようだ。しかし、まだ
寝返りさえもできず、這い這いもできない春奈がこう
やって動きまわるのを見ていると、

 「自然はね、不格好なの。不格好でも動きたい、動
こう、とやっていると、いつの間にか歩けるようにな
るんだよ」

と、春奈に言われているような気がした。

 春奈は自然のうちに、言葉の原型のようなものを手
にしつつある。


2008年9月24日(水)(0歳5か月)


 春奈の喋る言葉のリズムがおもしろい。

 特に語尾のあたり。

 よく大人が春奈に、

 「笑ってんの~?」

だとか、

 「眠たいの~?」

と、話しかけている、その口調にそっくりのリズムで
喋るのだ。

 自分の周りで話されている言葉のマネっこを始め出
したようだ。

 やっぱり春奈は言葉を手に入れつつある。

中部お父さん会に行ってきました

2012年03月27日 23時21分06秒 | 日記
2008年9月21日(日)(0歳5か月)


 名古屋で開催された、ヒッポの中部お父さん会に
家族みんなで行ってきた。

 ヒッポのお父さんたちは、赤ちゃん好きな人が多
いのか、みんな春奈にかまってくれる。

 いや、ヒッポにかぎんなくても赤ちゃん好きの男
の人は意外に多いのかもしれないけど、それでも
他人の赤ちゃんにかまうのは二の足を踏んでしまう
かもしれない。

 その点、女性の方が見ず知らずの赤ちゃんにも
かまったりする人が多いのは、ある意味、知らない
相手に話しかけることに男性より抵抗がない、とい
うことなのかもしれないね。

 春奈も春奈で、初めてあるオヤジたちに囲まれて
も平気だし、笑顔を返したりしている。

 その光景に、成人した春奈がヒッポのおやじたち
と酒を飲み交わしている情景が僕の頭の中で浮かん
だ。

 みんたも20代前半の頃、職場のオヤジたちとよく
立ち飲みに行っていたとか。春奈もそうなるのかな?

トイレにある手紙は・・・

2012年03月26日 22時59分16秒 | 多言語
2008年9月19日(金)(0歳5か月)


 近頃の春奈、人が何かを食べていると、じっと見る
ようになった。

 食べ物に関心を持つようになったのかな?

 本人はまだ母乳しか飲んでないのだけど。
 
 粉ミルクも飲まない、と言うか哺乳瓶がきらいな
ようだ。
 口をつけた時の感触がいやなのか味がいやなのか、
その辺はよくわからない。

 ともかく哺乳瓶に早く慣れてほしいものだ。
 でないと、みんたがいない時に腹を空かせられる
と困る。


2008年9月20日(土)(0歳5か月)


 久しぶりに和歌山市のファミリーに行った。

 時間があったから和歌山城に寄ることにした。

 関西人なのに今まで和歌山城に行ったことがな
かった。

 ま、いつでも行ける、という気持ちがあったから
だろう。
 そういう距離にあるものに限って行かないものだ。

 和歌山城はちょっとした山城なので、ベビーカーで
行くわけにはいかず、しょーがないから春奈を抱いて
山を登った。

 春奈を抱いての登城はけっこうきついものがある。

 本丸のトイレに入ったみんたが、出てくるなり、

 「中国語や韓国語で注意書きがしてあった。中国語
では本当にトイレットペーパーのことを手紙って書い
てあったよ」

と、言った。

 前に僕が、中国語で「手紙」はトイレットペーパー
のことだ、と話したことを覚えていたらしい。

 同じ漢字の国でも、日本とは意味が違うことが多々
あるものだ。

 今の「手紙」もそうだけど、中国語で「芸人」は
芸術家のことだったりする。

コーヒーとタオルケット

2012年03月25日 22時23分33秒 | 日記
2008年9月18日(木)(0歳5か月)


 仕事を終えて帰宅すると、ゆうきに、

 「お父さん、くさい」

と、言われた。

 え!?今なんて言われた?娘にくさいと言われた?

 一瞬、思考が停止した。

 「お父さん、コーヒーのニオイがする」

 ああ、なんだ、コーヒーか。でも、それは、「くさい」
とは言わないのじゃないかね?

 「コーヒーてくさいか?いい匂いなんちゃうん?」

と、訊くと、

 「ゆうきにとってはくさいの!」

と、強く主張してきた。

 たしかに、感性は人それぞれだ。
 考えてみれば、いい香りだとか臭いとかは、周囲の
みんながそう言うから無意識のうちに、これはいい香
り、これはくさい、とか感じるようになっただけなの
かもしれない。

 風呂からあがると、りえが、洗濯したてのタオルケッ
ト2枚を順に鼻をあてて、

 「こっちがゆうきのだ。ゆうきのニオイがする」

と、片方をゆうきに渡した。

 おまえは犬かっ!

 僕には嗅ぎ分けできない。

 前に書いたと思うけど、外国語はみんな「外国語」で
括ってしまう人がいて、そんな人はそれぞれの言葉の違
いがわからない、僕は花は全部「花」だけど、みんたは
何の花なのか区分けできる。

 区別できることは奥行きを持つことなんじゃないかな?

 同じ洗濯済みのタオルケットでも、誰のものかわかる
なら、持ち主の顔が浮かぶんだろうな。

 僕たちヒッポの会員は、少なくとも20の言語は聞きわけ
ることができる
から、例えばテレビのニュース番組からタイ語が聞こえて
きたなら、 「あ、タイ語や」と、分かるし、それから、
 「うちに来たタイの人たち元気にしてるかな」
と、わが家にホームステイしたタイの人たちの顔が浮かぶ。

 これが、僕の言う、奥行き、である。

 ただかなしいかな、匂いに限れば僕の場合、奥行きは持
てないのだけど。

ソックリ歌ったつもりだけど

2012年03月25日 15時56分32秒 | 日記
2008年9月17日(水)(0歳5か月)


 今日は風呂の中で春奈が泣きだした。

 あやしてみたけど泣きやまない。

 無意識のうちに、以前ゆうきがよく春奈に歌って
聞かせていた、ゆうき作詞作曲の、

 「春奈ちゃん泣かないで~♪みんな春奈ちゃんの
ことが大好きだから~♪」

という歌を口ずさんでいた。

 すると、浴室の扉がガラッと開いて、ゆうきが
冷たい目で、

 「気持ち悪い歌、歌わんといて」

と、言った。「え?」これって、ゆうきがよく歌っ
てた歌なんですけど・・・???

 なんで、僕がゆうきに冷めた目でみられアカン
ねん!?

 ゆうきの中では、自分が歌っているものと僕が歌っ
たものとでは違う歌に聞こえたのかもしれない。

 ヒッポの生メタ(ヒッポのストーリーCDをかけず
に生でCDの1場面を言うこと。歌でいうところのア
カペラ)でも、自分が歌える場面を他の人が歌ってい
るのを聞いた時に、

 自分が歌っているのとはちょっと違うぞ

と、感じる時があるけども・・・。

 だから、もしかすると、僕が歌ったのが、実はゆ
うきが歌っていたのと少し違っていた可能性も捨て
られない。

 ヒッポの生メタでもそうだけど、結論は自分が
歌えている、と思えるかどうかなんだろうけどね。