小春奈日和

赤ちゃんは、人間は、どのように言葉を獲得するの?
わが家の3女春奈と言葉の成長日記です。

赤塚不二夫ギャグワールドも・・・

2012年03月17日 22時42分07秒 | 日記
2008年8月30日(土)(0歳5か月)


 今日で春奈、生まれて満5ヶ月。
 
 明日31日はお義父さんの四十九日だ。

 それはお坊さんのスケジュールの関係で午前中に行われる。
 だから、今日の夕方から、姫路にあるお義母さん宅に泊まらせてもらう
ことにした。

 お義母さんは、「春ちゃん、春ちゃん」と言って春奈のことを可愛がっ
てくれるけど、いつの間にか、
 「ハナちゃん」
と、春奈に話しかけていた。「はるちゃん」より「はなちゃん」の方が
言いやすい音のか?

 幼児の言い間違いと言うのは、発音しやすい音に変わってしまう現象で
もある。
 大人も年配の人になると同じ事が起きるのか?HARUよりはHANA
の方が発音はしやすいようだけど。


2008年8月31日(日)(0歳5か月)


 お義父さんの四十九日と納骨は無事にすんだ。

 帰りの車の中で、ゆうきとりえに、

 「小さい頃いとこが『天才バカボン』のレコードをくれてね、1番の歌詞が、

♪西から昇ったお陽さまが 東に沈~む~♪

って出だしで、おかげでずっと、太陽は東から昇るんやっけ?西からやっけ?
って、こんがらがったよ」

と、話しかけた。たけど、ゆうきもりえもまだ方角がよくわかっていないから、
反応が返ってこなかった。

 「あと、4番やったかな、5番やったか忘れたけど、今の『西から昇ったお
陽さまが・・・』って部分が、

 ♪赤でスタート黄でダッシュ だから事故なの~だ~♪

って歌詞なんやけど、今では考えられんような歌詞やなあ」

と、言うと、ゆうきが、

 「そんなん事故になって当たり前やん」

と、しごく真面目な口調で言った。

 赤塚ギャグも現代の子供には通用しないのか、と思うと少し寂しくなった。

 昭和は遠くになりにけり。

高いとこから見ていたもの

2012年03月17日 20時55分42秒 | 日記
2008年8月28日(木)(0歳4か月)


 春奈も首が据わってきたので「高い高い」をしてみた。

 これは首が据わっていないうちはやってはいけない。

 で、初めて「高い高い」をしてやってみると、すごく喜んだ。視界
が全然違うのが楽しいか笑っていた。

 思えば僕も物心ついた頃から高いところに登るのが好きだった。

 下にいる時と風景がまったく違って見えるのが楽しかったし、鳥瞰
的に見えるから全体像が把握できるのが楽しかった。

 もっとも、幼い僕にはそれを説明するだけの言葉は持ってなくて、
オカンは僕のことを、「なんとかと煙は高いところに登る」と、よく
言っていたものだった。

 自分の子供なのにずいぶんひどいことを言っていた親だったな、と
今でも思う。
 
 もっとも、オカンは大の高所恐怖症だった。
 高いところから下を見渡すなんてことのできない人だ。

 と、言うことは、子供の頃の僕は、母親が見ることのできない風景
を見ていたことになる。

 これって、多言語が話せるのと話せないで、見えてくる世界が違う
ことに似ているような気がする。


2008年8月29日(金)(0歳4か月)


 今日は帰りが遅く、帰宅すると春奈は寝ていた。

 でも汗もいっぱいかいているし風呂に入れなきゃならん。
 可哀そうだけど寝ている春奈を起こして風呂に入れた。

 寝ているところを起こされて最初は泣いていた春奈だけど風呂に入
ると泣きやんだ。

 心なしか寝ぼけているように見えるし、地獄谷の温泉に浸かってい
るサルのようにも見える。

 こんな時の赤ん坊の脳みそはどんな風に働いているのだろう?見られ
ものなら見てみたいものだ。