小春奈日和

赤ちゃんは、人間は、どのように言葉を獲得するの?
わが家の3女春奈と言葉の成長日記です。

地震雷火事大山風

2016年09月10日 01時38分28秒 | 日本語
2013年4月26日(金)(5歳0か月)
 
 
 春奈が今日の保育所でのできごとを話してくれた。
 
 「お外で遊んでたら急に雷鳴ったからみんな右手で
おへそ押さえて走って中に入った」
 
 園児らしいなあ、と思う反面、片手でおへそを押さえ
ながら逃げるのは危険なような気がする。転んだ子が
いなかったからよかったけど。
 
 続いて、春奈が、
 
 「なんで雷さまはおへそ取るん?」
 
と、訊いてきたので、
 
 「雷が鳴る時は雨が降ることが多いんだわ。雨が降ると
涼しくなる。そんな時おへそ出して寝てたらおなかが冷えて
体に良くないから。そやから、おへそ隠して寝ぇへんかったら
雷さまに取られんで、って言うんや」
 
と、教えてあげた。
 
 ふうん、と春奈は納得してくれたけど、それにしても
園児たちが「おへそ取られる」と信じているところが
素直でかわいい。
 
 本当に怖いのはおへそを取られることよりも雷の方なの
だろうけど。
 
 まあ、雷は大人でも怖がる人が多いからね。
 
 何しろ、昔から「地震雷家事親父」と言うくらいなのだから。
 
 ところでこの言葉、本来は「地震雷家事大山風(おおやまじ)」
だったらしい。
 
 大山風とは台風のことである。
 
 つまりは、災害として怖いものを並べた言葉だったわけだ。
 
 ただ、「じしんかみなりかじおおやまじ」と言うのは語呂が
悪くて、いつしか「じしんかみなりかじおやじ」と言うように
なっただけらしい。
 
 言葉というものも時代とともに変化していくものだから。

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