![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/3e/c798a1904a2667a53a4ae19917df5d87.jpg)
ちょいと時間ができたので
たまには滅多に足を伸ばさない方面に行ってみようと
銀座の8丁目の方に向かって歩き出した。
時間は14時を回っていたので
ランチタイムを意識しないお店を
探さなければならない。
丁度、博品館の裏手を歩いていると
記憶の隅に押しやられていたお店が現れた。
珈琲だけの店 ランブル。
珈琲界の人間国宝こと
関口さんが経営する珈琲愛好家の聖地だ。
丁度、店先で豆を煎られていたのを見て
空腹が満たされた後だったらとの溜飲を残し
こちらのお店のお話を次回に繰り越させていただいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/47/0d6a4ee048c0175f5422df57eb9e66be.jpg)
せっかくだからもう一言だけ言わせていただくと、
せっかく銀座に来たのなら、
このお店の珈琲は1度と言わず2度3度、
飲んで帰るべし。
一杯¥1,000近い珈琲を
ありがたく飲ませてくれるお店は
中々あるものではない。
私はエスプレッソが好きなので
自宅では3台目のマキネッタを愛用しているが
関口さんがお奨めするネルドリップ(布フィルター)で
雫をコントロールしながら淹れられた珈琲は
スタバ世代の方々ならば間違いなく
目が飛び出てしまうだろう。
ランブルとの距離がシトシトと遠のき
博品館脇の新橋との国境に差し掛かった所で
数年前の記憶がフラッシュバックした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/30/c503caf3c2b32ab35f1d65f8c573ea1a.jpg)
ギンザナイン2。
地下のレストラン街の感じが
どうもポートピア連続殺人事件の
最後の迷路を思い出させてくれると
7年前にも感じたことを思い出したのだ。
ファミコン世代じゃない方には
こいつは何を言っているのだと
首しか傾げさせないような言葉だが
世の中は広い。
どこかに私と同じツボを
持った方もいるのだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/e6/78b49692f2885a116fcfdb12e32413f1.jpg)
その地下迷宮に入り込み
暖簾を下ろしたお店たちを横目に見ながら進むと
7年前と同じように時間外れに
開いているお店があった。
はと屋。
ご存知な方も多いであろうこちらのお店。
私はこの暖簾が秀逸だと思う。
こいつを見て鳩サブレを
久々に食べたくなったのならば
ここは私とツボがおんなじと言うわけだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/3a/3c1f0881d14b8305118c1e4ce7517a20.jpg)
ショーケースにズラリと並べられた
大人のお子様ランチを眺めながら
相も変わらず男心の真芯を捉えたお店だと感心する。
そう、男はオムライスだけじゃ駄目なのだ。
このオムライスと○○というやつを
あーしよう、こーしようと思案に駆られる姿が
真の「男って単純よね」と後ろ指を指される姿なのだ。
・・・そういえば、前回が
オムライスとハンバーグだったような・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/a2/820057805363641ebfc97f8ae4fc1f80.jpg)
確信も味の記憶も思い出せなかったのだが、
今日は一目惚れの一品をいただくことに
させていただいた。
ウインナーナポリタンセット ¥950
ナポリタンの上にのったウインナーとのセットでなく、
さらにカキフライ、イカフライ、アジフライ、
魚フライの心憎さ。
特にアジフライと魚フライという、
具体と抽象の掛け合いなんかも
本能を存分に擽ってくれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/09/406229a75046adbfb50c0c9d99b747f2.jpg)
店に入り、腹が減っていることを
大盛りという言葉で告白し、
調理する後姿を見守る。
揚げ物は全て注文を受けてから揚げていた。
油の色で多少使い込んだ油であることを察したが
お店の雰囲気がそんなことを全然気にさせない。
スパゲッティは茹で置かれたものを
炒めなおす効率を意識したナポリタンだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/3a/a436bafc81a2c66d2a4baa39313984e9.jpg)
数分して、見本と
ほぼほぼ同じ姿でやってきたのがコチラ。
こいつがはと屋のウインナーナポリタンセットだ。
写真からは外れているが
こいつにと味噌汁で一揃えだった。
ただし、味噌汁については
コメントを避けさせていただきたい
ものだったのだが・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/14/95426fc433c736646b794eb7152b2d97.jpg)
スパゲッティの上のウインナー。
色があまりよろしくない。
パクリとやると・・・
旨いとは言えない。
添加物の苦味を強く感じるのが
その原因なのだろう。
カップで盛り付けられた
ちょびっとごはん。
これには再び男心が目覚める。
ラーメンなんかを食べても
必ず小ライスをつけてしまう私のような方。
図星でしょ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/3e/c798a1904a2667a53a4ae19917df5d87.jpg)
牡蠣フライ以外は及第点だった。
とはいえ、昔ながらなお店としては
5年ほど前までならばこれでも繁盛したのだろうが、
最近は頑張っている洋食屋さんが
どんどん出てきている。
生意気を言うようだが、
過去の記憶に固執すると
必衰の道を辿りかねないので
今後も頑張って欲しいと思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/51/4aacb361bd0dc4778909ac9c4025a08c.jpg)
スパゲッティの麺は太い。
茹で置きなので伸びているが
油で火入れをし、表面に作られた膜で
食べ応えを作り出している。
ナポリタン自体の味は中々に優しい。
ただし、もっとケチャップと
上手に付き合っているお店もあるので
こちらもツボに頼り続けないで
いただきたい所のひとつだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/28/4c82cf184e4fb27805049be3049d04ca.jpg)
アジフライを喰らう・・・
うん。やはりアジは旨い。
魚フライの方は加工食品などに使われる
シイラやらマヒマヒといった魚なのだろうが、
アジフライに対して魚フライというのはやはり・・・
フライのひとつひとつは
具材の質をカバーするような
カラリと上手に揚げられたものだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/3a/d0c203461504108073e0ac92bed9aa5b.jpg)
懐かしさに駆られて来てみたが
今も昔と変わらぬ思い出の記憶のままだった。
潰れて欲しくないので正直に言うが
今のままでは時代に取り残されてしまいそうだ。
懐かしさを求める客だけを相手にしていては
商売にはなる訳がないので、
男のツボを押さえた料理を
さらに昇華させていただきたい。
ご馳走様でした。
はと屋
中央区銀座8-5ギンザナイン2 B1F
TEL03-3572-1928
月~金 11:00~21:15
土・日・祝 11:00~17:00
日曜定休
ウインナーナポリタンセット ¥950
甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★▲☆
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・・・ あっ、ありがとうございます。・・・
それでは明日もお会いしませう
ランブルの関口マスター、現役でコーヒー豆を焙煎されているのですね。
もう、90歳も半ばだと思うのですが。
私も、100歳近くになるまで、コーヒー豆の焙煎ができたら幸せなんですが。
と考えていて、その歳になれば、関口マスターの食品加工に関する科学的知識に追いついているだろうかと、いつも自問自答したりしています。
地下迷宮のそのまた向こうへ
どんどん歩まれていかれるお姿、
川口浩みたいにどんどん引き込んでいきますね。
またまた新発見させていただきました。
ぶっといスパゲッティーにビックリ
ちょびっとごはんに
妙にオバチャンもそそられます。
トルコライスを思い出してしまいました。
ナポリタンに、フライ…。
そそられます。
こういうの結構好きなんですよ、本当は!!
しかしながら、この歳になると…
体重、体脂肪などが気になり中々手を出しづらくなったのも確か…。
その昔、営業職で都内をガツガツ歩き回っていた頃は
こういうゴハンをガッツリ食べて
頑張ってましたね~。若かりし頃の想ひ出…。
おばさんも、懐かしく…ツボ!
ポチッとしていきます。
おはようございます。甚平です。
珈琲店の方から見たランブルの位置づけ。
気になります。
同じ豆で煎れる珈琲が
煎れ方次第で雲泥になることを
このお店が教えてくれました。
正直、前はドボドボお湯を注いだりしていたのが
随分と慎重になったりしたのです。
すごいお店ですね。
おはようございます。探検隊の甚平です。
川口浩。懐かしいですね。
小ライスを無造作に盛らずに
カポッとやるあたり。
この一手間で随分と
見た目が美しくなるのですから
子供向けと言わずに色んなお店も
懐かしい感じを醸し出して欲しいですね。
皆さんに一番ご覧になっていただきたいのは
新橋の某地下迷宮。
そのうちお届けしますね。
おはようございます。甚平です。
メタボの基準がウエスト85センチ以下とは
逆立ちしても難しいと嘆いている今日この頃。
気にせず食べて運動をと
開き直っております。
営業。
結構、私も動いているのですが
一向に痩せる気配がありません。
もっと燃やさなきゃ駄目ですね。
ふと麺のパスタが魅力あり。
コーヒーに1000円は出せないな~
ぽちっと!
こんにちは。甚平です。
¥1,000近い珈琲。
私も昔はありえないと敬遠してましたが、
飲んでみるとあらびっくり。
スタバを3回我慢して行く価値は
十二分にあると思われます。
ただし、マグロ君は子持ちのパパさん。
私も子供が生まれたら
そんなことを言わなくなるのかも
しれませんね。