江川(えかわ)珈琲店の出来事

ekawacoffee blog、エカワ珈琲店の備忘録・雑記帳です。

引越し先のブログ案内

2011年08月09日 15時20分13秒 | エカワ珈琲店いろいろ
2011年8月1日より、『エカワ珈琲店の出来事』は「はてなダイアリー」に引越しました。

 >>> はてなダイアリー『エカワ珈琲店の出来事』

2011年8月以前の記事についても、ゆっくりと、もう一度点検しながら、はてなダイアリーの『エカワ珈琲店の出来事』に転記して行くつもりです。
転記した記事については、gooブログの「エカワ珈琲店の出来事」から削除して行きます。

コーヒー豆の比熱とシーベルの式と

2010年05月15日 23時17分55秒 | エカワの珈琲論
物質の比熱は、その物質を構成する原子・分子の組成によって変化します。
全体の構造や密度は、熱伝導率の場合ほどには重要な影響を与えません。

水分含量は、水の比熱が大きいというだけでなくて、吸着熱というものもあるので、比熱にとっては、とても重要な影響因子です。

1粒のコーヒー豆を測定した比熱と、ひとかたまりのコーヒー豆を測定した比熱とを比較すると、1粒のコーヒー豆の比熱のほうが、ひとかたまりのコーヒー豆の比熱よりも、かなり大きな数値となります。

その理由は、コーヒー豆を加熱乾燥すると、コーヒー豆の内部で非可逆的なエネルギーの吸収反応が起きるからです。
ですから、1粒のコーヒー豆の比熱の測定値というものは、吸収熱量と考えた方が良いと思います。
吸収熱量というのは、単位質量あたり、単位温度を上昇させるのに必要な熱量です。

食品を構成している物質は、水と固形物であるところから、1892年、シーベルは食品の比熱を、その食品を構成している水と固形物の比熱の和で表わす、という考え方を提唱しました。

食品の比熱は、その食品を構成する水と固形物の、それぞれの比熱の和を越えることがないという考え方ですが、結合水の存在を無視した考え方だと捉えられています。

≪シーベルの式≫
凍結点以上の食品の比熱
C=0.008М+0.20
凍結点以下の食品の比熱
C=0.003М+0.20

Мは、湿潤材料基準の水分(%表示)
乾燥固体の比熱は、0.2で一定
氷の比熱は、水の約2分の1だから、凍結点以下の食品の比熱は小さくなる。

≪例≫
小麦の水分4%の時の比熱
C=0.008×4+0.2=0.232
リンゴの水分84%の時の比熱
C=0.008×84+0.2=0.888
実測した比熱は、小麦が0.32、リンゴが0.92です。

水分の高い物質の比熱は、シーベルの式の計算値と、それほど変化がありません。
低水分の物質については、シーベルの式は、あまり正確ではありません。




エカワ珈琲店WEBサイト
江川珈琲店オンラインストアー
エカワ珈琲店/店舗営業案内

カフェ開業ブーム、都会から地方都市へ

2010年05月14日 23時40分18秒 | 珈琲・飲食ビジネス
2000年前後、東京・横浜といった都会では、カフェブームというのかどうか分かりませんが、カフェの新規開店が相次いでいました。
で、その頃、カフェ経営者や開業希望者向け雑誌の創刊を企画していた出版社は、創刊にあたって、まずカフェの経営者に、カフェを営むことの意味を聞いて回ることから始めたという話を聞いたことがあります。

それから10年の年月が経過して、都会でのカフェ開業ブームは、とっくの昔に終了していて、その代わりに、地方都市で、カフェ新規開業ブームのようなものが起こっているとのことです。

そういえば、ここ和歌山市でも、カフェ業態のお店の新規開業が目立っています。
だけど、小奇麗な店舗で看板にカフェと書いてあるだけで、お客さんが殺到するはずがありません。

高レベルの商品を提供する努力は常識で、それにプラスアルファーして、店舗価値を高める努力を常に心がける必要があるみたいです。

提供する商品のレベルアップと店舗価値のレベルアップ、これについては、カフェ業態だけでなくて、小規模零細店舗が生き残るのに必須の条件なのだと思います。
他力本願の静的な商売ではなくて、自力本願の動的な商売でなければ、これからの時代、小規模零細店舗の生き残りは難しいのだと、我がエカワ珈琲店ですが、最近になって、はっきりと悟ることができました。

もう少し早く悟っていれば、今頃は、もう少し裕福な生活が出来ていたのにと思うと、ちょっと後悔するわけですが、過去は過去ということで、これからの商売にはマーケティングの考え方を積極的に取り入れようと考えているわけです。

  

  

喫茶店もプライベートブランドを作ろう

2010年05月13日 23時37分01秒 | 珈琲・飲食ビジネス
小規模な零細喫茶店事業者の成功する秘訣、それはプライベート・ブランドを持つことなのだそうです。
日本での話しではなくて、アメリカでの話しです。

アメリカの外食市場ですが、成熟化してしまっている市場なのだと思います。
成熟化している市場では、「誰かが得をすれば、誰かが損をする」ゼロサムゲームの競争が繰り広げられることになります。

そのゼロサムゲームを繰り広げているアメリカの外食市場ですが、生存競争の塊のような大手・中堅の外食企業が優位に立っているかというと、インターネット内の情報から推察すると、どうも、地域のチェーン店や個人店などの小規模零細店舗の方が優位に立っているみたいです。

アメリカでは、小規模零細の飲食店舗であっても、店舗や商品とお客さん(生活者)との関わりを構築するマーケティング活動を導入しているみたいです。

たとえばコーヒーです、全国的に名前の知られているコーヒー屋さんのコーヒー豆を使っているのを強調したとしても、ただそれだけの事で、お客さんが何回も何回も来店してくれるはずがありません。
商品の値段が安いことだけを強調しても、お客さんの反応はもうひとつです。

他力本願ではなくて、この店のコーヒーが好きだとお客さんに思ってもらう必要があります。そのためには、完璧なコーヒーを作る技能を磨く必要があるわけです。
でも、それだけでは、単なるコーヒーの美味しい店にすぎません。
プラスアルファーのマーケティング活動を実施することで、店のブランドを構築していく必要があるわけです。

その一つの方法を、創業14年の喫茶店チェーンの経営者が、コーヒーとお茶の専門雑誌のインタビューで教えてくれています。

店のロゴマークを作ること、コーヒーカップやデザートのお皿にロゴマークをつけること、ロゴマーク入りのマグカップを作って販売すること、ロゴマークを印刷したシャツを販売すること、ポイントカードを作ること、店内で販売するテイクアウト商品にはできるだけロゴマークをつけること、そして包装紙や袋には必ずロゴマークを貼り付けること、などなどです。

日本の外食市場も、アメリカと同じで成熟化してしまっているわけですが、日本の小規模零細の飲食店・喫茶店の場合、まだまだ市場が成長していた時と同じような商売をしているのだと思います。
ですから、ゼロサムゲームの市場では、生存競争の塊のような大手・中堅のチェーン店が優位に立っていて、小規模零細の飲食店・喫茶店が追い詰められているのだと考えたりします。

アメリカとくらべると、日本の小規模・零細の飲食店・喫茶店ですが、マーケティングのレベルで相当に劣っているみたいです。
そろそろ、日本の小規模・零細の飲食店・喫茶店も、マーケティングに目覚める必要があるのだと思います。

成熟化している市場で、マーケティングを考え無いで商売を営むのは、無謀以外の何者でも無いと思います。
もうすぐ、日本の喫茶店業界でも、プライベート・ブランドの時代がやって来るかもしれません。

【参考サイトです】
プライベート・ラベルを作ろう



エカワ珈琲店WEBサイト
店舗営業案内
珈琲情報館

デジタル社会の光と影

2010年05月12日 23時12分29秒 | エカワの商売論
インターネットの急速な普及に代表されるデジタル社会ですが、光の面と影の面があるとされています。

日ごろの生活や経済に、プラスに作用する面とマイナスに作用する面が存在すると考えられているわけです。
新しい産業や仕事が生み出されて、経済活動が活発化するというのが、経済面での光だとすると、自動化や中間過程の消滅で人々の仕事が減少するということと、企業や店舗が広域的な市場競争にさらされるということが、経済面に負の影響を与える影だと考えられるわけです。

でも、考えてみれば、我がエカワ珈琲店ですが、インターネットが普及したデジタル社会の影の部分を利用することで、廃業寸前の状態から立ち直ることができて、今なお、零細生業の自営業者として生き残っています。

デジタル社会以前の社会で疎外されていた経済的弱者たる零細生業店には、デジタル社会の光の部分も影の部分も、どちらもプラスに作用してくれています。

ということで、推測ですが、デジタル社会の経済的な影の部分の影響をまともに受けるのは、上質の情報を優先的に手に入れていた経済的強者に属する企業だと考えたりしているわけです。

経済的弱者の零細生業店は、デジタル社会を利用することで何とか生き残っているのですが、経済的強者に属する企業の場合、デジタル社会に上手く適応できなければ、存亡の危機を経験することになる可能性もあるのだと思います。
デジタル社会はなぜ生きにくいか (岩波新書)
徳田 雄洋
岩波書店

このアイテムの詳細を見る




エカワ珈琲店WEBサイト
江川珈琲店通販ストアー
珈琲情報館