![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/10/f65ea5acba359f2e3d8fcd56787151dc.jpg)
旅先でのアクシデント。
無縁な方は生涯その道を進んでいただきたいのだが
私は今回が3度目のアクシデントだった。
1つ目は22歳の時にグレイハウンドのバスで
アメリカ大陸横断をした際に乗り換えのアルバカーキの街で
体だけ乗り換えて荷物を載せ換え忘れるという
大チョンボを。
あの時は相当あせったのだが
火事場のクソ力とはよく言ったもの。
拙い英語を総動員して荷物を載せたバスが
メンフィス経由でセントルイスに着くという言葉を
何とか理解して、先回りしたセントルイスで無事再会を
果たすことができたというものだった。
2つ目は相当前にこの日記でもお話をした
タイでお財布をスラれるという真っ青なもの。
今回の3っつ目は今までで
一番大したことがなさそうなものなのだが
身寄りのない旅先で1人38度の高熱を抱えるのは
相当にシンドイ思いをさせられた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/91/00be3744775181a3a60139be6a4f7a3e.jpg)
結局、金沢2泊の後に行くつもりだった
能登は金沢で寝たきりという日程に組み変わり、
あくる日にご覧の福井城下にやって来た。
昔の城跡の多くは官公庁になることが
多いのだと聞かされていた記憶は、
この福井城を見ると何の抵抗もなく頷かされてしまう。
福井城跡は県庁に県警本部が鎮座しており
昔の人が登城する際の緊張感を違った形で
味あわせてくれるのだ。
平日の仕事を放り出した旅は
例の如く観光を許してくれず、
福井初日は夜10時過ぎまでホテルに篭りきって
ようやく開放されたその足で福井最大の歓楽街。
片町に繰り出したのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/ff/a13d6ff1240385627552306f3583c1d9.jpg)
金沢でも片町がきっての
歓楽街だったことは全くもって偶然ではないようだ。
お城の片側から川に向かって増えていった
集落を片町と呼ぶようになったというようなことを
何だかの本で読んだことがあるのだが、
全国各所にこの片町という町名が存在するのは
街が開けて最初に人が集まった場所が歓楽街化している。
そんなところではないだろうか?と思っている私の記憶も
あながち嘘ではないのじゃないかという訳だ。
病み上がりで都合3食を
ビタミンウォーターやらで代用したこともあり
体が食物を猛烈に求めていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/00/52995371e6906a220ea0972ed43976f6.jpg)
最初に訪れたのは天菊という
天麩羅屋さんだったのだが、
残念無念。
ご覧のように写真が上手に取れなかったので
今回、は手短に済まさせていただく。
素材を短時間でギュっと封じ込めた天麩羅は
揚げ上がりもとても軽やかで北陸の魚を味わうのには
中々に良いお店だった。
私は塩で食べたので天丼なんかを頼む方に言っておくと
素材を殺さない強すぎないタレの味は
丼にした時もしつこくなく、
美味しく食べさせてくれるだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/d3/038193349a7b15e7a8d85585cae09ee2.jpg)
天菊を出てすきっ腹に純米酒で、
ホロ酔いを通り越した視界で向かおうとした先は
焼き鳥の名店秋吉。
しかし、東京でも食べれるお店の発祥を味わうよりは
ご当地モノをと思い直し、江戸っ子では考えられない時間に
暖簾をだしている蕎麦屋にもぐりこんだのだ。
越前そば片桐。
この店の向かいにも同じように
深夜に暖簾を出す蕎麦屋があるのだが、
中に入るとなるほど。
燗守がいるのだ。
場所柄ということもあるのだろうが、
昔は酒のつまみに蕎麦を喰っていたなんて話を聞くと
昔ながらが息づいていると
この店に飛びこんだ甲斐を感じた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/ce/fc2ceb7837dc5a0f8ea843d64f0786ad.jpg)
頼んだメニューは熱燗と
福井といえばのおろしそばなのだが、
メニューを見ると自然とおろしそばに目が行くあたりは
思わずやるねぇと背中を叩きたくなってしまった。
おろしそば ¥650
かけそば ¥650
ざるそば ¥800
天おろし ¥1,000
かけそばとおろしそばは同じ¥650で
かけだったらおろしだよなぁと
独り言が聞こえてきそうなのだ。
熱燗をすすりながら仕事に見入っていると
目の前で注文ごとに茹で上げられる蕎麦の姿が
先ほどの天麩羅たちをすっかりと消化してくれた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/69/5e3f4e26522c2891debcca93cacd0b66.jpg)
お客さん県外の人でしょ?と
写真をバチバチ撮っている珍しい客に
よくかき回してガッと喰うのが流儀だと教えてくれた。
太切りにされた蕎麦に
辛味大根をようく絡めてパクリ・・・
旨い。
本場のピリリと辛味が利いた大根が
食欲をどんどん増長させてくれるというのも、
もちろんなのだが私は次の日に食べた
いくつかの食事と合わせて考えると
福井の方々は鰹節が相当に好きなんだろうなぁと
旅を終えてみて改めて感じさせられたのだ。
正直、いろいろな食べ物で
鰹節が強めに利いていた。
流石に酒の肴がそれほど充実している訳ではないので
東京で言うと飲んだ後の〆にラーメン屋で一杯。
なんてことを
福井の方々は越前そばで〆るか!となるのだろう。
ご馳走様でした。
越前そば片桐
〒910‐0023福井県福井市順化1-17-1
TEL0776-21-3147
17:00~2:00(うる覚えなので定かではありません)
おろしそば ¥650
甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★☆☆
・・・おっ、お代官様ぁ!甚平に愛のムチを・・・
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・・・ あっ、ありがとうございます。・・・
それでは明日もお会いしませう
大変した。元気になられて良かったです。
お寿司の写真から
カメラ変わってないかな?
すごく、おいしそうに撮れてるのですが..
アムニンニの記事へ
コメントをありがとうございました
本当にせつないことで、何よりも残された
ご家族のことを思うと、気の毒でなりません。
実は奥様、シェフらしいのです。
だから、是非とも、ご家族の手でお店を
再建して頂き、お店を再建することで
悲しみを乗り越えて欲しいなと
切に願ってやみません。
たまにボクの写真も載せてね!
こんにちは。甚平です。
旅の終焉は2㎏増。
回復後ついつい食べすぎちゃいました。
カメラは変わらずリコーのGRⅡ。
まだまだ使いこなせていないのが現状です。
一眼レフの調子はいかがですか?
アムニンニ再開の際に
良い写真が撮れるように
どんどん練習しといてくださいね。