先週ご紹介した二等兵のゴン太と一緒に
とあるメーカーさんとの商談で神保町に行ってきた。
何故にゴン太かと言えば
色黒の彼は入社してからというもの、
日に日に私に追いつかんばかりの勢いで
ゴン太君体型に邁進しているからなのだ。
メーカーさんとの商談も上手い具合に纏まったので
さすがに真昼間からビールで乾杯という訳には行かず
我々らしく炒飯で乾杯することになった。
お店の名前は徳萬殿。
その量もさることながら
お味の方も神保町界隈では一目おかれた名店だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/9d/ce9a3bb62427c4ae2d7b63cca35405d1.jpg)
場所は洋食のキッチン南海や餃子のスヰートポーズのある
すずらん通りを1本お茶の水寄りに入った所だ。
ちょうど喫茶の名店ざぼうるのある通りを
小川町方面に進んでも見つけることができるだろう。
実はこのお店。
私は1年程前に読者の方に教えていただいて
気に入ってしまったお店でもあるのだ。
ちなみに今日の「はなまる」では肉特集で
これまた教えていただいたミート矢澤が紹介されていた。
ミート矢澤とフランクリンのハンバーガーは
私の行かなければならないリスト五反田部門に
しっかりと記載してあるので
そのうちご紹介できるのだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/fc/e89068d6833a6d02b03f31f0a98bbcbf.jpg)
さて、お店の話に戻るのだが
こちらのお店は2階だてで、
今日は始めて2階席に案内をされた。
乾杯用の炒飯大盛りを注文する際に
「ゴン太のお腹いっぱいになりますか?」との質問に
隣りのおじ様が黙ってご自身のぽっこりお腹で
大盛りっぷりを教えてくださった。
「大丈夫。多いけど美味しいからペロリだよ」と。
店員さんの目の前で常連客が旨いと断言するのだから
このお店は相当に愛されているなぁと感心した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/7e/fdf95d4a31b79de99c71c2a3f955210e.jpg)
5分程で1階からリフトで
大きなお山が運ばれてきた。
炒飯にザーサイ、中華スープで一揃えなのだが
試しに置いてみた楊枝がしっかりと小さく見える。
旨そうだ。
量相応にふんだんに使われているチャーシューも
これまた食欲をそそってくれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/12/6d6b82910c592c9399a2fcef40a74d59.jpg)
角度を変えるとその高さにも眼を奪われる。
日本の山で言えば富士山なのだが
エアーズロックならぬエアーズライスなんてのが
一番しっくり来るのだろう。
登山家が山に魅せられるように
私もこの山を食覇したい衝動を
どうにも抑えられなくなってしまった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/ff/49c7ee7a78b2a43d3ae543b2d433d595.jpg)
今日はまだまだ引っ張る。
くるりと炒飯を回すと
たっぷりのチャーシューがお出迎えだ。
ここの炒飯は
小さ目のチャーシューを先に炒めて
盛り付けの際にグリンピースと大き目のチャーシューで
食欲を擽るように仕上げているのだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/f6/63beb6cb70f96000064c26a4c2a815ed.jpg)
ようやくパクリと・・・
旨い。
塩の加減が何とも良い。
炒飯自体は卵の香りで食べさせるような出来で
チャーシューの塩気が花を添える。
量が量なので味付けが濃すぎると
食事を腹に運ぶ作業に変えてしまいかねないと
物申されているような感覚を覚える。
これだけの量なのに
ごはん粒の一粒一粒に油も卵も薄塩もしっかりと回り
パラリパラリと全然苦を覚えることなく
食べ進んでしまった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/be/c32979e7f8d86bdabfb220fa3672c17c.jpg)
食べているといつのまにか
炒飯の断崖絶壁ができてしまった。
今度は登山家ではなく
私の中のクライマー魂が目覚めてしまったのだが
86kgのクライマーは落石ならぬ落炒飯で
潰されるのがオチなのだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/b3/cd1a56518ad0758a3ebe9f2ae75493a7.jpg)
こんだけ炭水化物を鱈腹喰うと
その偏りっぷりで嫁の目尻も上がってしまうのだろう。
困った困ったではどうしようもないので
知恵を絞って出した答えはコレだ。
さらに喰う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/56/f646b5c4c95a4f017f39b8375285d21a.jpg)
という訳で栄養バランスの良い
レバニラ炒めを注文してみた。
「あ~た。何こんなに喰ってるのよ!」と
逆に怒られてしまいそうだが、大丈夫だ。
ゴン太と半分個にしたから大丈夫だと
自分に言い聞かせて後ろめたさを振り払った。
こちらのお店のレバニラは
レバーの素材自体はあまりよろしくは無いのだが
オーソドックスな味付けで均整の取れた料理に仕上げている。
調理されている訳だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/de/e627c181978aabf1d7f9a4a58d1e6b82.jpg)
食事中も後から後からいろんな客がやって来る。
激戦区の神保町にあってこの客の入りは
十分に人気店の称号を得ているに等しいだろう。
女性客ならば2人で3品目をシェアすれば
お腹も心もパンパンにしてくれるようなこのお店。
しばらくは通わせていただきたい。
ご馳走様でした。
徳萬殿
千代田区神田神保町1‐5
TEL03-3291-1205
11:30~15:00 17:00~22:00(土曜は15:00まで)
日曜祝日定休
炒飯 ¥750(大盛り¥100増しを含む)
ニラレバ ¥600
甚平満足度 ★★★★▲
甚平満腹度 ★★★★▲
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・・・ あっ、ありがとうございます。・・・
それでは明日もお会いしませう