銀座の甚平喰い倒れ日記

甚平を愛するサラリーマンの食生活を綴った日記。銀座界隈を中心に東京の美味しいお店をご紹介。

神保町 徳萬殿にて「巨大炒飯」をいただきます

2007-11-07 19:17:56 | 水道橋・神保町・御茶ノ水・小川町・本郷

先週ご紹介した二等兵のゴン太と一緒に
とあるメーカーさんとの商談で神保町に行ってきた。

何故にゴン太かと言えば
色黒の彼は入社してからというもの、
日に日に私に追いつかんばかりの勢いで
ゴン太君体型に邁進しているからなのだ。

メーカーさんとの商談も上手い具合に纏まったので
さすがに真昼間からビールで乾杯という訳には行かず
我々らしく炒飯で乾杯することになった。

お店の名前は徳萬殿。

その量もさることながら
お味の方も神保町界隈では一目おかれた名店だ。



場所は洋食のキッチン南海や餃子のスヰートポーズのある
すずらん通りを1本お茶の水寄りに入った所だ。

ちょうど喫茶の名店ざぼうるのある通りを
小川町方面に進んでも見つけることができるだろう。

実はこのお店。

私は1年程前に読者の方に教えていただいて
気に入ってしまったお店でもあるのだ。

ちなみに今日の「はなまる」では肉特集で
これまた教えていただいたミート矢澤が紹介されていた。

ミート矢澤とフランクリンのハンバーガーは
私の行かなければならないリスト五反田部門に
しっかりと記載してあるので
そのうちご紹介できるのだろう。



さて、お店の話に戻るのだが
こちらのお店は2階だてで、
今日は始めて2階席に案内をされた。

乾杯用の炒飯大盛りを注文する際に
「ゴン太のお腹いっぱいになりますか?」との質問に
隣りのおじ様が黙ってご自身のぽっこりお腹で
大盛りっぷりを教えてくださった。

「大丈夫。多いけど美味しいからペロリだよ」と。

店員さんの目の前で常連客が旨いと断言するのだから
このお店は相当に愛されているなぁと感心した。



5分程で1階からリフトで
大きなお山が運ばれてきた。

炒飯にザーサイ、中華スープで一揃えなのだが
試しに置いてみた楊枝がしっかりと小さく見える。

旨そうだ。

量相応にふんだんに使われているチャーシューも
これまた食欲をそそってくれる。



角度を変えるとその高さにも眼を奪われる。

日本の山で言えば富士山なのだが
エアーズロックならぬエアーズライスなんてのが
一番しっくり来るのだろう。

登山家が山に魅せられるように
私もこの山を食覇したい衝動を
どうにも抑えられなくなってしまった。



今日はまだまだ引っ張る。

くるりと炒飯を回すと
たっぷりのチャーシューがお出迎えだ。

ここの炒飯は
小さ目のチャーシューを先に炒めて
盛り付けの際にグリンピースと大き目のチャーシューで
食欲を擽るように仕上げているのだろう。



ようやくパクリと・・・

旨い。

塩の加減が何とも良い。

炒飯自体は卵の香りで食べさせるような出来で
チャーシューの塩気が花を添える。

量が量なので味付けが濃すぎると
食事を腹に運ぶ作業に変えてしまいかねないと
物申されているような感覚を覚える。

これだけの量なのに
ごはん粒の一粒一粒に油も卵も薄塩もしっかりと回り
パラリパラリと全然苦を覚えることなく
食べ進んでしまった。



食べているといつのまにか
炒飯の断崖絶壁ができてしまった。

今度は登山家ではなく
私の中のクライマー魂が目覚めてしまったのだが
86kgのクライマーは落石ならぬ落炒飯で
潰されるのがオチなのだろう。



こんだけ炭水化物を鱈腹喰うと
その偏りっぷりで嫁の目尻も上がってしまうのだろう。

困った困ったではどうしようもないので
知恵を絞って出した答えはコレだ。


さらに喰う。




という訳で栄養バランスの良い
レバニラ炒めを注文してみた。

「あ~た。何こんなに喰ってるのよ!」と
逆に怒られてしまいそうだが、大丈夫だ。

ゴン太と半分個にしたから大丈夫だと
自分に言い聞かせて後ろめたさを振り払った。

こちらのお店のレバニラは
レバーの素材自体はあまりよろしくは無いのだが
オーソドックスな味付けで均整の取れた料理に仕上げている。

調理されている訳だ。



食事中も後から後からいろんな客がやって来る。

激戦区の神保町にあってこの客の入りは
十分に人気店の称号を得ているに等しいだろう。

女性客ならば2人で3品目をシェアすれば
お腹も心もパンパンにしてくれるようなこのお店。

しばらくは通わせていただきたい。

ご馳走様でした。

徳萬殿
千代田区神田神保町1‐5
TEL03-3291-1205
11:30~15:00 17:00~22:00(土曜は15:00まで)
日曜祝日定休

炒飯 ¥750(大盛り¥100増しを含む)
ニラレバ ¥600

甚平満足度 ★★★★▲
甚平満腹度 ★★★★▲

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・・・ あっ、ありがとうございます。・・・
   それでは明日もお会いしませう