今日は午前中は実家でのんびりと過ごし、午後から花組さんを観て、その足で東京への家路につきました。
谷先生の星の王子さま。
…んむむ、これは、「星の王子さま」を読んだことのない人には、理解不能なんじゃ?(汗)
どこまでがサン=テックスの話で、どこからが星の王子さまワールドかの区別がつかないんじゃない?
私だって、昔読んだイメージしかないですが、そのイメージがあるから、あ~これは星の王子さまだ、とわかるんだけど。
無理にリンクさせてサン=テックスの人生と被せようとした分、却ってサン=テックスの生き様の部分が見えにくいんですね。
谷先生、何を描きたいんだろ??と思ってしまった(汗)。
蘭トムさんのサン=テックス。
サン=テックスと星の王子さまの世界を、自然に行き来してて、今どっちなのかと思ってしまうような、不思議な存在感。
蘭トムさんらしい兄貴な冒険野郎のサン=テックスを、もっと脚本でしっかり描いてあれば、リアルなサン=テックスの悩みや苦しみや希望が、どう物語世界に投影されてるかのメリハリがあって、共感しやすくなるのになぁ。
ランちゃんのコンスエロ。
二人の愛憎の描き方が中途半端で唐突なので、最後の和解に到るまでの盛り上がりが今ひとつ。
そもそも、コンスエロの投影が星の王子さまなのか、薔薇の花なのか、どっちかに統一しない?谷先生?
ランちゃんの王子さまは、台詞のひとつひとつがはっきりとよく伝わって、ちゃんと王子さまでした。ストンと、あ~王子さまだ~って思いましたもん。
一帆さんのギヨメ。
サン=テックスの親友としてすごく描かれているわけではないのに、ちゃんと親友に見えるところは、さすが同期の成せる技。
でも、ギヨメがなにゆえキツネなのか。…ん~あの台詞を言わせるためだけにしても、ちょっと唐突感がぬぐえない。
それこそ、やっぱりちゃんと「星の王子さま」を読み直さないと、わからないのかなぁ?
「復活」のとき、ムラで観て何かもやもやとしていたものが、東京で一変、素晴らしいお芝居に深化していて感動したので、今度もまた東京でもう一度観て、納得できたらいいなぁと思います。
ラテンショー。
いや~久しぶりに花組のショーを観た~っ♪という気分(笑)。
ガンガンオラオラな花組らしい濃さが満載で、お芝居のもやもやも吹き飛びますね(爆)。
みわっちさんが、今回でご卒業なんて信じられない…(淋)。
蘭トムさんと、一帆さんと、みわっちさんと、三人で踊ってるのを観て、この並びを観られるのは最後なんだ…としんみり。
オラオラ花組ダンスの中にあって、ひとり星組ダンスをバリバリ踊ってたキキちゃんにウケました(笑)。
キキちゃんとりりかちゃんが、元気に花組で頑張ってる姿に、ほっこり。
みーちゃんも、独特な濃いダンスでガンガン踊ってて素敵♪
息つくヒマもない、怒涛のような華やかなショーでしたね☆