さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

昨日で解決したと思った足掛け3日の便秘騒動、なんと! 4日目の今朝、その格闘はまだ続いていたのです

2020-07-08 23:51:04 | トイレ・排泄
水曜日は言語リハビリの日、それに加えて今日は9時予約で神経内科の先生による診察も入っています。
ですから、いつものように僕は6時半に起きて、朝食は食べずに、7時40分に家を出るつもりでした。
僕が起き出した気配に気づいて、さっちゃんも起きて出て来ます。

ところが、さっちゃんは何かを訴えているような、どこか急いで慌てているような雰囲気。
こんな時は、ひとまずトイレに連れて行きます。
急いでトイレに入り、パンツを脱がし、便座に座ってもらいました。

7月8日の水曜日、6時55分~7時35分。
パンツには500円玉サイズの便の汚れが付着していました。
ネバネバした感じの便。
すぐに脱がして、パンツはとりあえずお風呂の流し場に置いておきました。
(あとで、汚れはトレペで拭き取り、その後固形の洗濯石鹸で少しだけ洗っておきました)

前回の排便から7日目~9日目でしたし、昨日までの3日間でもう全て出切ったと思っていました。
何よりも昨日のデイサービスから戻った際の笑顔が格闘の終了を強く印象付けていたのです。
さっちゃんの苦闘が今日も続くのかと思うと、ちょっと可哀想でもあります。

今朝の格闘は昨日の朝とほぼ同様の様相を呈していました。
しばらくして、両太ももの間から覗いてみると、ぶら下がっているものが見えます。
トレペで掴んで、その長くて太いものを根元から折るようにして落としました。
その後は、一昨日の最後のトイレと同様でした。
出かかっているのが、何となく見えるのですが、太いせいなんでしょうね、出ないんです。

今朝のさっちゃんは昨日までよりは、大人しかったですね。
何より僕に対して当たり散らすことはありませんでした。
もちろん、苦しんで、苛ついているのはさっちゃん自身ですから、機嫌は最悪。
僕に対してもいろいろ悪態はつきますけれど、さほど酷くはありませんでした。
「どうしたらいいの?」と珍しくちゃんとした言葉をさっちゃんは繰り返し発します。
そう言われても、力強い解答を与えられるわけでもありませんから、そこは僕も辛いところ。

この頭が見えている便が出るか出ないか? は、今日の予定を大きく左右します。
もし出なければ、さっちゃんは痛みを抱え続けますから、布団で横になって、静かにしているのがいいのでしょう。
もし出ても、その先に待ち受けている事態はまだ未知数ですけれど・・・・
僕自身はほぼ今日の病院は諦めていました。
さっちゃんには昨日購入した紙おむつを穿いてもらって、家で過ごしてもらおう、そう考えていました。
後で病院には電話しておこうと考えていました。

さっちゃんは苦しげな表情を浮かべたり、ブツブツと何やら喋ったりはするのですが、なかなか息むことをしません。
息むことを忘れているのかな? とも思ったりします。
意識的に息むことは出来ずに、自然に出そうになった時だけ合わせて息む、そんな風にも見えるんです。
僕はさっちゃんに「ヴ~~~ン、って息んでみな」とけしかけてみるのですが、反応はゼロ。
こうなると、さっちゃんのお腹を両手で揉んでやって、大腸や直腸に刺激を与えるくらいのことしか出来ません。
僕自身もじっと待ち続けるしかないのです。

35分以上経過した時ですね。
さっちゃんがいきなり息み始めました。
そして、ポトン、水に落ちる音がします。
うわわわわ、僕はさっちゃんと目を合わせて、パチパチパチと拍手喝采!
そして何と! さっちゃんの表情が一変したんです。
穏やかな微笑みが浮かびました
昨日まではトイレの中でこんな表情は一度もありませんでした。

今度こそ本当の完結ですね!
足掛け4日にわたる、さっちゃんの便秘との格闘。

トイレから出て、普通に戻ったさっちゃんと病院へ出かける準備をしました。
予定より1時間遅れの病院入りでしたが、無事に神経内科の診察と言語リハビリを行うことが出来ました。
コメント
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