さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

今朝のさっちゃんは尿意の表現は出来ず、トイレに連れて行っても何もしません。パンツを脱がせてあげても、また上げてしまいました

2020-05-13 23:59:29 | トイレ・排泄
今日、水曜日も何も用事のない日。
僕は8時前に自然に目覚めました。
最近は夜中の1時~1時半までPCの前に座っていることが多く、布団に入ってからも読書等しますから寝付くのは1時半~2時くらい。
睡眠時間5~6時間で僕は目覚めますね。

さっちゃんは1日何時間寝てるんでしょう?
トータルでは12時間ほどは寝ていると思います。

そのさっちゃんが今朝は8時過ぎに起き出しました。
目覚めて起き出す理由はひとつだけ、トイレです。
僕もさっちゃんを追いかけるように起き上がり、どうしていいかウロウロしているさっちゃんの手を引いてトイレに連れて行きました。
でも、さっちゃんはトイレの便器を目の前にしても無反応。
おしっこじゃあなかったのかな???
僕もおしっこしたかったので、さっちゃんを布団に入ってもらってから、僕がトイレへ。

さっちゃんは再びすぐに起き上がります。
そしてウロウロします。
僕も起きて、やっぱりさっちゃんをトイレへ連れて行きました。
今度は連れて行くだけではなくて、パンツにまで手をかけ脱がします。
さっちゃんは脱がされまいと抵抗します。
パンツを太腿くらいまでは下ろしましたけれど、そこまで抵抗するさっちゃんにこれ以上無理は出来ませんでした。
再び布団の中へ。

さっちゃんは布団の中へは落ち着かず、またまた起き上がります。
僕もさっちゃんを追いますが、同じことを繰り返すしかありません。
さっちゃんが起き出しウロウロする理由がおしっこ以外に思い付かないから。
再びトイレでパンツを脱がせようとしました。
でも、さっちゃんも早めに抵抗するので、パンツに手をかけるだけで断念。
布団へ戻りました。

これで4回目になりますが、さっちゃんが起き出します。
僕も頭を悩ませます。
おしっこ以外に何の理由があるんだろう?
さっちゃんは下腹部を触ったり、おしっこの際によくあるサインを一切見せません。
僕はさっちゃんをトイレに連れて行くしかありませんが、便器を見てもさっちゃんは無反応です。
そして、布団へ戻ります。

またまた、さっちゃんが起きてウロウロし始めます。
僕もちょっと覚悟を決めて、さっちゃんの手を引きました。
トイレに連れて行って有無を言わさずパンツを膝の下まで下ろし、腰を掴んで便座に座らせたんです。
さっちゃんは便座に座っています。
無理矢理座らせられたのに、穏やかな表情。
僕も「おしっこ出てくれ」と祈りたい気分。
しばらく待つと、ちょっと時間はかかりましたけれど、チョロチョロと音が聞こえ始めました。
あ~あ、よかった。
やっとこの無限ループのような解決の糸口が見えなかった状況に終止符が打たれました。
おしっこが終わってさっちゃんを布団に戻してあげます。

さっちゃんが起き上がって布団から出てくるのは、朝食までありませんでした。

さっちゃんの尿意表現が不明瞭になって来ているのはちょっと前からありました。
それでも何となく雰囲気で分かりました。
でも、今朝のさっちゃんには雰囲気すらありませんでした。
トイレへ連れて行ってもさっちゃん自身からは何のそれらしい反応もありませんでした。
僕も迷いましたが、さっちゃんのウロウロする理由にはおしっこしか思い浮かびませんでした。
結果的にはおしっこでよかったんですが、それ以上に問題なのはさっちゃんの方です。

さっちゃんが尿意を感じていることは確かだと思います。
だから何度も何度も起き出して家中をウロウロしたんでしょう。
おしっこをしたいという思いを表現するのが次第に出来なくなってきているのが現状でもあります。
でも、さっちゃんはさらに次の段階に突入しつつあるように今朝の出来事で僕は感じました。
それはおしっこをしたいと思ったら、次にどのような行動をとればいいのか、そこがあやふやになって来ているということです。

人は尿意を感じたら、トイレへ行って、おしっこをします。
さっちゃんの場合は家の中だけに限定しても、次のような行程になります。
尿意を感じ、僕がそれを察知し、トイレへ連れて行き、おしっこをする。
さっちゃんは最初にが出来なくなりました。
家の中のトイレの場所が分からなくなったんです。
そして、最近はがあやふやになりつつあります。
今朝などまったく察知できませんでした。
朝起きてすぐでしたから、ウロウロする理由をおしっこしか思いつかなかっただけです。
さらに初めてのことでしたが、今朝のさっちゃんは(おしっこの仕方)を忘れてしまっているようでした。

トイレがおしっこをする場所であること、パンツまで脱ぐこと、便座に座ってすること、そんなことを忘れているようでした。
多分起きてすぐなので、頭もボ~ッとはしていたんでしょうけれど。

今後、こんな状況が時々起きるんでしょうね。
そして、いつの日かはそれが常態になる。
もちろんそれ以前からオムツを穿くことになっているでしょうけれど。
コメント
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