サラリーマンの昼ごはん

私がテレビを見るのは、朝出勤までの間と夜ご飯の支度をして食べ終わるまでの間である。どちらもご飯の支度をしながらだし、台所の端から居間の端にあるそれほど大きくないテレビを見ているので字幕などよく見えないし、音も水を出していたり火を使っているとよく聞こえない。よって断片的に見ているのであるが、たまに見る番組でサラメシ、というのがある。NHKの番組で働くひとの昼ごはんを紹介するというもの。昼ごはんを紹介することによってその人の人生とか人となりが垣間見える。なかなか面白い。テレビ東京の家についていく番組とか、他の局のダーツの旅とか、どうも私は市井の人の生活や人生が垣間見れ、そこに人知れずドラマがあるのだ、という趣旨の番組が好きなのかも知れない。自分が小説を書くのならそういうものを書きたいと思うのもあるし。


で、私は職場の人の昼ごはんもたまにちらっと見ることがある。うちの職場の人達はたいてい日替わりのワンコインくらいのお弁当を頼んでいる。独身の20代の子はお母さんのお弁当を持ってくる。ちゃんとしたお弁当だ。独身の若い男の子達はコンビニだったり仕出しだったり。最年長の係長はたまに奥様の手作り弁当を持ってくる。それが幼稚園児のお弁当？というくらいお弁当箱も小さく、いつもフルーツが入っていてそして何よりたまにキャラ弁！なのである。その出来栄えもなかなかである。



なんとなくであるが、その係長ご夫婦はきっと仲が良いであろうと思う。旦那さんの体を気遣って小さく可愛いお弁当をもたせ、それを照れることなく持ってくるご主人。でも必ず一緒にカップラーメン食べてるの奥さま知らないだろうなあ。ちょっと塩分が心配である。


私はと言えば、娘にキャラ弁なんて一度も作ったことないしいかに楽に作るかしか考えてない。でも最近は受験が近いためそれなりに体に負担の掛からないものと思って作っているが。今日はシャケのおにぎりとかきたま汁をサーモスのジャーに入れたのに娘が持っていくのを忘れた…。ああ土曜日に早起きして作ったのにな。


しかし毎日お弁当は悩む。あと少しだ