ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

期待

2011-02-18 00:03:41 | Weblog
せっかくの満月(だったハズ)なのに、厚い雲がおおい、月が見えない。
夜11時、一人の帰り道も危なくなくて、
家に着くまで雨がひどくならないようにとだけ祈っていればいい日本は、
やはりまだ、とても治安がいい国なんだと思う。

今日、会社で、
去年の夏にモスクワとサンクトペテルブルクへ行った男性と話した。
空港では英語が話せると便利だけど、街ではロシア語しか通じないらしい。
話を聞くと、電気や水道がちゃんとある街で、
食べ物もあるようだから、
「文明国」ということで、何の問題もなさそうだ。

「どこで水は補給すべきですか?」と聞こうとして、ぐっと留まり、
会社で、これまで行ったことがある場所を言ったら、
「ああ、秘境系なんだねえ」と言われた。
サマルカンドとチベットの話をしただけなんだけどな。

彼らが言う最低限というのは、私の思う標準以上に相当する。
久しぶり、というか初めて、すごく大人の女性っぽい優雅で文化的な旅になるかも。
仕事に関係のない海外旅行というだけで、それはもう天国への旅だ。
そしてやはり、中国人に間違われたりするのだろうか。

それはそうと、本当に、自分のためには行くべきだ、と思ったので、
今日は、22時のタイムカードとともに、
課長に休暇のお願いメールを出して帰ってきた。
帰ってきて、席がなくなっていたとしても、
失うものは、当面数ヶ月のお給料だけだ。小さい小さい。
こういうタイミングを逃さないこと。せっかく派遣なんだから。

そして帰ってきたら、次へゆく。

隣の芝

2011-02-17 00:17:13 | Weblog
今日は夕方から「隣の芝は青く見える」という言葉が頭の中をまわってしかたがなかった。

これから週末までに、50本の著作権系の契約書を作って発送、
そのほかにも、たくさん連絡することがあり、
しかも全部合わせると350件くらいの書類のやりとりを、3月4日までに片付ける。
当然、電話での交渉もあるから、時間がかかる。
これを一人でやるのは無理ですよ、と課長に言っても、そのまま。

去年から無理だと言いつづけ、結局、状況が変わらなかった訳だから、
いまさら言っても無駄と言えば無駄。

今週末出社します、と言ったら、
「何時から何時まで? 労務の関係でちゃんと上に通しておかなきゃ」と。
どっちに眼が向いとんねん!

そろそろプロジェクトの進行に必要なことに気づいて、決めて、行動してほしいと思う。
派遣社員と言うのは、問題提起はできても、解決はできない立場なのだから、
社員がちゃんとやれ。
ということで、ほとほと派遣社員には向かないと思ったわけで、
この業務が一段落したら、ちゃんと仕事を考える。
まあ、それはそれとして、

隣の課長に言えば、なんらかの解決策をくれるとわかっているので・・・、
隣の芝が青く見えたわけだ。

そんなわけで、今日はかなり気持ちが荒れていたので、
ふだんはとりあえず「すみません」と謝っておく社員さんに、
しっかりと口答えをしてしまい、
その後、その人にすごく気をつかわれてしまった。
ヤバい。また年下の男性に辛くあたってしまった・・・。

それにしても、日本の男性って、こんなだったっけなあ。
こんなだったんだろうなあ。

今朝の残雪

2011-02-16 00:20:10 | Weblog
今朝、いつもより少し早く家を出た。
懸念していたような交通の乱れはなかったし、
写真を撮る余裕もあって、いい朝だった。

デジタル一眼レフを持っていて、
すべって転んで顔から突っ込んだら泣くに泣けないので、
今日は、FINEPIXちゃんにした。
久しぶりに手に持つと、やっぱりいい。馴染んでいる。

まだ、小学生に見つかっていない雪。


畑の雪。
ネギと大根。


むかし、しょっちゅう身内に不幸があって、仕事をすっぽかすことの多かった人が、
「富士フイルムは、青が強く写る。だから、日本人には美しく見える。
いっぽうKODAKは、黄色が強く写る。だから、欧米人には美しく見える。
瞳の色と、関係があるのよ」と言っていた。

身内の不幸の話と同じで、どこまでが本当かはわからないけれど、
FINEPIXで撮った写真を見るたびに、その言葉を思い出す。

がめつい

2011-02-15 23:56:20 | Weblog
久しぶりに22時まで会社で仕事をして、
日付が変わろうとしているいま、夕飯を食べる。
なんだか・・・、笑えてくる。

本当に、人、物、仕事、金の関係は、個人がどうかできるものではない。
やりがい、名声なども加えると、もうそれはカオスの世界。
振り回されるのがバカらしい、というのではなくて、
自分にはどうしようもない余地というか、
手が届かない部分があることを「喜んで」、
だから救われるんだと思えればいいと思う。

ここのところ数日、
もうすでにたくさんお金をもっているくせに、
他人の財産で相撲をとって、もっと儲けようとしている人を何人か見た。

せめて自分の財産で勝負してほしい。

特に、著作権を作家の没後50年、遺族が保有するのは長過ぎる。
5年で、その作品をどのように扱ってほしいのか指針を示し、
6年目以降は、それを監視するだけになればいい。
親や配偶者の遺した作品で少しでも儲けようとする人たちは、
「作品のイメージを保つため」と言い張るのだけど、
作品イメージを一番傷つけていると思う。

作家が無欲だからこそ生まれるいい作品と言うのもあって、
そういう作品を多く遺した人に限って、
子孫が、がめつい、というのは、これはどういうカラクリなのだろう。

ある意味、裏方に徹した両親でよかったと思う。

バチがあたったが

2011-02-14 23:55:22 | Weblog
先日、友人の車のタイヤがパンクしたので、
これで今晩なにかあったら、雪の密室じゃん!などと、
友人が聞いたら怒りそうなことを考えながら帰宅したら、バチがあたった。

そのいち
先日、Amazonで売れたものを発送して、入れ忘れたものがあることに気づき、
後から郵送したものが「厚さ1センチ以上なので、あと40円」という
郵便局からの貼り紙つきで戻ってきた。
ぎりぎり1センチじゃないと思っていたんだけど・・・。

そのに
こだわりの土瓶が届いた。
宅配便屋さんに「入れておいて」とお願いしたところの入り口よりも大きい箱で、
「どうやって入れたんだ?!」と叫びたくなるような入り方をしていた。
どうしても取れない。
思わず、箱をつぶした。

どうもイライラしている。
帰りの電車の中で、チベット仏教の利他の心をといた本を読んだのに、
まったく効いてない!
22時30分を過ぎ、空腹なんだ、と気がついて、もりもり食べた。

とたんに元気になって、雪景色を撮りに出掛けた。
こういうことをしているから、いつまで経っても咳がとまらない。

でも、東京で雪が積もるなんて、そうそうないし、はしゃいでしまう。


一日、作業をしてきたんだから、これもいいでしょう。
サクラの木が美しい。


踏まれていない静かな雪。


寒さに耐えるバラの木。


あ~、スッキリした。

そして、ふと思い立って、違うモードで撮ってみた。
手ぶれは、すみません、と言うことで・・・。
それにしても、どうして、黄色くなっちゃうんだろうなあ。


こういうときにフィルターを使うのかな。

プチ散歩

2011-02-13 20:08:26 | Weblog
いちごは、どんどん大きくなる。立派だ。


この子たち、旅行の間はどうしたらいいんだろうか。
夏じゃないから大丈夫かな。

古本が売れたので、ポストに投函しがてら季節の花を撮る。


花びらが散ってきれいだ。


梅の季節だ。


私はサクラよりも梅のほうが好き。
つぼみと花のまるい感じとか、枝振りとか、
サクラよりもずっと風情があると思う。
ゆっくりと眺めたくなる。


先日、雪でこごえていた梅の木も、日射しを浴びて、喜んでいた。


そして、今晩の月。
さっき、うちのベランダの真上にいた。

今宵の月 11

2011-02-12 22:03:15 | Weblog
昨日は東京も雪が降って、積もったけれど、
今朝起きたら、すっかり雪はとけてなくなっていた。
東京の雪は儚いなあ。

そして今夜は、空気中のチリがなくなったからか、
すっきりとした月が浮かんでいる。


もうすぐバレンタインなので、自分用にベルギーチョコを買った。
せっかくのベルギーチョコなのに、
私のチョコ味覚は、すっかりロイズのチョコに合っていて、
あまり美味しいと思えなかった。

一口食べて、すぐにロイズのチョコを取り出して食べた。
もうすっかり染まっている。

東京も雪

2011-02-11 17:08:40 | Weblog
本格的に降っている。

雪と春の準備。


サボテンが寒そうだ。


積もりつつある。


椿と雪って似合うなあ。


普段見慣れた脇道も、なんだか味が出る。


スズメは、それでも元気だ。何羽いるんだろ。


すぐに消える跡。


笠井潔さんの『哲学者の密室』を思い出した。

梅にも雪は似合う。


秋が短くなったんだな。


明日の朝、どうなっているんだろう。
雪かきだなあ。

中国人のある一面

2011-02-10 23:48:42 | Weblog
今朝、電車の中で、誰かが「踊るマハラジャ」になっている。
と思ってよくよく耳をすますと、
Stingの「Desert Rose」を大音響で聞いている音漏れだった。
しかも、1曲をずっとリピートしていた。
好きなのはわかるが、飽きるよ。

そして、新宿駅に降り立つと、改札へ向かう階段に
20名くらいの中年男女が、かたまって立っていた。
遠目でも「絶対、中国人だ」と思い、
近くを通り過ぎてみると、やはり中国語を話していた。

どうやら、乗り場がわからないらしい。
「あっちだ」「こっちだ」「いや、あっちだ」と口々に言いながら、
2~3人のグループになって、思い思いの方向に歩き出した。
誰かが「待て!」と言っていたが、誰も振り向かない。
こうなると、中国人は決してまとまらない。

せっかく国民性が出ているところだったので、
「どうしたの?」と聞くこともなく、ニヤニヤと横を通り過ぎた。
「助けてあげればいいじゃん」と言うのは、日本人の感覚。
中国人は、あれをロスとは思わないし、
仲間に迷惑をかけているとも思わないし、
ましてや、階段に立ち止まっているから、
一般の通勤途中の日本人にとっては、本当に大迷惑だとも思うことなく、
日本人が思うような相手への迷惑という「ものさし」がないから、
中国人の恥と言うこともない。
そんなことは、決して思わない。

なんだか朝からスカッとした。
ありがとう。
私は、仕事をやれるだけやって、ちゃんと旅行に行くよ。