ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

中国人のある一面

2011-02-10 23:48:42 | Weblog
今朝、電車の中で、誰かが「踊るマハラジャ」になっている。
と思ってよくよく耳をすますと、
Stingの「Desert Rose」を大音響で聞いている音漏れだった。
しかも、1曲をずっとリピートしていた。
好きなのはわかるが、飽きるよ。

そして、新宿駅に降り立つと、改札へ向かう階段に
20名くらいの中年男女が、かたまって立っていた。
遠目でも「絶対、中国人だ」と思い、
近くを通り過ぎてみると、やはり中国語を話していた。

どうやら、乗り場がわからないらしい。
「あっちだ」「こっちだ」「いや、あっちだ」と口々に言いながら、
2~3人のグループになって、思い思いの方向に歩き出した。
誰かが「待て!」と言っていたが、誰も振り向かない。
こうなると、中国人は決してまとまらない。

せっかく国民性が出ているところだったので、
「どうしたの?」と聞くこともなく、ニヤニヤと横を通り過ぎた。
「助けてあげればいいじゃん」と言うのは、日本人の感覚。
中国人は、あれをロスとは思わないし、
仲間に迷惑をかけているとも思わないし、
ましてや、階段に立ち止まっているから、
一般の通勤途中の日本人にとっては、本当に大迷惑だとも思うことなく、
日本人が思うような相手への迷惑という「ものさし」がないから、
中国人の恥と言うこともない。
そんなことは、決して思わない。

なんだか朝からスカッとした。
ありがとう。
私は、仕事をやれるだけやって、ちゃんと旅行に行くよ。