ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

日本の城 3  ~新発田城そして清水園~

2014-06-08 | 旅行
瀬波温泉に行く途中、立ち寄ってみようかと思い立ち、高速道路をおりたのが、
新発田市にある新発田城でした。

      

お堀に櫓の姿を映しているのは城址公園に面した二の丸隅櫓。

新発田城に限らず、お城とお堀のたたずまいには、どの城を訪ねても
威厳を感じさせるものです。

城址公園に面したもう一つの櫓が三階櫓。

      

三階櫓は平成16年に復元したものだそうで、天守閣に相当する櫓とか。
幕府に対する遠慮だったと、お城のガイドスタッフの方が話してくれました。

ガイドスタッフの方と話していると、その方が急に困惑した表情になりました。

というのも、私が福島からきたというと、「外様であったにもかかわらず、
新発田藩は、幕末の戊辰戦争時に幕府側ではなく官軍側についたのでー」と。

「薩長」というと、会津の人はいまだに許しがたい感情を覚えるようです。
歴史の中から培われた思いは、容易には消えないのかもしれません。

表門の前の茶屋の脇に、堀部安兵衛の銅像がありました。

             

忠臣蔵の四十七士の一人だった堀部安兵衛が、新発田藩の浪人の息子
だったとは知りませんでした。

新発田藩の三代目の藩主溝口宣直が造営した下屋敷が「清水谷御殿」。
その後四代藩主の下で庭園も造営され、今は「清水園」として公開されています。

      

      

書院・茶室・庭園。見事というほかありません。

この下屋敷は、戊辰戦争(北越戦争)時、新発田藩のその後の命運を分けた
舞台となったところとか。

今は静かなたたずまいですが、当時、藩主・領民にどのような思い・激情が交錯
したのでしょうか。


     
コメント
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