最近、食後や、ボーッとテレビを見ている
ときなど、ついウトウトしてしまいます。
もうだいぶ前のことになりますが、
亡くなった父も、テレビの前でよく居眠りを
していました。テレビも消さないで、ほんとに
しょうがないんだからと、しょっちゅう母に
嫌味を言われていました。
どうやら私も、父と同じような年代に差し
掛かっているようです。
どうしてウトウトしてしまうのか。
ネット検索してみると、日中の活動量の低下、
夜間の眠りが浅くなる、夜間のトイレなど、
加齢に伴って睡眠リズムが変化するなどが
あげられています。要するに年だということ
です。まっ、そういうことでしょう。
しかしそれだけでなく、あちこちサイトを
見ると、脱水とか、認知症とか、薬の副作用
とか、うつとか。まあいろいろ書かれています。
一つ一つ心配しだしたら、余計に眠れなく
なりそう。難しいことは考えない。
体力に応じて外歩きをして、自然を楽しむ。
元気が一番です。
毎年行っている小平市の「あじさい公園」
に出かけてみました。
西武線小平駅から花小金井駅にかけての
遊歩道の途中にある市立公園です。
上の写真のように、園内にはガクアジサイを
中心に、たくさんのアジサイが咲いています。
アジサイはもともと日本固有の植物です。
それだけに、心が安らぐような気がします。
こうしてみると、着物の柄にもなりそうです。
アジサイの花を形容すると、静やか。穏やか。
柔らか。優しさ。淡い。しっとり。風雅。
一言ではなかなか言えません。
池に咲いていたユリと花菖蒲が、アジサイ園の
和の趣を高めていました。
家人が、たまたま駄菓子をもらいました。
ひょっとして駄菓子を見たのは子どもの
頃以来かもしれません。懐かしいです。
昔に較べると一つ一つのお菓子はきれいで
洒落た感じがします。
いったい一つ一つはいくらするんでしょうか。
近くには駄菓子屋さんがありませんが、
どこで売られているのか。
聞くところによると、今は、駄菓子の
コーナーがあるコンビニやスーパーも
あるんだそうです。
もしかしたら、子ども向けというだけで
なく、レトロを懐かしむ大人向けでも
あるのかもしれないですね。
子どもの頃といっても、もう数十年前の
ことになります。あの頃は、親から
もらった一円玉とか五円玉とかを、手に
握りしめて店に行き、くじ付きの菓子
とか食べ物を真剣に選んだことを思い
出します。
当たりがでればもう一つもらえたり
しますので、どれにするかなかなか
決められなかったりしました。
ところで、今の子どもたちのたまり場
は、いったいどこなんでしょうか。
外で遊んでいる姿も少なくなっている
ような気がします。
今さらのように、時代の変わりようを
感じます。
そうした思いを感じながら、初夏という
より、もはや真夏といった気温のなかを
花を撮って歩きました。
ユリです。豪華です。
クチナシです。近くでは、まず一重の
クチナシが先に咲き、ついで八重咲が
咲き出します。
モナルダ(タイマツソウ)です。
本当に燃えている感じがします。
ルドベキアではないかと思います。
間違っていたら教えて下さい。
バーベナかランタナか、よくわかりません。
花は結構大きかったのですがー。
道端の野イチゴです。名前はなんでしょうか。
可愛らしかったので、カメラに収めました。
ナツツバキです。一日花だそうで、樹の下に
たくさんの落花が見られました。
梅雨に入りましたが、気温は既に真夏を感じ
ます。自然のありようがどうなるか分かり
ませんが、ほどほどになってくれたらあり
がたいのですがー。
「リハビリは嘘をつかない」
こう言ったのは、誰あろう、
長嶋茂雄元巨人監督です。
長嶋さんが、2004年に脳梗塞で倒れて
以降、ひたすらリハビリに取り組んで
おられたことはあまりにも有名です。
この長嶋さんの言葉を教えてくれたのは、
私が足首の骨折で入院した時の病院の
介護福祉士さんでした。
私が骨折したのは今からちょうど10年前。
3か月の入院の間、午前と午後の1日2回、
リハビリを繰り返す毎日でした。
しかし、思うように足首の曲げ下げが
できず、つい愚痴った時、病室に来た
介護士さんが励ましてくれたのでした。
足首は元通りにはなりませんが、
歩きの筋力を維持するため、
今も通所リハを受けています。
杖歩行ながら、何とか外出が
できているのも、理学療法士さん、
介護福祉士(介護士)さん、
看護師さん、ケアマネさんなど、
これまでの多くの介護関係スタッフ
の皆さんのおかげです。
花菖蒲がそろそろ見頃を迎えている
かもしれないと思い、東村山市の
北山公園の菖蒲園に出かけてみました。
今年は菖蒲田の入り口に、こんな
オブジェ風の和傘が飾られていました。
いろいろ工夫しているんですね。
さて花菖蒲です。その光景をご覧ください。
正直のところ、見頃と言うには早かった
ようです。たまたま居合わせた方が、
「全体的に咲き出したのは数日前。
今年は咲くのがちょっと遅れている
感じなんです。」とのこと。
少々残念ですが、自然は私たちの思い
通りにはいかないものですね。
でもやはり花菖蒲はいいですね。
心が和みます。
日本画の世界といったら言い過ぎで
しょうか。私はこの柔らかな美しさに
魅入られます。
花菖蒲の美しさを鑑賞することができ
ているのも、歩けることができていれば
こそです。
介護スタッフの皆さん、歩ける幸せを
ありがとうございます。
6月の花と言えば、花菖蒲がその一つ。
花菖蒲はアヤメとよく似ていますが、
違うんですね。
違いの一番のポイントは花びらの付け根
の模様。それが黄色い模様なら花菖蒲、
網目ならアヤメだそうです。
毎回調べるんですが、どうにも覚えられ
ません。年です。嫌になります。
花菖蒲のスポットの一つになっている
清澄庭園に行ってみました。
清澄庭園は、明治期の財閥、岩崎弥太郎氏
が造園した「回遊式林泉庭園」。
「名石の庭」として知られる名園です。
(上の写真は、清澄庭園のHPからお借りしました。)
中央の「大泉水」と、名石が配置された
池の周囲の景観は素晴らしいものがあり、
年間を通じて入園者は多いところです。
花菖蒲は、この池の南側の菖蒲田に植え
られていました。株数はさほど多くは
ないようですが、なかなかに風情を感じ
ます。ただ、今回は見頃にはまだ早かっ
たようで、ちょっと残念でした。
訪問した6月1日(日)は、「花菖蒲と遊ぶ」
と題した琴と二胡による演奏会が行われて
いました。
素晴らしい景観を背景に、伝統楽器の演奏
を聞くという趣向は、「粋」を感じました。
池を一周していると、こんな木の実が見ら
れました。タブノキの実です。初めて見ま
した。ちょっと得した気分でした。
ところで、都内の花菖蒲は、今月中旬が
見頃のところが多いようです。また出かけ
てみたいと思います。
先日、下の写真のような花を
いただきました。
どうみても菊です。
家人が言うには、「染料」を吸い上げて
こうなってるらしく、以前から話には
聞いていたというんです。
初めて見ました。
こんな咲き方をする菊があるとは思え
ませんでしたので、スプレーで彩色した
のではないかと訝りました。
そこでネットで調べてみました。
名称は「染め輪菊」(カラーリングマム)。
一本の茎に花が一輪になるように仕立て
られた白い菊(輪菊)を、染料を吸わせて
カラフルにしたものなんですね。
2021年に、全国で一番菊の生産量が多い
愛知県(田原市)で生産されるように
なったものとか。
人工の技術によってつくられた素敵な
作品ですね。
そもそも草木の花は、その形と言い色
と言い見事な芸術作品ですね。
最近の散歩の中で見た花も見事です。
タチアオイです。
同じアオイ科のフヨウの花のように
大きくはありませんが、凛として
咲いている様に魅かれます。
スイセンノウです。
ナデシコ科ですが、綿毛に覆われた葉
と鮮やかな赤の花が印象的です。
ヒエンソウだと思います。
面白い形の花です。キンポウゲ科の
デルフィニウム属。
デルフィンとはイルカのことだそうです。
ブラシノキです。フトモモ科。
まるで洗瓶のブラシです。
ちなみにグァバやギンバイカも
フトモモ科です。
一つ一つの品種の成り立ちはわかり
ませんが、もともとは自然の中で
生み出されたものです。
まさに自然は大芸術家ですね。
練馬区の「四季の香ローズガーデン」です。
コンパクトなバラ園ですが、本当に素敵な
庭園です。
ローズガーデンの周囲は、公営住宅や
マンションなど、相当な数の高層の
集合住宅が建ち並んでいます。
つまり、ローズガーデンは、街の中央
にある広大な光が丘公園とともに、
集合住宅群に取り囲まれているのです。
ここを訪れるたびに感じるのは、バラを
見る人たちの中に、とても和やかな雰囲気
があることです。
訪れた人それぞれが、自由にバラを楽しむ。
そうした居住空間になるように街づくりが
行われています。
ローズガーデンの主役はもちろん花の女王
と言われるバラです。しかし、このバラ園
には、バラ以外のいろいろな花が植え
られています。それらの草花や花木が、
バラをいっそう魅力あるものにしています。
ガーデンを管理しているスタッフの方に
そんな感想を伝えると、笑顔が返って
きます。嬉しそうです。
バラの写真は何度かアップしていますので、
今回は、名脇役としてどんな花が植えられ
ているか、紹介します。
上から順に、オルレア、シラン、
サルビア(青と紫)です。
上からペンステモン・ジキタリス、
ギガンティウム、ユーフォルビアです。
上からフロックス、オダマキ、
アルストロメリアです。
背景を構成している花木です。
上からブラシノキ、スモークツリーです。
上からコバノズイナ、サクラウツギ、
シモツケ(ピンクと白)です。
上からバイカウツギ、コボウズオトギリ
です。こうした草花や花木が、バラの下や
周り、背景を構成しています。
初夏のバラが終わっても、様々な花を
楽しむことができます。
もちろん10月頃の秋バラの季節には、
また花のコラボが見られます。
楽しみが多い庭園です。
初夏のバラが今を盛りと咲いています。
通りの家々の庭、小さな公園などいたる
ところで美しい花が見られます。
ブログにもバラがあふれています。
バラはまさに花の女王。世界中で愛されて
いる花です。一体バラの品種はどれくらい
あるのか。はっきりしたことは分かり
ませんが、次々と新しい品種が生み出され、
世界で3万種以上とか4万種以上とか言われ
ます。
ところで、バラの花言葉と言えば、
赤いバラに象徴される「愛」が浮かび
ます。若い頃の話ですが、職場の後輩が、
結婚する予定の彼女に何かプレゼント
したいけど、何がいいでしょうかと、
周りに聞いていました。
そこで、冗談半分に100本のバラの花束を
贈ったらどうかといったところ、さすがに
100本は無理なので、20本くらいの花束を
プレゼントしたとのこと。
バラは当時も高価だったはず。思いがけ
ないプレゼントに、彼女は感激したそう
です。本当にいい奴です。
都内のバラの名所と言えば、三鷹の
「神代(じんだい)植物公園」です。
そのバラ園は、もちろん規模や造りは
外国の有名な庭園とは全く違いますが、
神殿風の建物や中央の噴水など、
何かしらヨーロッパ風の趣を感じます。
その趣もこのバラ園の魅力の一つなの
かもしれません。
多くの人がバラを楽しんでいます。
とりわけ若い人たちの姿が多いのも、
日本式庭園とは違った洋式庭園だから
でしょう。
花壇には彫刻が置かれています。
この彫刻を背景に写真を撮る人は結構
多いです。こうした趣向も人気の理由
になっているようです。
久しぶりのバラ園でしたが、一回りした
後の休憩時のベンチで、口にしたのは、
お茶とおにぎりと和菓子。
やはり高齢の身には、日本式でないと
落ち着きませんでした。
5月に入り、もう16日になりました。
例年梅雨入りの時期は、東北や北海道
を除けば、いわば1年の折り返しの
時期になるんですね。
月日が経つ早さを、今さらのように
思っていましたら、何と九州(南部)は
梅雨入りしたとの発表がありました。
花菖蒲や紫陽花や睡蓮などの花だよりが
聞かれるのようになるのも、そう遠くない
でしょう。
さて、ここ2週間ほどの散歩の際に撮り
ためていた花などの写真を紹介したいと
思います。
ツバメが子育ての最中でした。
卵から雛が孵ったのかどうか。
最近の草木の花です。
エゴノキ(野茉莉)の花がびっしり
ついていました。
ニオイバンマツリ(匂蕃茉莉)は
花の色が白へと変わっていきます。
ヤマボウシ(山法師)は上品です。
アルストロメリアが今を盛りと
咲いていました。
道端や空き地に咲いていたヒルザキ
ツキミソウ(昼咲月見草)やユウゲショウ
(夕化粧)です。花期が長いです。
これはたぶんハナビシソウ(花菱草)
ではないかと思うんですがー。
コバンソウ(小判草)です。
今は黄色く色づいて、「小判」らしく
なっていると思います。
道沿いの生垣に絡みつていたのは、
スイカズラ(吸葛)です。
面白い形の花です。
毎年咲いていたはずですが、これまで
全く気づきませんでした。
(※スイカズラは、「忍冬(ニンドウ)」
と表記されることもあるようです。
別の呼び名があるんですね。)
2週間ほど前の草木の花です。せっせと
撮りためていましたので、アップして
みました。ただし今はもう花は終わって
います。
クレマチスの原種の一つで、日本原産の
カザグルマ(風車)です。
準絶滅危惧種に指定されています。
ちなみにテッセンは中国原産です。
左はオオツルボ(大蔓穂)ですが、
右はヘメロカリスなんでしょうか。
偶然一緒に咲いていました。
お庭の花の手入れをされていた方が、
ジャスミン(茉莉花)ですよと
おっしゃっていました。
どうりでいい香りがしました。
これはオダマキ(苧環)の一種なんだ
そうです。上のジャスミンを手入れを
されていた方のお庭に咲いていた花です。
オオデマリ(大手毬)です。
これはナンジャモンジャノキです。
樹全体が真っ白な花で覆われていました。
ところで、ナンジャモンジャは「愛称」で、
一般にはヒトツバタゴ(一ッ葉櫤)が
そう呼ばれることが多いそうです。
こうして見てくると、次から次へと街の
花が入れ替わっています。
花を見ていると、心が和やかなものに
なっていきます。いつ見てもいいものです。
東京・府中市の大國魂神社の例大祭、
「くらやみ祭」は、明確にはわかり
ませんが、1000年から1300年前くらい
から行われていたといわれます。
主な行事は、競馬式(こまくらべ)・
太鼓の饗宴・山車行列・神輿渡御など
です。今年も5月3日から6日にかけて
行われましたが、今回はそのうちの
太鼓の饗宴(4日)を見てきました。
太鼓の饗宴の開始時間は、4日午後5時。
拝殿前には既に多くの参拝客が並び、
御祭神の神様(大國魂大神)に手を合わ
せていました。
参道脇には屋台店が立ち並び、人並みが
ぎっしり続いていました。
打ち鳴らされる大太鼓は全部で6張。
一番大きなもので皮面直径は2m、
最大直径が2.5m、長さは4.5mくらい
です。台車に載った大太鼓の高さは
3m以上です。見上げるほどの高さ
です。
大太鼓の上に3・4人の人が乗り、その中
で提灯を手にした人が掛け声を発します。
「ソーレィ」、「オーラィ」
太鼓の打ち手が太鼓を打ち鳴らします。
ドーン!
体を震わすような音が、あたり一帯に
響き渡ります。
大太鼓の巡行です。
ところどころで大太鼓は止まり、
打ち手が交代でバチを振り上げます。
大國魂神社の大鳥居前の交差点に、
何組かの大太鼓が集結していました。
ドーン、ドーン。太鼓が響きます。
その響きは人々の心を鼓舞し、
地域を力づけているように思いました。
3月頃の冷え込みがまるで嘘だったか
のように、このところ気温が高くなり、
次々と花が入れ替わって咲いています。
花は、開花条件がそろったので、開花
しているわけですが、私などは、単純
ですから、夏が押し寄せてくる前に、
短い春を惜しんで、一気に咲いている
のかと、愛おしく思ってしまいます。
今年うっかりしたのが昭和記念公園
のチューリップです。なぜか、4月末頃
が見頃だったはずと勝手に思い込み、
先週初め、のんびりでかけました。
ところが、
あれれ、例年のようなチューリップの
絨毯が見当たりません。ところどころで
辛うじて咲いている状態です。
これというのも、今年、特に開花が
早かったというのではなく、実は、
見頃は例年同様4月上・中旬だったん
です。
こうも忘れることが多くなるとはー。
ちょっと危ういかもしれません。
でも代わりに、素敵な出会いが用意され
ていました。
ネモフィラです。随分な人だかりです。
青い花の爽やかさ。嬉しいです。
加えて、もう一か所ありました。
それは、
ブーケガーデンです。ポピー、リナリア、
ルピナス、ネモフィラなどなど。
以前にも目にしていたはずですが、今年
こうも新鮮に感じるとはー。
カナメモチの花に、アオスジアゲハが
とまっている様子も見ることが出き
ました。自然の粋なサービスです。
「強がり」を言うようですが、他所の
人に迷惑をかけたわけではないですし、
しかも相手は草花です。
物忘れするのも、たまには悪くはない
ものですね。
もっとも、家人には、しっかりしてよ
と言われましたがー。