こんにちは
ちやこです(〃∇〃)
立春を前に
旦那さんと、夫婦そろって
やっと2015年☆初詣へいってまいりました♪
\(^_^)(^_^)/
だいすきな二見の海…
空があおい~!!!
伊勢の神社には、自転車で出陣~だけど
なんかここ二見興玉神社だけは、旦那さんといきたい!
と思っていて
やっと新年のあいさつに
いけました
二見興玉神社は、狛犬でなく、かえるさんがイッパイいます(^^)
『無事にかえる』
の意味をこめて
寒くて…風も強いけど…
なんともスッキリした気持ちになれました!!!
旦那さんと夫婦岩をバックに
(*^o^)/\(^-^*)
寒くて、強風で二人ともすごい顔してるけどネ(笑)
ランチは浦村がきの
カキフライ定食~!
\(^_^)/
おいしかったです!
二見は、おひなさまも有名なとこのようで…
飾られていました!!!
後ろのポスター…
岩戸の塩のソフトクリームが気になりますネ(笑)
岩戸館~!
まだ泊まったことはないけど…
宿泊されたお友だちには好評です
ひろみんはじめ…
ルリカフェメンバーのレシピにも愛用されてる
『岩戸の塩』
も
ここでつくられていて♪
人の多い場所に出掛けるとき、歌の本番のときも、岩戸の塩入りの白湯を持ち歩いてます(*^^*)
風は強いけど…
不要なもが吹っ飛んでくれる!
正式なお伊勢まいりは
二見の海で浄めてから
外宮→内宮
ですしね
二見の海へは、宇治山田駅♪
内宮前からもcanバスが出てます!
皆さんも是非
お伊勢参りとあわせてお参りしてみてくださいNe
伊勢の国より
みなさまこんにちは
しのです
ひろみんとちやこちゃんのイベント楽しそうですね~!
ご縁のある方、お近くの方、ぜひぜひ!行かれるといいと思います
すてきな時間が過ごせますよ~
歌リストの「花が咲く」は、大好きな曲で…NHKでかかっているのを見るたび泣いてしまいます。
―いつか生まれる君に
いつか恋する君のために
私は何を残しただろう?―
ものすごく響く歌詞です。
自分の子供がいてもいなくても、願いは変わりません。
口ずさんでも泣いちゃう。嗚咽しながらお皿を洗っている主婦がいたら私です(笑)
この2月、もうじき、友人の赤ちゃんが生まれます。
新しいかわいいこのためにも、幸せなわたしとあなたと、わたしたちでありたいと思います
さて
みなさま、平安時代の文学はおすきですか?
「源氏物語」や「枕草子」など…授業のイメージが強くて、なかなか読み物として手が出しにくい分野かもしれません。
私もそうです
でもこの作品は現代文でとっても読みやすくて、かつ、うっとりさせる古典の美しさがあって、昔から大好き
ぜひお伝えしたく、ご紹介します
田辺聖子「舞え舞え蝸牛(かたつむり) 新・落窪物語」
昭和50年に新聞連載されました。
古典「落窪物語」を、田辺聖子さんが現代文で書きくだし、楽しいアレンジを加えたものです。
これは初版ですが、装丁を変えたものが今でも手に入ります。これまた美しい表紙
(本文の昔の印刷に味わいがあるので、古本屋さんで探してみるのもおススメです)
母を早くに亡くした姫「おちくぼの君」は、継母にいじめられ貧しい暮らしをしながらも、心清く、美しく成長しました。
親友やさまざまな人の助けを得て、困難を乗り越え、やがて幸せになるまでのお話です
いうなれば舞台を平安時代にうつしたシンデレラ
ですが、この物語は大人の女性が読むにふさわしい密度です。
恋も謀略もかけひきも人間模様も、田辺聖子さんの腕でしっかりと肉付けされていて、何度読んでもおもしろく、
古びない真実があります。
また本当に美しい単語や会話文がいっぱい出てくるので、読んでいて「ああ…忘れていたな…」と、
うっとり、しみじみと感じさせてくれます。
キャラクターがイキイキしているのも特徴。
主人公に仕える女房で無二の親友・阿漕(あこぎ)の、美人で仕事ができて情に厚い、きびきびした魅力には
きっと女の子の誰もが共感し、惹きつけられることでしょう
そんなイイ女を落とした若者、帯刀(たちわき)との恋のなれそめは、一言でいえば下剋上
リアルで、でもこうあってほしいというあこがれもあって、ときめく!
継母のなんとも説得力のあるいじわるぶり(しかし中年女性の性をも書いているのでどこか理解できてしまう)、
主人公の恋のお相手、王子様の、右近の少将(うこんのしょうしょう)の、
調子のってる俺様モテ男から、落窪姫と出会ってほんとうの恋を知り、苦しみ、
真剣に恋を誓う男性への変貌ぶりなど…
(彼は一夫多妻制の時代に珍しく、落窪姫を生涯ただ一人の妻と誓う)
とってもたのしいのです
そんな中の主人公はといえば、根っからのお姫さま。
お裁縫と琴と書道がとても上手で、人を疑うことを知らず、辛く当たられてもそこに悪意を見出さず、
何があっても当たり前のように人のよいところを信じる美しい女の人。
頭は良いのに阿漕のように先陣切って戦うことのできない、とてもか弱い女性です。
でも、美しさ、品のよさ、心の清さ、親しい人にだけふと見せるユーモア、人としての賢さなどで、
出会ってしまえば一発で右近の少将の心をつかみます!(本人は知りませんが)
人の強さは千差万別なのですね
平安時代の描写も見どころ
この時代、貴族は男性が女性の家に通いました。
はじめ人づてに恋文を送り、やりとりを重ねて親密になったところで夜、
恋しい姫の部屋へそっと忍びます。
姫は、香を焚きしめて、いい薫りのする衣を何枚も重ね、ゆたかな黒髪をくしけずり、
爪の先まで美しくみがきあげ、化粧し、
几帳や鏡といった調度品を美しくしつらえ、好もしい男性の訪れを待ちます
なんて女心をそそるんでしょう!
まさにデートの心構えですねこうしたこまごまとしたこと、いつまでも好きです
明け方早くに男性は帰り、後朝の文を出し、これを三日繰り返すと世間から二人は夫婦と認められるのでした。
(夫婦のあかしとして、最後の夜に食べるおもちを三日夜の餅といいます)
最後に、私の好きな部分を抜粋します
あるアクシデントがあって、大ゲンカをした阿漕と恋人の帯刀(たちわき)。
その翌日、仲直りをする二人のワンシーンです。
―帯刀は阿漕をからかう。
「ゆうべは何だ?何をいった?薄情者、ろくでなし、ダマしたの、卑劣の、とまあ、さんざん悪態をついて、あばれまわってえらい目にあわされちゃった。それが打ってかわって、少将さまをいそいそお迎えして、男前だとか、実があるとか、こんどはやたら、少将をほめそやすのだから、どうなってんの?これ」
「いやあねえ…」阿漕は照れて、笑う。
「だって、ゆうべは思いがけない出かたをするからよ。女って、だしぬけなことをされると、気にくわないもんなの」
女というのは、自分がたてた計画の上をものみな、走れかし、と思っている。~中略~男が気ずい気ままにふるまうのがゆるせないのである。
前もってこっちの意向をたずね、打診して、こっちがうん、といってはじめておとずれてほしい、さすればこっちの女の方も、準備万端おこたりなく迎えることができるのだ。
今夜のように、阿漕が才覚を働かせ、大車輪で働き、その成果を見てもらえるのである。
「結果としては、いい賽の目が出たじゃないか。見ろ、男に任せておけば、わるいようにはならないのさ」
帯刀は、阿漕の機嫌よいのが、うれしくてならなかった。
―要するに、彼は、この女にぞっこん、惚れているのだった。
いかがですか?
実力を発揮してこまごまと働き、ほめられたい女と、
細かすぎるし!やんちゃだし…、と手を焼きつつもかわいいと思っている(女からしたら大ざっぱすぎる)男。
なんだかものすごくリアル!
働く女性に深い同士愛を寄せつつ、「まったく違うイキモノ、男といっしょにいることのよさ」をつよく語る…
田辺聖子さんはそんな作家さんでここは彼女の本領発揮な肉付け部分ですね。
この人の語る愛がすきです
ほかにも四の君と兵部の少輔の恋の物語や石山詣で、叔母さんに借りた小物たちのたのしい描写、
憎めない典薬の助のいやらしさや阿漕の痛快!な仕返しなど、
書きたいことはまことに尽きないのですが、長くなったのでこの辺で
平安美人の世界
ぜひおためしください