少女ファイトも、ヒストリエも、なかなか充実していましたな。
そのほか最近の イチオシ としては、『子供はわかってあげない』でしょうか。好きな人にとっては今さらのようですが。
田島列島『子供はわかってあげない』上下巻(講談社、2014年)
高校2年のサクタさん(水泳部)がもじくん(書道部)に出会うお気楽ボーイミーツガール。
わりとモラトリアムな青春が続くと思いきや、物語はうっかりハードボイルドな方向へ!?
ぎりぎりまだ子供の高校生たちによる、ひと夏の冒険が開幕。
あと、ついでのようで申し訳ありませんが、久しぶりに面白かった新書を紹介します。
どこの世界でも同じでしょうが、強烈なイデオロギーというものは、役に立ったり 邪魔になったり するものなんですね。
伊藤隆『歴史と私 史料と歩んだ歴史家の回想』(中公新書、2015年)
日本近現代史研究を牽引してきた大家が、八〇年以上にわたる自らの歩みを語る。若き日の共産党体験、歴史観をめぐる論争、伊藤博文から佐藤栄作にいたる史料収集と編纂、岸信介、後藤田正晴、竹下登などへのオーラル・ヒストリー......。その秘話やエピソードは、歴史の面白さを伝えると同時に、史料を集め、次代へ引き継ぐ歴史家の責任の重さをも物語る。史料を駆使して、近現代史を切り開いた泰斗の稀有な回想録。
そして画像は、最近バイトくんから教えてもらった 坂崎ふれでぃさんのツイート です。
ぶっちゃけ 筆者としては 嬉しい限りです。
なお、中で紹介されている引用文献は下記の通りです。興味のある方は 遠慮なく ご購入いただければ幸いです。
山本和重(編集)『北の軍隊と軍都:北海道・東北(地域のなかの軍隊 1)』(吉川弘文館、2015年)
ロシアに近い北海道・東北地方は軍事戦略上重要視され、仙台・旭川・弘前に師団が設置された。それら三都市を中心に、市民生活と軍隊の関わりを描く。徴兵忌避、アイヌの徴兵・召集、災害時の軍隊の役割にも言及する。
専門外の分野ではありましたが、軍事に詳しい優秀な後輩たちなどなど、多くの方からご助力いただきまして、何とか一段落させた原稿でした。
この場を借りて、あらためてお礼申し上げます。
_○/\_ハハァー! ...
なおなお、現在進行形の原稿は もうちょっと で仕上がります。
ごめんなさいごめんなさい。
_○/\_ハハァー! ...