映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』

2018-12-07 12:09:22 | Weblog
2017年 米
監督:ライアン・ジョンソン
出演:デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、アダム・ドライバー、オスカー・アイザック、マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、ルピタ・ニョンゴ、アンディ・サーキス、ドーナル・グリーソン、アンソニー・ダニエルズ、
グウェンドリン・クリスティー、ケリー・マリー・トラン、ローラ・ダーン、ベニチオ・デル・トロ、ヨーナス・スオタモ、ジミー・ビー、ティム・ローズ、トム・ケイン、アマンダ・ローレンス、アンドリュー・ジャック、ビリー・ロード、ベロニカ・ンゴー、ポール・ケイシー、マーク・ルイス・ジョーンズ、ジャスティン・セロー、リリー・コール、ワーウィック・デイビス、ジョセフ・ゴードン=レビット、フランク・オズ

ファースト・オーダーとの戦いで圧倒的不利に追い込まれたレジスタンスは、ルーク・スカイウォーカーに望みを託そうと考える。レイが彼を探し出し説得しようとするのだが、ルークはジェダイは滅ぶべき存在だと言って協力を拒む。一方で、レジスタンスは絶体絶命の危機に陥り・・・

やっぱり何か弱いんだよなぁ~。レイは頑張ってるんだけど、ファースト・オーダー側に重みがなさすぎるんだなぁ~。レイとカイロ・レンの心が通じ合うのかどうなのかっ!!っていうのがもけっこう見所の一つで・・・若い二人を活かす設定だと思うんだけど・・・そこを評価したとしても全体として、ググググって引き込まれるような重力が生まれてないですよね。レイが主人公の三部作、次がラストだと思うのだけど、若い主人公たちだからの魅力が出るといいのだけど・・・


『グレイテスト・ショーマン』

2018-12-07 11:29:10 | Weblog
2017年 米
監督:マイケル・グレイシー
出演:ヒュー・ジャックマン、ザック・エフロン、ミシェル・ウィリアムズ、レベッカ・ファーガソン、ゼンデイヤ、
キアラ・セトル、ヤヒヤ・アブドゥル=マティーン2世、サム・ハンフリー、エリック・アンダーソン、ポール・スパークス、バイロン・ジェニングス、ベッツィ・アイデム

貧しい家に生まれたフィニアスは、名家の令嬢チャリティと恋に落ち、チャリティの親の反対を押し切って一緒になる。だからこそ、チャリティーと子どもたちを幸せにしなければと、他の人が思いつかないようなアイデアでジョービジネスを始める。今までは人目を避け、家族にも遠慮して暮らしていたような、身体的に変わった個性を持った人たちをクローズアップしたショーの興行だ。評論家や上流階級の人たちからは、際物あつかいをされ批判されたが、庶民には大いに受け、ショーは日に日に人気を得ていくのだが、ある日、一流の歌手の歌声に魅せられたフィニアスは、彼女にのめり込み、彼女との全米ツアーに全財産をつぎ込む・・・・

『ラ・ラ・ランド』の良さがいまいち分からなかった身としては、『グレイテスト・ショーマン』との相性も期待できないなと思って見たのですが・・・いや~、切なくて痛快で楽しかったです、うんうん面白かった。世間から隠れるように暮らしていた人たちが、フィニアスと出会いショーに出ることで自分の居場所を得て、自信が持てるようになって・・・でも、本物と評される芸術家に彼が夢中になっちゃって、自分たちをまた物陰に押しやり隠すようなことをしたとき、みんながとっても悲しそうな顔になって・・・でもっ!!って謳いだすところは、ほんとうに胸にきたなぁ~。フィニアスの気持ちも分からなくはない、彼を責めちゃいけないと思うけど・・・観客は、ここで本当にガッカリしたと思う。それが、ただの成功物語じゃなく、この映画に深みをもたらしたんだろうなぁ~。期待しなかった分、よけいに感動しました(^^)。

『かくも長き不在』

2018-12-07 10:13:22 | Weblog
1960年 仏
監督:アンリ・コルピ
出演:アリダ・バリ、ジョルジュ・ウィルソン、ジャック・アルダン、ディアナ・レプブリエ、カトリーヌ・フォントネー

テレーズは、セーヌ川の近くでカフェを営んでいた。店は流行っており、親しく付き合っている男もいたが、十六年前にゲシュタポに捕えられたまま生死も分からない夫のアルベールのことが、ずっと心のどこかにあった。ある日、店の前を通る浮浪者の顔をみたテレーズは愕然とする。夫のアルベールにそっくりなのだ。しかし浮浪者は彼女を見ても無反応で・・・確信が持てない彼女は親戚を呼び寄せて確認してもらうが、よく分からないと言われてしまう。浮浪者を夫と思い込み、彼の後を付けるようになったテレーズは、彼を店に誘ってご馳走したり親切にするのだが・・・

アリダ・バリかぁ~・・・この存在感は、日本の美人女優さんにはないものだなぁ~・・・この時代のイタリア系の美人女優さんにはよくいらっしゃるかなぁ・・・ガツンとくるというか、ドシンとくるというか、重さがあるんだよなぁ~・・・嫌いじゃない(^^)。そんなアリダ・バリが、強い女の魅力と、そんな女が抱えている弱さと可愛さを見せてくれるから、なんとも胸にくるんだよなぁ~。アリダ・バリありきの名作だなぁ~。

『涙のメッセンジャー 14歳の約束』

2018-12-07 09:57:34 | Weblog
2015年 米
監督:メグ・ライアン
出演:サム・シェパード、ハミッシュ・リンクレイター、アレックス・ニューステッター、ジャック・クエイド、メグ・ライアン、トム・ハンクス、スペンサー・ハウエル

カリフォルニア州のイサカに住む14歳のホーマーは、父の戦死後、兄も出征し、自分たちを女手一つで世話してくれている母を助けるためにも、郵便局で働き始める。しかし、初仕事になったのは、息子の戦死を告げる電報を母親に届けるというものだった。それ以降も、何度も訃報の電報をとどけなければならなかったホーマーだったが・・・

第二次大戦中のアメリカ本土の田舎、本来なら戦争の影響が比較的少ないはずの地域をあえて舞台にし・・・主人公を郵便配達の少年にしながら・・・強烈な反戦のメッセージを送る映画で、監督のメグ・ライアンの思いも、それで十分伝わるんじゃないかと思うのだけど・・・映画の出来としては、メグ・ライアンだから許されるのかなという感じですね。もっとドキュメンタリータッチにして真っ直ぐに反戦をうったえるか、エンターティメントとしても楽しめる映画として作り上げるか、アーティスティックに監督のセンスを見せつけるのか・・・やり方を絞った方が良かったのじゃないかなって思います。ふわっというか・・・もわっというか・・・作り手の思いばかりが先行して、見るものを置いてきぼりにしている気がしないでもなかったです。

『戦狼 ウルフ・オブ・ウォー』

2018-12-05 18:10:32 | Weblog
2017年 中国
監督:呉京(ウー・ジン)
出演:呉京(ウー・ジン) 、フランク・グリロ、セリーナ・ジェイド、ウー・ガン、張翰(チャン・ハン)、ユー・ナン

軍を退いたレン・フォンが第二の人生を送っていたアフリカで内戦が勃発する。息子のように可愛がっていた少年を連れて、舩で中国に避難しようとしていたレンだったが、少年が母を残して中国には行けないと船を降りてしまい、レンもほってはおけず船を降りることに。そして、現地で伝染病の研究をしていた中国人ドクターを救出するという任務を、政府から非公式に引き受けることになり、単身、戦火の中に飛び込んでいくのだが・・・・

まあ、そう、アクションにつぐアクション、手に汗握る危機の連続・・・どうなるか誰もが分かっているけどワクワクドキドキするという王道をいくアクションヒーロー映画だと思います。ちょっと"中国万歳"感が鼻に付くのは、わたしが中国人じゃないからかな・・・これが日本人主演で日本万歳なら、バンザーイって思いながら見るのかな・・・そんなこともない気がするのだけど(^^;。

『修羅の剣士』

2018-12-05 17:47:45 | Weblog
2016年 香港&中国
監督:爾冬陞(イー・トンシン)
出演:林煕蕾(ケリー・リン)、江一燕(ジャン・イーイェン )、蒋夢婕(ジャン・モンジェ)、何潤東(ピーター・ホー)、鮑起静(パウ・ヘイチン)、クー・カオピン

第三の師と呼ばれ剣神として武術界の頂点にあった謝暁峰だが、己の部派の栄誉のためなら人の命を全く大切にしない武術の世界に絶望し、自派も婚約者も、剣も名前も捨てて妓楼の下男として働いていた。しかし、彼の意志とは関係なく、再び否応なく争いに巻き込まれていくのだった・・・

何が良いかといわれたら、特に何も思いつかないんだけど、何か落ち着くなぁ~と思っていたら・・・監督は爾冬陞、製作は徐克、脚本は爾冬陞と徐克だっていうじゃないですかっ!!落ち着くはずだ(笑)。だからいいんです、なんでも(爆)。そうそう、あえていうなら、女性たちがいいっ!!女々しくなくていいっ!!香港映画に出てくる気の強い女性は大好きだっ!!

『修羅 黒衣の反逆』

2018-12-05 17:21:22 | Weblog
2017年 中国
監督:ルー・ヤン
出演:張震(チャン・チェン)、杨幂(ヤン・ミー) 、チャン・イー、雷佳(レイ・ジャーイン)、辛芷蕾(シン・ジーレイ)、金士傑(チン・シーチェ)

明の末期。皇帝の寵愛をいいことに専横政治をおこなう魏中賢。政敵はもちろん市井の人であっても些細なことで罰せられる世の中に、人々の不満は募っていた。錦衣衛の沈煉は、心惹かれる絵を描く絵師の北斎が、絵を通して魏中賢を批判しているとして殺害を命じられるが・・・

女々しいヒロインが登場する映画は好きじゃないのだけど、脇が皆さんそれぞれに程よい存在感と魅力をもって物語に絡んでくるので、これが意外に面白かったです。どちらかが真っ白で、どちらかが真っ黒でというのではなく、本来なら味方になるのかなって側も泥をすすっている感じが良かったです。

『悟空伝』

2018-12-05 16:48:26 | Weblog
2017年 中国
監督:郭子健(デレク・クォック)
出演:彭于晏(エディ・ポン)、ニー・ニー(倪妮)、余 文楽(ショーン・ユー)、丹龍(オウ・ハオ)、鄭爽(ジェン・シュアン)、フェイ・ユー

生まれ故郷である花果山を、上聖天尊に滅ぼされた梧空は、天宮で神々が守っている"万物の宿命をつかさどる天機儀"
を破壊しようと企むが、天機儀を守る武神や護衛神、上聖天尊の娘と一緒に荒廃した花果山に転落し・・・

よく知られている孫悟空の話とは全く違うのだけど、なんだか違和感なく・・・孫悟空の物語としてスンナリ受け入れられましたねぇ~・・・うまく作られているってことなんだろうな。悪役である上聖天尊がよかったかなぁ~、彼女に反発する娘の存在も上手く活きてた気がする。面白かったです。

『エルネスト』

2018-12-03 13:16:15 | Weblog
2017年 日本
監督:阪本順治
出演:オダギリジョー、永山絢斗、ホワン・ミゲル・バレロ・アコスタ、ロベルト・エスピノーサ・セバスコ、ルイス・マヌエル・アルバレス・チャルチャバル、アルマンド・ミゲール、ヤスマニ・ラザロ、ダニエル・ロメーロ・ピルダイン、ジゼル・ロミンチャル、アレクシス・ディアス・デ・ビジェガス、ミリアム・アルメダ・ビレラ、エンリケ・ブエノ・ロドリゲス

日系2世のボリビア人フレディ前村ウルタードは、医者になるためにキューバの国立ハバナ大学へ留学する。しかし、在学中にキューバ危機を体験し、民兵として軍にも協力した彼の中には、世の中を良い方向に導きたいという強い思いが育っていく。数年後、祖国ボリビアで、ゲバラがゲリラ活動をすると知り、その部隊に参加することを決めたフレディは、ゲバラからファーストネームである「エルネスト」を名乗るよういわれる・・・

いや~・・・まず、フレディ前村ウルタードという人が実際にいたということを知らなかったので、彼を知りたいという思いで見てしまいました。一応フィクションなのに、ノン・フィクションを見るような気持ちです。とはいっても、オダギリジョーさんがカッコよすぎますけどね(^^;。だって、全編スペイン語で話すんですよ、圧倒されますよ・・・スゴイ人だ。

『ミックス。』

2018-12-03 12:43:32 | Weblog
2017年 日本
監督:石川淳一
出演:新垣結衣、瑛太、広末涼子、瀬戸康史、永野芽郁、佐野勇斗、森崎博之、蒼井優、山口紗弥加、中村アン、久間田琳加、神尾佑、平山祐介、斎藤司、佐野ひなこ、鈴木福、谷花音、平澤宏々路、関太、真木よう子、吉田鋼太郎、池上季実子、生瀬勝久、田中美佐子、遠藤憲一、小日向文世、水谷隼、石川佳純、伊藤美誠、吉村真晴、浜本由惟、木造勇人

卓球クラブを経営していた母の卓球英才教育で、卓球づけの幼少期を過ごした多満子は、母の死後、ことさら卓球から遠ざかって、普通の会社員として日々を過ごしていた。けれど、会社の卓球部にスター選手が入部し、彼と付き合うことになり、人生が一変した・・・と思ったら、彼に裏切られ、失意の中、地元に戻ることになる。そこには、つぶれる寸前の母の卓球クラブが残っており・・・クラブを立て直す為にも、彼女を裏切った彼を見返すためにも、日本卓球選手権の男女混合ダブルスで、彼に勝とうと、元プロボクサーの萩原とミックスコンビを組み特訓を始めるのだが・・・

キラキラとした若手のアイドル映画ではなく、熟成したアイドル映画というか・・・ガッキ―も瑛太くんも、もう立派な役者さんだけど、これはやっぱり二人を楽しむアイドル映画だよね・・・それでいいし、それがいいと思います。可愛く美しい人を愛でるのは、悪いことじゃないでしょ(爆)。