映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『』DESTINY 鎌倉ものがたり

2018-10-24 16:57:12 | Weblog
2017年 日本
監督:山崎貴
出演:堺雅人、高畑充希、堤真一、安藤サクラ、田中泯、中村玉緒、市川実日子、ムロツヨシ、要潤、大倉孝二、神戸浩、國村隼、古田新太、鶴田真由、薬師丸ひろ子、吉行和子、橋爪功、三浦友和

編集者として出会い、運命的なものを感じてミステリー作家の一色正和と結婚することになった亜紀子。妖怪や幽霊が当たり前のように暮らしの中にいることに最初は戸惑ったものの、やがては正和以上に彼らと仲良く接するようになる。しかし或日、何者かに足を掴まれて階段で転倒し、体から魂が抜け出てしまった亜紀子は、戻る体が行方不明になったため、死者扱いとなって黄泉の国に連れていかれてしまう。納得できない正和は、亜紀子を取り戻すため、黄泉の国に潜入するのだが・・・

前半は、妖怪たちと人間が共存する町で仲良く暮らす夫婦のお話で、ほのぼのポカポカしてたんですが、後編はファンタジー系香港映画のようになりましたね。どっちも好きですから、一粒で二度美味しい的なお得感がありました。黄泉の国の造形は、とっても好きでしたね。まず、銀河鉄道999ならぬ黄泉行きの鉄道が、超好みでしたし(^^)。とっても優しい冒険活劇とでも申しましょうか・・・目でも心でも楽しめる映画でした(^^)。
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『キングスマン ゴールデン・サークル』

2018-10-24 16:35:23 | Weblog
2017年 英
監督:マシュー・ボーン
出演:コリン・ファース、ジュリアン・ムーア、タロン・エガートン、マーク・ストロング、ハル・ベリー、エルトン・ジョン、チャニング・テイタム、ジェフ・ブリッジス、ソフィー・クックソン、ペドロ・パスカル、エドワード・ホルクロフト

私設のスパイ組織キングスマンの複数の拠点が、謎の組織ゴールデン・サークルの攻撃を受けて、一気に壊滅してしまった。生き残ったエージェントのエグジーは、後方支援担当のマーリンと共に、協力関係にあるアメリカのスパイ機関ステイツマンに協力を依頼するのだが、ステイツマンの施設には亡くなったはずのハリーが保護されていた・・・

ことさら安っぽく作られて独特の雰囲気があった前作の『キングスマン』。すごくヒットしたというのが信じられなかったのだけど、続編まで作られて・・・ほんとに人気があったんだなぁ~。今回のキャストは超豪華・・・そこからも、前作がしっかり高評価だったことが推し量れるんだけど・・・不思議だなぁ(爆)。といいながら見ているのは、そりゃあコリンが出ているからなんだけど・・・コリンより気になったのはエルトン・ジョン。いいのかエルトン、ほんとうにいいのかエルトンっ!!弾けまくって楽しみまくっている彼が、ちょっと心配になるほどでした(^^;。でもまあ、前作で免疫ができたというか、覚悟が出てきていたので、今回はそういうつもりで診ましたから、意外に楽しかったです(^^)。あれこれ考えずに、ただ楽しみましょう・・・そういう映画でしょ(^^)。
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『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』

2018-10-24 16:10:02 | Weblog
2016年 英
監督:シャロン・マグワイア
出演:レニー・ゼルウィガー、コリン・ファース、パトリック・デンプシー、ジム・ブロードベント、ジェマ・ジョーンズ、エマ・トンプソン、ダン・メイザー、ジェームズ・キャリス、サリー・フィリップス

マークと別れ、テレビ局の敏腕プロデューサーになったブリジット。私生活は寂しく、四十歳を越えても独身のまま。ダニエルのお葬式で、マークが妻を連れて参列しているのを見て動揺する。親友に誘われて参加したイベントで出会った素敵な男性と一夜を過ごしたあと、偶然マークに出会って彼が離婚協議中であることを知り、お互いにまだ気持ちが残っていることを感じて、またまた一夜を過ごしてしまう。そして妊娠。はたして父親はマークか、一夜の恋人ジャックなのか・・・

みんな年を取ったなぁ・・・まずはその感情が溢れちゃいます。それを抑え込んで物語に入っていくと・・・「オイオイ、それはないでしょ、ブリジットっ!!」と、二人の男性に「出来ちゃった」と告げて喜ばせてしまったブリジットにダメだししちゃいます。「これじゃあ楽しく見られないや」と、イササカがっかりしていたのですが、そのうち、いつもの笑いありホッコリありのブリジットジョーンズの日記になってきて・・・最終的にはまあまあ楽しめた気がします。長いブランクの後で続編を作るのなら、その年月の意味を感じられるものにして欲しかったというのはあるんですが・・・まあ、基本的にはファンですし、また会えたことが何より嬉しいってことになっちゃいますね(^^;。『ブリジット・ジョーンズの日記』を見ると、もれなく『高慢と偏見』が見たくなってしまうのですが、今回もまたDVDを見てしまいそうです。
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『あしたは最高のはじまり』

2018-10-15 12:41:04 | Weblog
2016年 仏&英
監督:ユーゴ・ジェラン
出演:オマール・シー、クレマンス・ポエジー、アントワーヌ・ベルトラン、グロリア・コルストン、アシュリー・ウォルターズ、ラファエル・ボン・ブルメンタル、クレマンティーヌ・セラリエ、アンナ・コティス、ラケル・キャシディ、ハワード・クロスリー

コートダジュールで観光客相手に自由気ままな生活を送っていたサミュエルだったが、ある日突然、赤ん坊を抱いたクリスティンが現れ、あなたの娘だといって彼にグロリアを押し付け姿を消してしまう。困ったサミュエルは彼女を探してロンドンに行くが見つけることができず、たまたま出会った映画関係者に誘われてスタントマンの職を得る。八年がたち、サミュエルとグロリアは仲のいい親子になっていた。サミュエルはグロリアに、彼女の母親は諜報員で世界をまたにかけて仕事をしているのだと嘘をつき、母親のふりをしてメールを送り続けていたのだか、クリスティンから会いに行くという連絡が入り・・・

ロンドンの彼らの部屋のセットなんかがかなりファンタジーな作りで、見る人もそのつもりで見てねって、あらかじめ伝えられているわけだけど・・・ついつい「ありえない」って思っちゃったりするんですよね、ダメな観客です。たとえば、サミュエルのグロリアの育て方・・・むちゃくちゃ楽しそうだけど、それって子どもの為になる?みたいなこと、ついつい考えちゃうわけです。でも、最後には悲しいかな納得しますよね、ほんとに悲しいかな。
それにしても、クリスティンが親権欲しいって、ありえない主張でしょ。もう少し、彼女に同情できる事情があればいいけど、あまりに身勝手過ぎて、バカバカしく感じられちゃいました。
でも、とにかくグロリアが可愛いし、二人の愛情も感じられるし、友人にも恵まれて・・・そのハッピーさは映画を見るものも幸せにしてくれますね。だから楽しかったです、はい(^^)。
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『ガール・オン・ザ・トレイン』

2018-10-15 12:25:43 | Weblog
2016年 米
監督:テイト・テイラー
出演:エミリー・ブラント、レベッカ・ファーガソン、ヘイリー・ベネット、ジャスティン・セロー、ルーク・エバンス、アリソン・ジャネイ、エドガー・ラミレス、リサ・クドロー

子どもに恵まれず酒浸りになって夫とも離婚することになったレイチェルは、毎朝毎夕電車に乗り、かつて自分たちが暮らした、そして今は元夫と再婚相手と二人の間の赤ちゃんが暮らす家を眺めるだけの日々を送っていた。そんなレイチェルは、元我が家の近くで理想的な夫婦が暮らす家を見つける。が、ある日、その家の妻アナがバルコニーで夫以外の男とキスしているのを目撃し、思わず電車を降り、その家に向かってしまう。翌朝、レイチェルは血だらけで目覚め・・・ニュースでアナが行方不明であることを知る・・・

同情はするけど、それにしてもどうしようもないなぁ~レイチェルって女性は・・・大方の人は、そう思いながらこのこの映画を見ると思うんですが、とうでしょう。少なくても、わたしはずっとそう思って見ていました。で、とことんそう思っているからこそ、後半になってからの展開に、ほぉ~って思うわけです。そういう意味では上手い作りかな。あとで考えれば、あっそうだったのかと思う種まきもしっかりしてあるし・・・ちゃんと考えられた映画でしたね。でも、まあ、それで気分がよくなるものでもないです。楽しい映画ではないですね。正直、ちょっとしんどいです、しんどくて面倒です(^^;。
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『笑う故郷』

2018-10-15 12:12:17 | Weblog
2016年 アルゼンチン&スペイン
監督:ガストン・ドゥプラット、マリアノ・コーン
出演:オスカル・マルチネス、ダディ・ブリエバ、アンドレア・フリヘリオ、ノラ・ナバス

アルゼンチン出身の作家ダニエルは、故郷を離れて以来ずっとスペインで暮らしてきた。ノーベル賞を受賞してから、あちこちに招かれ講演を依頼されることも増えた彼に、故郷の村からも名誉市民賞の授与の知らせが届く。最初は全く戻る気がなかったダニエルだったが、ふと思いついて一人で田舎に戻ったのだが・・・

ふむ・・・最後の方で急展開があって、それなりに映画を見た気分にはなったけど、大方は「何を見せられてるのかなぁ~」って思いながら見てました。喜怒哀楽、どの感情で見て良いのかも分かんないし・・・好きな登場人物もいなかったし・・・映画にものすごく距離を感じながら、それでも最後まで見た自分に「頑張ったね」と言いたい(^^;。


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『ブランカとギター弾き』

2018-10-10 17:22:35 | Weblog
2015年 伊
監督:長谷井宏紀
出演:サイデル・ガブテロ、ピーター・ミラリ、ジョマル・ビスヨ、レイモンド・カマチョ

孤児のブランカは、テレビで孤児を引き取る女優のニュースを見て、お金を貯めて母親を金で買い家族を作ろうと思いつく。知り合った盲目のギター弾きのピーターの横で歌い、金を稼ぎ始めたブランカを、レストランのオーナーがスカウトし、二人は安定した収入も住まいも手に入れられたかに思えたが、店の金を盗んだという濡れ衣をきせられ、店から叩き出されてしまう・・・

子どもたちを可愛いとか可愛そうだけで描くのじゃなく、ずる賢かったり強かだったりする面も描いているので、逆に彼女たちをより愛しく感じました。また、頑張っているけど結局は大人に騙されたり利用されたり、世の中そんなに上手くいかない部分と、ファンタジー的な部分もバランスもほどよくて・・・面白かったです。


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『IT イット “それ”が見えたら、終わり。』

2018-10-10 17:12:50 | Weblog
2017年 米
監督:アンディ・ムスキエティ
出演:ジェイデン・リーベラー、ビル・スカルスガルド、フィン・ウルフハード、ジャック・ディラン・グレイザー、
ソフィア・リリス、ジェレミー・レイ・テイラー、ワイアット・オレフ、チョーズン・ジェイコブズ、ニコラス・ハミルトン、ジャクソン・ロバート・スコット

町で児童失踪事件が相次ぐ。ビルの弟もまた大雨の日に外出したまま消えてしまった。弟を一人で出掛けさせたことで自分を攻め続けているビルのまえにもまた、itが現れる。ビルには苛められっ子の仲間たちがいた。彼らの前にもitが現れ始め、最初は怯えていた彼らも、itに立ち向かうことを決意する・・・

itの見た目にはインパクトがあるし、ホラー映画ではあるんだろうけど、少年たちの成長物語として見た方が楽しめる気がします。ホラーとしては、もう一つ何か足りないけど、少年たちの物語としてはしっかりと楽しめると思います。こういう映画、嫌いじゃありません。
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『残像』

2018-10-10 16:53:52 | Weblog
2016年 ボーランド
監督:アンジェイ・ワイダ
出演:ボグスワフ・リンダ、ゾフィア・ビフラチュ、ブロニスワバ・ザマホフスカ、クシシュトフ・ビチェンスキー、
シモン・ボブロフスキ、アレクサンデル・ファビシャク、トマシュ・ブウォソク、アレクサンドラ・ユスタ、マリア・セモチュク、マグダレナ・バジェハ、エバ・バンツェル

第2次世界大戦後、ソビエトの支配下におかれたポーランドでは、創作活動もまた政治的役割を担うべきものであり、個人的な表現活動は徹底的に排除された。それは当然、教育機関でも徹底され、自由な創作活動とそれを基本にした美術教育を止めようとしない前衛画家のストゥシェミンスキは、次第に居場所を失っていく・・・

ストゥシェミンスキさんは、カンディンスキーやシャガールらとも交流があった、実在する有名な画家さんらしいですが、わたしは存じ上げなかったです。信念を貫いた立派な芸術家、それには間違いないのでしょうが、お子さんがいらっしゃるということなので・・・もう少し上手く立ち回れなかったのかと思わずにいられませんでした。そんな風に思うやつは、絶対に真の芸術家にはなれないのでしょうね・・・でも、大切なものは一つじゃない、つまり大切なのは芸術だけじゃない・・・それに方法だって決して一つじゃないはずなんて思っちゃいます。後世の人間が、この映画を通してストゥシェミンスキさんに学ぶ事は多いと思いますが・・・それは見習うべき点と、反面教師にしなければいけない面と、両方があるように思いました。

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『灼熱の魂』

2018-10-10 16:43:43 | Weblog
2010年 カナダ&フランス
監督:ドゥニ・ビルヌーブ
出演:ルブナ・アザバル、メリッサ・デゾルモー=プーラン、マキシム・ゴーデット、レミー・ジラール

中東出身のカナダ人女性ナワルが亡くなり、彼女の双子の子どもたちジャンヌとシモンに、2通の手紙が渡される。一通は彼らが存在すら知らなかった兄に、もう一通は誰ともわからない彼らの父にあてたものだった。シモンは、母に振り回されるのは嫌だと拒否するが、ジャンヌは少しでも母のことが知りたいと、母の故郷を訪ねることに・・・

いや~・・・壮絶すぎて言葉もないですね。けれどナワルという女性が毅然とし、どんな時も誇りをもって生きているのに強く惹かれ、映画にも引き込まれていきます・・・
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