映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『振り子』

2016-02-20 18:41:02 | Weblog
2014年 日本
監督:竹永典弘
出演:中村獅童、小西真奈美、石田卓也、清水富美加、板尾創路、笛木優子、松井珠理奈、鈴木亮平、中尾明慶、研ナオコ、小松政夫、ダイアモンド☆ユカイ、武井壮、黒田アーサー、中野公美子、サヘル・ローズ、ニコラス・ペタス、齊藤ジョニー、長原成樹、小山田将、入山学、藤田彩華、山本耕史、武田鉄矢

ちょっとヤンチャな大介と、そんな彼を慕うサキ。やがて二人は一緒になり、大介の夢だったバイク店を始めるのだが、詐欺にあい店を閉めざるを得なくなる。次第に荒れ始める大介と、それでも信じて尽くし続けるサキ。だが、サキが倒れ、寝たきりになってしまう・・・

テレビ番組で放送されたというオリジナルの鉄拳さんのパラパラ漫画は見ていないのだけど、映画の中に出てくるパラパラ漫画(端折られてるのかな、全部なのかな?)には、気が付いたら涙していて「なんでこんなに心揺さぶられるのだろう」と自分で驚いてしまいました。映画があったからこそなのかもしれないけど・・・映画本篇は、ちょっと冷めて気持ちで見ていたんですよ・・・なのに、ね。映画にするなら、原作から少し外れても、映画にあうように変えた方が良かったのではと思います。原作に忠実であろうとして、映画にする意味を無くしてしまったのじゃないでしょうかね。
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『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』

2016-02-20 13:03:44 | Weblog
2013年 仏
監督:オリビエ・ダアン
出演:ニコール・キッドマング、ティム・ロス、フランク・ランジェラ、パス・ベガ、パーカー・ポージー、マイロ・ビンティミリ、デレク・ジャコビ、ロバート・リンゼイ、ジェラルディン・ソマービル、ニコラス・ファレル、
アンドレ・ペンブルン、ロジャー・アシュトン=グリフィス、イブ・ジャック、オリビエ・ラブルダン、ジェーン・デル、フローラ・ニコルソン、ジャンヌ・バリバール

女優のグレース・ケリーの自伝的映画。特に、モナコがフランスとの外交問題で危機に立った時のケリーをクローズアップしている。人気絶頂の1956年にモナコ大公レーニエ3世と結婚して女優を引退してから6年、ヒッチコックから映画に誘われ復帰を考えていた時、モナコの庇護者的存在だったフランスから課税を強要され、夫レーニエ3世が窮地に立たされる。グレースは女優復帰を諦め、モナコの公妃として夫とモナコの危機を救うため思い切った行動に出た・・・

最近、グレースケリーを扱ったドキュメント番組(?)を見たところだったので、ちょっと物足りなかったです。彼女とお父さんの関係とか、けっこう大切な部分が端折られていたから。だらだら描くのではなく、一つのエピソードに絞ったというのは良い戦略なのかもしれないけど、わたしが知りたいグレースとは違ったということかな。でも、とにかくニコール・キッドマンが美しかったし、それでいっか・・・と思います(^^)。
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『小野寺の弟・小野寺の姉』

2016-02-20 12:25:19 | Weblog
2014年 日本
監督:西田征史
出演:向井理、片桐はいり、山本美月、及川光博、ムロツヨシ、寿美菜子、麻生久美子、大森南朋、木場勝巳、モロ師岡、梅沢昌代、村松利史、秋本奈緒美、橋本じゅん

40歳のより子と33歳の進、早くに親を亡くした姉と弟は、互いを思いやりながら一緒に暮らしてきた。弟の世話にあけくれ婚機を逃してきた姉を心配する弟、過去の失恋を引きずっている弟を心配する姉。穏やかで幸せな生活ではあるけれど、二人とも相手の幸せを考えると今のままでは・・・という思いがあった。そんな二人それぞれに恋の気配が訪れるのだが・・・

片桐はいりさんの弟さんのことを書いたエッセイを読んでいたので、それと映画が重なってしまいました。姉弟の状況はまったく違うのだけど、エッセイで感じた温かさと同じ温かさが映画にもありましたね。結末的には、わたしは違うものを期待しましたが・・・それも含めて、楽しく拝見しました。
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『夏の終り』

2016-02-16 16:39:43 | Weblog
2013年 日本
監督:熊切和嘉
出演:満島ひかり、綾野剛、小林薫、赤沼夢羅、安部聡子、小市慢太郎

夫との生活に我慢が出来なくなり、子どもを夫のもとに残して、若い男と駆け落ちした知子は、その男とも別れ、妻子ある作家と暮らすようになっていた。妻とは決して離婚しようとせず二重生活を送る作家だったが、知子はそれなりに安定した幸せな生活を送っていた。けれど、かつて駆け落ちをして相手である青年が二人の前に現れ・・・

夫を捨てて駆け落ちをする描写を見ながら、なんとなく瀬戸内寂聴さんを思い出したのですが、ほんとうに瀬戸内さんが実体験をもとにして描いた小説が原作だったんですね。わたしは、こういう女性の心理を描いた作品はあまり好みではなく・・・終始、めんどくせーなぁ~と思って見ていました。人の好みはそれぞれ、大好きな人にはたまらない世界なのでしょう。
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『2月の夏』

2016-02-16 16:26:40 | Weblog
2013年 英
監督:クリストファー・メノール
出演:ドミニク・クーパー、ダン・スティーブンス、エミリー・ブラウニング、ハティ・モラハン、マックス・ディーコン、ショーン・ディングウォール、ミア・オーステン

実在するイギリスの画家アルフレッド・マニングスの若き日の恋を描いた自伝的映画。芸術家が集う海辺の街で暮らす才能豊かな画家AJは、画家志望の兄を訪ねてきたフローレンスに恋をし、二人は結婚することに。けれど芸術家の我が儘に振り回されるフローレンスは心身ともに疲れ、AJの親友であるギルバートの優しさに頼ってしまう。二人の関係を知ったAJに責められたフローレンスは自ら死を選ぶよりほかなく・・・

エキセントリックな芸術家の話は、もう沢山って感じかな。しかも2013年の作品でしょ。もうちょっと工夫して欲しかったというか、切り口を変えるとか他にやり方はなかったですか・・・と思ってしまいました。
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