映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『グレート・アドベンチャー』

2019-04-19 19:07:46 | Weblog
2017年 中国
監督:馮徳倫(スティーブン・フォン)
出演:劉徳華(アンディ・ラウ)、楊祐寧(トニー・ヤン)、ジャン・レノ、舒淇(スー・チー)、張静初(チャン・ジンチュー)、楊祐寧(トニー・ヤン)、曾志偉(エリック・ツァン)

5年前にルーブル美術館から宝石を盗み出した直後、何者かに襲われ盗んだ宝石を奪われたうえ、警察に捕まって服役していたダン。出所した彼は、自分を襲った犯人を見つけ出し、宝石を取り戻したのちに泥棒家業から足を洗おうと決意していた。刑事のピエールは、五年前の逮捕時、ダンによって爆破直前のパトカーから引っ張りだされて命拾いした経緯があり、ダンが再び盗みを働くなら、必ず自分が捕まえようと決意しており、ダンの恋人だったアンバーに協力を依頼するのだった・・・

いや~、キャスティングだけで満足です(笑)。わたしにとって、香港映画ファンとして一番楽しかった頃が蘇る顔が揃ってます(^^)。それにしても馮徳倫くん、わたしのイメージは"可愛い顔をした若手俳優さん"だったんだけど、今や大監督ですね・・・こんなキャストで、こんな立派な娯楽映画が撮れるだもんな・・・おばさん、年をとるはずだわ(爆)。とにかく、理屈じゃないの、わたしにとっては、嬉しくて楽しい、そんな映画なのでした(^^)。
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『SPL 狼たちの処刑台』

2019-04-19 18:23:46 | Weblog
2017年 中国&香港
監督:葉偉信(ウィルソン・イップ)
出演:古天樂(ルイス・クー)、トニー・ジャー、林家棟(ラム・カートン)、ウー・ユエ、クリス・コリンズ、ジャッキー・チョイ、ビタヤ・パンスリンガム、ハンナ・チャン、ミシェール・サラーム、ケン・ロー

香港からタイを訪れた15歳のウィンチーが姿を消した。香港の警察官である父のリーはタイに渡り、パタヤ警察のチュイに捜査に同行したいと頼む。やがて、警察も絡んだ臓器密売組織の存在が浮かび上がり・・・

ん~、悪くはない。期待したものは得られる。ラム・カートンの無表情な芝居もいいし、ウー・ユエも好い人。ドラマ「フビライ・ハン」の時の小者感が全くなくて、さすが役者さんだなぁ~と、失礼ながら感心する(^^;。トニー・ジャーの使い方が勿体なくて、ちょっと残念。ルイス・クーは相変わらず容姿も芝居も暑苦しいけど、それが彼の持ち味ね(爆)。
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『羊と鋼の森』

2019-04-19 17:41:34 | Weblog
2018年 日本
監督:橋本光二郎
出演:山崎賢人、鈴木亮平、上白石萌音、上白石萌歌、堀内敬子、仲里依紗、城田優、森永悠希、佐野勇斗、光石研、吉行和子、三浦友和

これといった夢もなく、弟に劣等感を感じながら暮らしていた直樹だったがは、高校で板鳥の調律作業を垣間見て心を奪われる。高校を卒業して、東京の専門学校で調律を学び、地元に戻ってきて複数の調律師が所属する楽器店に就職した。先輩について顧客の家を訪ね、調律を学んでいく中、佐倉姉妹に出会った直樹は・・・

主人公が、調律という仕事に真剣に向き合っているのはヒシヒシと伝わってくるけど、それが若干重すぎてウザくはあります。でも、その分、周りの人たちが淡々と静かに巧いので、全体としてはバランスが取れていて好かったかな(^^)。山崎くんは頑張っていたから評価はしたいけど、やっぱり先輩俳優さんたちの力は大きいね。その中で、若手ではあるけど上白石姉妹のキャスティングは絶妙だわっ!!見終わってみれば、彼女たちしかありえない気がするほどでありました(^^)。

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『のみとり侍』

2019-04-19 17:26:45 | Weblog
2018年 日本
監督:鶴橋康夫
出演:阿部寛、寺島しのぶ、豊川悦司、斎藤工、風間杜夫、大竹しのぶ、前田敦子、松重豊、桂文枝、笑福亭鶴光、ジミー大西、オール阪神、福本莉子

長岡藩士の小林寛之進は、真面目なばかりに藩主・牧野備前守忠精の機嫌を損ね、猫の蚤取り屋になれと放逐される。真面目な小林は、言われたとおりに蚤取り屋で職を求めるが、蚤取り屋の本当の仕事とは街を練り歩き客を求める男娼だった。戸惑う小林だったが、最初の客を相手に「下手くそ」と言われ、モテ男の清兵衛に女性を喜ばせる方法を教えて欲しいと頼み込むのだった・・・

なかなかにエロエロでありました(^^;。でも、全体的にカラッとしてるし、笑えるし、男たちの友情も心地いいし、思いのほか楽しませてもらいました。役者も揃ってるしね・・・こりゃあやられたね(^^)。

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『ゲティ家の身代金』

2019-04-19 16:52:24 | Weblog
2017年 米
監督:リドリー・スコット
出演:ミシェル・ウィリアムズ、クリストファー・プラマー、マーク・ウォールバーグ、ロマン・デュリス、ティモシー・ハットン、チャーリー・プラマー、アンドリュー・バカン

1973年にアメリカの石油王ジャン・ポール・ゲティの孫が誘拐され、身代金を要求された事件の映画化。
巨万の富を手に入れながら、小銭を使うことも嫌う大富豪のジャン・ポール・ゲティ。イタリアで17歳の孫ポールが誘拐され、1700万ドルという巨額の身代金が要求されるが、ゲティは一銭たりと身代金の支払わないと発表すると、誘拐犯たちは、ポールの耳を切り取り、母親のゲイルに送りつけてきた・・・

最近、ドラマの放送もあったのだけど、あまり気分のいい雰囲気じゃなかったので、一回目だけしか見ませんでした。でも、事件としては興味深いし、映画なら時間も短いし、と思って見たのですが、ドラマの雰囲気よりは見やすかったです。誘拐犯グループの下っ端のチンクアンタがイイ人だったのも、見やすかった理由の一つかな。若い頃は、ドロドロしたものとか、悩み深いとか、闇深いとか、そういうのも好みましたが、最近は、善良で明るいものじゃなきゃ、見ているのがしんどくなっちゃったんですよね(^^;。で・・・そうなんだ~、お金持ちは嫌だね、分からんね、別の生き物だねって思いながら見たと、それだけかな(^^;。仕事で、一時、中小企業の社長さんの話を聞く機会が多かったのだけど、自分で事業を起こしたイケイケの社長さんは、どうも苦手だなって感じていたのを思い出しました(^^;。その人たちとゲティが同じということではないのですが・・・お金儲けが得意な人は、どうにも好きになれない人が多いなと思った、あの頃なのでありました(^^;。



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『冷たい晩餐』

2019-04-19 16:38:17 | Weblog
2017年 米
監督:オーレン・ムーバーマン
出演:リチャード・ギア、ローラ・リニー、スティーブ・クーガン、レベッカ・ホール、アデペロ・オデュイエ、クロエ・セビニー

次期首相候補とも目されているスタンと妻。スタンの弟で心を病んで教師を辞めたポールとその妻。四人が、スタンが行きつけの高級レストランに集う。目的は、二組の夫婦の息子たちが起こした事件について、どう対処するかという相談だったのだが・・・

とにかく、子どもたちのやったことにムカついて、それを隠蔽しようという親心に、欠片も寄り添えなかった。わたしも親なので、子どもの失敗をできればなかったことにしたい気持ちは痛いほどわかるけど、これは限度を越え過ぎた設定だわ・・・ありえない。もうちょっと悩める程度の悪さにして欲しかったな。
工夫は、隠蔽したがりそうな政治家のスタンが公表を主張し、教師だった弟が隠蔽派だってことかな。それも、まっ、最後まで見れば、さらに工夫があるのは良いと思うけど・・・とにかく、子どもたちがやったことがとんでもないから、基本、見ていて気分が悪い、そればっかりです。
ただ、まあ、兄弟の関係の部分は少し面白かったかな。作品の中でもその部分は重要視されていて、むしろ子どもたちのことは、それを表面化されるキッカケ的な役割だったりもして・・・それは納得できるんだけど・・・とにかく、あのガキは許しちゃいかん。

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『グッバイ・クリストファー・ロビン』

2019-04-19 16:15:33 | Weblog
2017年 英
監督:サイモン・カーティス
出演:ドーナル・グリーソン、マーゴット・ロビー、ケリー・マクドナルド、ウィル・ティルストン、アレックス・ロウザー

第1次世界大戦に従軍した作家のアラン・ミルンは、戦後もPTSDに悩まされ、ロンドンの喧騒を避けて、家族で田舎に移り住む。妻のダフネは田舎での生活を嫌い、執筆をしないアランに苛立ち、一人で都会に戻ってしまう。信頼するナニーの母が危篤で、ナニーも家を離れ、アランは一人息子のクリストファー・ロビンと二人きりになり、慣れない子育てをすることに。けれど、森で過ごす二人の時間が『クマのプーさん』のアイデアを生み出すことになる・・・

『クマのプーさん』の誕生物語ということで、とっても興味深く見たのだけど、クリストファー・ロビンは酷い目にあったんだね。『クマのプーさん』のおかげで寄宿学校で苛めら続け、そのせいでお父さんとの関係もギクシャクし、逃げるように従軍したのち、帰ってきて和解する・・・その部分が、めちゃくちゃ短くて、速足で説明されてるんだけど・・・にもかかわらず、プーさん誕生秘話より、その部分が何より印象に残ってます。
この時代のイギリスのお金持ちの家庭の子育てって、こんな感じが当たり前だったのかな。だから、時代も違う、国も違う人間が、単純に批判すべきじゃないのかもしれないけど・・・お母さんがあまりにも(^^;。愛はあるのは分かるし、一緒に過ごすときの遊びとかも楽しいし、基本、悪い人じゃないのだろうけど、自由人だよねぇ~。ナニーの感じ方や考え方に賛同してしまう自分に、自分は庶民感覚の人間なのだと再確認したけど、それでいいと思ってます(^^;。とにかく、クリストファー・ロビンくん、辛かったね、頑張ったねという感想で溢れてしまう映画でありました。



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『ナチュラルウーマン』

2019-04-19 15:50:03 | Weblog
2017年 チリ&アメリカ&ドイツ&スペイン
監督:セバスティアン・レリオ
出演:ダニエラ・ベガ、フランシスコ・レジェス、ルイス・ニェッコ、アリン・クーペンヘイム、ニコラス・サベドラ

トランスジェンダーのマリーナは、ウェイトレスをしながらナイトクラブで歌っていた。恋人は、妻子のある年上のオルランド。彼との生活は、マリーナにとって幸せと言ってよいものだった。けれど、彼女の誕生日の夜、オルランドは急に体調を崩し、そのまま亡くなってしまう。他殺を疑い、彼女を尋問する警察。彼女を毛嫌いし、部屋から出ていけというオルランドの息子。葬式にでることも拒否される。彼女を愛し、世間からの盾になってくれていたオルランドを失い、一気に世の中の偏見の渦に放り込まれたマリーナは・・・

経緯もよく分かるし、人間関係もよく分かるし、マリーナの立場とか心理状況も分かるように描かれているんだけど・・・なんだかモサモサしているというか・・・叢みたいにスッキリしないというか・・・どの人のことも、状況証拠で推察は出来るとげ、ちゃんとは描かれていない感じなんだなぁ~。登場人物たちと心が通わなかったなぁ~というのが、正直な感想です。

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『インビジブル 暗殺の旋律を弾く女』

2019-04-19 15:36:15 | Weblog
2018年 英&米
監督:アンソニー・バーン
出演:ナタリー・ドーマー、エド・スクレイン、エミリー・ラタコウスキー、ジョエリー・リチャードソン、ジェームズ・コスモ、ヤン・ベイブート

裏社会の大物ラディチの娘のベロニクが、自宅のアパートから落下して死亡し、自殺として処理される。その場に居合わせた全てを目撃したヒットマンのマークは、階下にいたピアニストのソフィアに姿を目撃されたと思い対処しようとソフィアに近づくが、彼女が盲目であることに気づき・・・

美しい目撃者は盲目だった・・めっていうパターンも、よくある感じではあるけど、そんな彼女が何故かロシアンマフィアや英国情報局から狙われているというのが、もう一ひねりの工夫かな。でも、それが今一つ生きてなかった気がするなぁ・・・勿体ないな。ラディチとベロニクの父娘の関係が、そこそこ面白く展開できそうな設定なんだし、いろいろと欲張り過ぎなのかな。悪くはないけど、ちょっとごちゃごちゃしていて、結果として薄まっちゃったっていうような感じでした。


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『gifted ギフテッド』

2019-04-19 15:20:45 | Weblog
2017年 米
監督:マーク・ウェブ
出演:クリス・エバンス、マッケンナ・グレイス、ジェニー・スレイト、リンゼイ・ダンカン、オクタビア・スペンサー、グレン・プラマー、ジョン・フィン、ジョン・M・ジャクソン、エリザベス・マーベル、キーア・オドネル、ジョン・スクラロフ

叔父のフランクと暮らす7歳のメアリーは、飛びぬけた数学の才能があり、教師たちは彼女をどう扱っていいか分からない。校長は、天才児を集めた学校に通わせるよう勧めるが、フランクはメアリーに偏った生活をさせたくないと断ってしまう。そんな時、フランクと亡くなったメアリーの母であるイブリンが現れて、メアリーを引き取ろうとする。イブリンは、失った娘の代わりに、娘と同じ才能をもつ孫を、超一流の数学者に育てようと考えているのだ・・・

映画では、どっちかっていうとフランクの考えたかに賛成なのかな。でも、やっぱり、一概には言えないよね。一言で天才といっても、それぞれタイプも違えば性格も違うだろうし、何がその子の幸せかなんて、決めつけられないものなぁ~、っていうか、天才じゃなくても、一人の人間の成長を見守り助けるっていうのは大仕事です、うん。まっ、収め所としては、イイ感じだと思うので、映画を見た後に嫌な気分にはなりません(^^)。

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