映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『涙のメッセンジャー 14歳の約束』

2018-12-07 09:57:34 | Weblog
2015年 米
監督:メグ・ライアン
出演:サム・シェパード、ハミッシュ・リンクレイター、アレックス・ニューステッター、ジャック・クエイド、メグ・ライアン、トム・ハンクス、スペンサー・ハウエル

カリフォルニア州のイサカに住む14歳のホーマーは、父の戦死後、兄も出征し、自分たちを女手一つで世話してくれている母を助けるためにも、郵便局で働き始める。しかし、初仕事になったのは、息子の戦死を告げる電報を母親に届けるというものだった。それ以降も、何度も訃報の電報をとどけなければならなかったホーマーだったが・・・

第二次大戦中のアメリカ本土の田舎、本来なら戦争の影響が比較的少ないはずの地域をあえて舞台にし・・・主人公を郵便配達の少年にしながら・・・強烈な反戦のメッセージを送る映画で、監督のメグ・ライアンの思いも、それで十分伝わるんじゃないかと思うのだけど・・・映画の出来としては、メグ・ライアンだから許されるのかなという感じですね。もっとドキュメンタリータッチにして真っ直ぐに反戦をうったえるか、エンターティメントとしても楽しめる映画として作り上げるか、アーティスティックに監督のセンスを見せつけるのか・・・やり方を絞った方が良かったのじゃないかなって思います。ふわっというか・・・もわっというか・・・作り手の思いばかりが先行して、見るものを置いてきぼりにしている気がしないでもなかったです。

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