映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『ディア マイ ファーザー』

2011-03-31 15:50:43 | Weblog
2007年 オーストラリア
監督:リチャード・ロクスバーグ
出演:エリック・バナ、フランカ・ポテンテ、マートン・ソーカス、コディ・スミット=マクフィー、ラッセル・ダイクストラ、ジャセック・コーマン

1960年代のオーストラリア。心機一転、大自然の中で新しい人生を再スタートさせようとドイツから移住してきたロミュラスとクリスティナーだったが、クリスティナーは環境に馴染めず家出を繰り返す。彼らの幼い息子レイモンドは、母のいない淋しさを抱えつつも、父との暮らしの中で、さまざまな事を感じ成長していく。

実在の作家さんの自伝的小説の映画化ということですが・・・小説では、お母さんのこと、どんな風に描かれていたのかなぁ~。映画では、とにかくとんでもないお母さんなんですよ。旦那や子どもとの生活に嫌気がさしたとか、別に男ができたとか、それならそれで出ていったきり戻ってこなきゃいいのに、出て行った先で煮詰まると戻ってきて、旦那や子どもに甘えるわけです。でも、また、すぐに出て行ってしまって、その出て行った先でも別の男に寄りかかっているわけです。それを旦那も、向こうの男も拒否しないものだから、母親はやりたい放題。振り回される子どもは堪ったもんじゃないですよね。

その超非常識な母親の行動の理由が、あくまでも心の病気のせいで、そのことを作者が自分の中で消化していて、母を許し、むしろ母を不憫に思っているのだとしたら・・・もっと、観客が、この母親に同情的になれるように描かれるべきだったと思うんですが・・・少なくても、わたしは、まったくこの女性に好意的感情をもてなかったですね。しかも、そんな彼女に、毅然とした態度をとれない・・・つまり、少年の父親であるより、妻に未練のある夫にしか見えなかった父親も、カッコよく見えなかったです。

たぶん、映画の主題しては・・・いろいろあって大変な少年時代を過ごしたけれど、そんな中でも、父は生活するということ、つまり生きるということの根源に関わることを僕に教えてくれた・・・だからこそ、今の僕がある・・・みたいなことなんだと思うんですが、それは、あまり成功してないと思います。もし、この少年が立派に育ったのだとしたら、それは彼自身が素晴らしい子だったからだとしか思えなかったですもん(^^;。あっ・・・お父さんの友達が好い人だったから・・・も、足しておきましょう(^^)。

映画で聖人君子やヒーローを見たいと思っているわけではないんですよ。駄目人間も可愛いもんです。でもね・・・ただ駄目なだけでは、それはやっぱり駄目じゃないですか。どうしようもない奴だけど憎めないとか・・・駄目の中にも魅力がある・・・あるいは駄目だからこそ惹かれる・・・そう感じられるように描いてくれないとって思うんです。この映画は、それを十分にしてはくれていなかったと思うので・・・なんだか、あまり後味が良くなかったのでした。

『ディア マイ ファーザー』公式サイト
http://www.vap.co.jp/dearmyfather
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『午後の曳航』

2011-03-31 14:49:44 | Weblog
1976年 英&日
監督:ルイス・ジョン・カルリーノ
出演:サラ・マイルズ、クリス・クリストファーソン、ジョナサン・カーン、マルゴ・カニンガム、アール・ローデス、ポール・トロピア、ゲイリー・ロック、スティーブン・ブラック、ピーター・クラハム

美しい母と二人で暮す少年。彼は、偶然に見つけた穴から、母の自慰をのぞいていた。やがて、母に船乗りの恋人ができ、少年は二人の性行為も、覗き穴からじっと見つめていた。その時、少年の中に船乗りに対する嫉妬心はなかった。むしろ、少年は、覗き見た彼らの姿を美しいとさえ思った。しかし、一度は旅立った船乗りが、再び少年と彼の母の前に表れ、少年に父親のように接するようになった時、少年の船乗りに対する気持ちは憎悪へと変わる。そして・・・

三島由紀夫作品を、イギリスで映画化したものですね。少年と母親とその恋人、三人だけの話なら、無邪気な少年が思春期を迎え、性というものが強く意識され始めた頃の、本人にとっても周りの人にとってもイササカ厄介な心の動きを描いた映画ということで終わったのでしょうが・・・そこに、頭でっかちな子どもを一人投下することで、さらに物語を面倒くさくしていますね(^^;。

まだ幼さの残る少年たちを集めて秘密クラブを結成し、少年たちを支配している天才少年・・・そいつが、ほんとうに面倒くさい子なんですよね。なまじっか利発なことが、彼の見る世界を歪めているわけです。もっとも、それだって、感受性が鋭利な子どもの場合は、よくあることではあるんですが・・・さらに極端な子なんですね(^^;。

それでも、徹底的に天才少年目線で、愚かな大人たちを蔑むとか・・・利発だけれど片方では極端に未成熟な部分をもつ少年の"アンバランスさの悲劇"を、それを乗り越えて大人になった者の包容力のある視線で見守るものにするとか・・・いっそ、天才少年をモンスター的に捉えて、ホラーに仕立てるとか・・・思い切ってエロエロに徹するとかすれば見ごたえが出たんじゃないかと思うんですず・・・立ち居地がしっかりしていないから、見ていて、とってもダルかったです。個人的には、残念な映画という感想になりますねぇ~。

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『ザ・インタープリター』

2011-03-29 12:19:08 | Weblog
2005年 米
監督:シドニー・ポラック
出演:ニコール・キッドマン、ショーン・ペン、キャサリン・キーナー、イヴァン・アタル、イェスパー・クリステンセン、クライド・クサツ

ニューヨークで国連の通訳をしているシルヴィア。アフリカのマトボ共和国育ちで、現地の言葉がわかる彼女は、国連のビル内で偶然に、独裁者といわれているマトボ共和国大統領ズワーニの暗殺計画を聞いてしまったことから、命を狙われることに。彼女はすぐに当局に通報し、暗殺計画の捜査とシルヴィアの警護が行われることになるが、彼女を守るシークレットサービスのトビンは、彼女に行動にも不可解なものを感じた・・・

いわゆる社会派の映画ですが・・・ちょっと微妙ですよね。理由は、二コールが美しすぎるから(爆)。いや、それもそうなんですが・・・なんて言えばいいんでしょう・・・社会的問題の表面を引っ掻いてる感じとでも言うか・・・結局は、中途半端なんだと思います。悪くはないんだけど、期待したところまで行けないモドカシサもあるって感じです。

役者で魅せる、人間ドラマで惹きつける、何かを考えさせる、あるいは思いっきり笑わせる、思いっきり泣かせる、思いっきり怖がらせる・・・なんでもいいんですが、どれかを何か一つはシッカリと取り組んで欲しいと思うんですよね。どれもそこそこっていうのが、きっと微妙感になってしまうのだと思います。

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『デッド・サイレンス』

2011-03-29 11:53:22 | Weblog
2007年 米
監督:ジェームズ・ワン
出演:ライアン・クァンティン、アンバー・ヴァレッタ、ドニー・ウォールバーグ、ボブ・ガントン、マイケル・フェアマン、ジョーン・ヘニー、ローラ・レーガン、ドミトリー・チェポヴェツキー、ジュディス・ロバーツ

ジェイミーとリサ夫妻の元に、いきなり腹話術の人形が送りつけられてきた。何の覚えもない二人は戸惑うが、そのまま人形を家においてジェイミーは外出する。その間に、リサは舌を切りとられ、惨殺されてしまう。警察から見ると、この猟奇的事件の第一容疑者はジェイミーだ。ジェイミーは、この事件の鍵は自分の故郷にあると考え、自らの容疑を晴らすため、生まれ育った町であるレイブンズ・フェアへと戻った・・・

腹話術師の呪いってことで、腹話術の人形とか、舌を切りとって殺すとか、小道具設定も統一されていて、あまり見ていてイラッとするようなところも、ハテナと思うようなところもなく・・・ちゃんと作ってあったんじゃないでしょうか。でもって、一番大切な怖いかどうかってところですが・・・怖かったです(^^)。だから、なかなか好いと思います(^^;。

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『私の中のあなた』

2011-03-27 13:17:30 | Weblog
2009年 米
監督:ニック・カサヴェテス
出演:キャメロン・ディアス、アビゲイル・ブレスリン、アレック・ボールドウィン、ジェイソン・パトリック、ソフィア・ヴァジリーヴァ、ヘザー・ウォールクィスト、ジョーン・キューザック、エヴァン・エリンソン、トーマス・デッカー

白血病の娘の治療のため、サラとブライアン夫婦は、遺伝子操作をしてドナーになりえる子どもをつくることを決める。そして実際に生まれてきたアナは、幼い頃から白血病の姉ケイトのために臍帯血、輸血、骨髄移植など治療に協力させられてきた。けれど、13歳になった時、アナは姉への腎移提供を拒み、それを無理強いする両親を相手に訴訟を起こしたのだった。

軽いドンデン返しのある物語です。どんでん返し前は、人権や親と子の問題などを考えさせられる内容で、どんでん返し後は、ひたすら感動的な家族愛のお話になります。きっと、その両方が、この映画を作った人たちには、とても大切だったのでしょうね。

それはとてもよく理解できるし、評価もするのですが・・・観客に、ちゃんと考えてもらいたい気持ちが強すぎるのかな・・・人権の問題が、だんだんエゴイズムの問題に見えてきてしまうんですよね・・・それが残念です。もちろん、人権問題を云々するとき、そのエゴイズムとの境界線の問題は避けて通れないのだけれど・・・もう少しマーブルな構成にできなかったかなと・・・そうすれば、もっと、アナにもサラにも、それぞれに共感できて、観客はイイ意味で苦しめたんじゃないかなと、そんな風に思いました。

『私の中のあなた』公式サイト
http://watashino.gaga.ne.jp/



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『風花』

2011-03-27 12:50:00 | Weblog
2001年 日本
監督:相米慎二
出演:小泉今日子、浅野忠信、麻生久美子、香山美子、尾美としのり、小日向文世、寺田農、柄本明、綾田俊樹、酒井敏也、高橋長英、木之元亮、山本真亜子、鶴見辰吾、椎名桔平、笑福亭鶴瓶

酒を飲むと人格が変わり、その間の記憶もなくなるエリート官僚の澤城廉司。そのせいで謹慎を申し付けられる。そしてまた、謹慎中に酒を飲み、記憶がないまま、年増のピンサロ嬢ゆり子と、ゆり子の故郷に行く約束をした。お互いに自分のことを詳しく語らない二人は、心を許しあうわけでもなく、寄り添いあうわけでもなく、それでも一緒に車で、ゆり子の実家へと向かう旅を続ける・・・

小泉今日子さんも浅野忠信さんも、いわゆる演技派じゃないんですよね。どっちかっていうと、芝居は巧くない。けど、お二人とも、他の人にはない独特の雰囲気をもってらっしゃる俳優さんで・・・それが活かされている映画ですよね。だから、楽しかったですが・・・長さを90分くらいにしてもらえると、もっと好かったかなぁ(^^;。

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『変態島』

2011-03-27 12:22:00 | Weblog
2008年 フランス&ベルギー&イギリス&オーストラリア
監督:ファブリス・ドゥ・ヴェルツ
出演:エマニュエル・ベアール、ルーファス・シーウェル、ペッチ・オササヌグラ、ジュリー・ドレフュス、アンポン・パンクラトク

この時期、ちょっと見ることをお奨めできない映画です。設定が、あまりにも・・・なので。だから、わたしの個人の記録として記載しておきますが、読まないでください。

半年前、タイで津波に襲われ、一人息子のジョシュアを失ったポールとジャンヌ。遺体も見つからないことから、ジョシュアは生きていると信じ続けるジャンヌ。ある日、とある記録ビデオを見たジャンヌは、そこに写っていた少年をジョシュアと確信し、夫婦はその少年を探すためにミャンマーに行く。しかし、ジョシュアは見つからない。諦めようとジャンヌを説得するポール。そんなポールを責めるジャンヌ。はたして、ビデオで見たあの少年は、本当にジョシュアだったのか・・・

邦題から、エロチックなものを予想していたのですが、『変態』というのは、昆虫が卵から幼虫に、幼虫から蛹に、蛹から成虫に変化する方の変態だったようですね。けど、それにしても、あまりその要素は感じられなかったけれど・・・。

ポールとジャンヌの心情には、不自然なものは感じませんでした。そういう意味では、興醒めなことはないです。けど、ジャンヌの見たジョシュアをどう捉えるのか、どう捉えさせたいのか、そこがハッキリしなくて、それに迷います。原題の「Vinyan」から考えると、幽霊ってことなのかもしれないけど・・・そうなのだとしたら、もう少しそれを感じさせるようにしてもらいたかったです。

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『スモーク』

2011-03-26 13:26:00 | Weblog
1995年 米&日本
監督:ウェイン・ワン
出演:ハーヴェイ・カイテル、ウィリアム・ハート、ストッカード・チャニング、ハロルド・ペリノー・Jr、フォレスト・ウィッテカー、アシュレイ・ジャッド、ジャレッド・ハリス、メアリー・ウォード、ジャンカルロ・エスポジート、ヴィクター・アルゴ、エリカ・ギンペル、ミシェル・ハースト

ブルックリンの何の変哲もない煙草屋、そこに集まってくる人たちを描く群像映画。煙草屋の店長のオーギーは、14年間毎朝同じ時刻に、店の前でモノクロ写真を撮り続けている。事故で妻を亡くしてから何も書けなくなってしまった作家のポールは、オーギーの幼なじみ。ポールが車に跳ねられそうになったのを助けてくれた黒人の少年ラシードは、幼い頃に別れた父親サイラスを探していた。ある日、オーギーのもとに昔の恋人ルビーが表れ、オーギーには娘がいて、その子が麻薬中毒になっているから助けてくれという・・・

なんかねぇ~・・・好い感じですよ。登場人物が、それぞれに何かを抱えていて、軽くトラブルも起こったりするから、相当に内容は濃いはずなんだけど、全編まったりしたムードで、それが好いんですよね。ハーヴェイ・カイテルとウィリアム・ハートが演じるオーギーとポールが、大上段にじゃないけどシッカリした美意識を自分の中に持ちつつ、淡々と普通に暮しているのが魅力的ですしね。キャストを見たとき、これは作家性の強い作品かなって、ちょっと警戒したんだけど・・・いやいや、案外と好きでした。はい、好いと思います(^^)。


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『低開発の記憶-メモリアス-』

2011-03-26 12:52:44 | Weblog
1968年 キューバ
監督:トマス・グティエレス・アレア
出演:セルヒオ・コリエリ、デイジー・グラナドス、エスリンダ・ヌニェス

カストロの社会主義宣言が行われた直後、1961年のハバナが舞台。 キューバに住んでいたブルジョワたちは次々と国を出て行く。セルヒオの両親や妻もアメリカへ亡命することを決めるが、彼は一人、小説を書くためにハバナに残った。最初は、革命が起こっても何も変わらないじゃないかと、高層マンションから覚めた目で街を見下ろしていた彼だったが、次第に街が革命色に染まっていく中、次第に居場所を失っていく・・・

1968年の作品だと思うと、非常にスタイリッシュだなぁ~と思います。けれど、そんな洗練された映像と、実際のドキュメンタリー映像を組み合わせた作りが、残念ながら活きてないなぁ~って思います。中途半端になっちゃっているというか・・・ちょっと卑怯な気もしました(^^;。

革命が起こって我先にと亡命していく金持ちたちの姿を軽蔑しながら見ているセルヒオ。かといってキューバの人たちにシンパシーを感じているかといえば、むしろヨーロッパに比べて低開発だと蔑んでいるセルヒオ。一人残ったキューバで何をするのかと思えば、地元の女の子にちょっかいかけておいて捨てて強姦罪で訴えられるセルヒオ。お前が一番なさけない奴なんだよ!!ってのは伝わってくるのだけど・・・なんか自虐的告発に感じられるのはどうしてなのかな。監督は、キューバの人だから、セルヒオとは立ち居地が違うと思うんだけど・・・どこか彼を理解しているような感じもするのか不思議でありました。

『低開発の記憶-メモリアス-』公式サイト
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『スウィング・キッズ』

2011-03-25 13:00:07 | Weblog
1993年 米
監督:トーマス・カーター
出演:ロバート・ショーン・レナード、クリスチャン・ベイル、フランク・ホエーリー、バーバラ・ハーシー、トゥシュカ・バージェン、ジェイス・バルトーク、ケネス・ブラナー、デヴィッド・トム、ジュリア・ステンバーガー、ノア・ワイリー、ジェシカ・スティーヴンソン

ナチズムがドイツを席巻している時代に、敵性音楽であるジャズを愛好した三人のドイツの若者の物語。時代の流れに呑まれるもの、抗えずに従うもの、最後まで抵抗しようとする者・・・三人の道は別れていく。

なんだろう・・・そんなに悪くもないと思うのだけど・・・何か物足りないというか、ひったりこないんだなぁ~。かなり厳しい時代を描いているんだけど、そんなに逼迫した感じが伝わってこないのと・・・何よりも、それほどまでに彼らを惹きつけたジャズの魅力というのが、この映画では、あまり分からなかったです、わたしは。音楽としての魅力でもいいし、自由の象徴としてのジャスでもいいし・・・もっと音楽そのものへの愛情が感じられれば、もっと楽しめたと思うなぁ~。


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