映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『笑う大天使』

2009-06-30 12:57:21 | Weblog
2006年 日本
監督: 小田一生
出演: 上野樹里、関めぐみ、平愛梨、伊勢谷友介、松尾敏伸、 菊地凛子、広川太一郎(ナレーション)

母一人娘一人で育った史緒。そのお母さんが亡くなったら、お兄さんと名乗る伯爵が現れ、名門・聖ミカエル学園に転校することになる。そこで、知り合ったお嬢様たち、最初は馴染めないなぁと思っていたけど・・・って感じで、いきなり大事件にも巻き込まれ・・・とにかく、あまりストーリーを追いかける必要もない映画。

だから、評価しない人は、まったく認めないと思うけど・・・わたしは大好き!相当に好き!! 樹里ちゃんたちメインキャラの女の子三人が、すごく可愛いし・・・アクションも頑張ってるし・・・とにかく楽しくて愛らしいから、すべて受け入れちゃう。

そうそう、樹里ちゃんの関西弁は、いわゆる大阪弁ではなく、阪神文化圏の関西弁で、ネイティブな感じが、これまた可愛かったです(^^)。シーン的には、アクションシーンも良かったけど、自転車扱いでるときが好かったな(^^)。
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『ハムナプトラ3  呪われた皇帝の秘宝』

2009-06-27 18:06:04 | Weblog
2008年 米
監督: ロブ・コーエン
出演: ブレンダン・フレイザー、ジェット・リー、マリア・ベロ、ジョン・ハナ、ミシェル・ヨー、アンソニー・ウォン

説明不要の『ハムナプトラ』シリーズの第三弾。オコーネル夫妻の息子が、着実に大きくなっている(笑)。

それにしても贅沢なキャスティングだよねぇ。ブレンダン・フレイザーが、ジェット・リーと戦って、勝てるわけなかろうが(爆)。だから、彼らの戦いより、歳を重ねてなお美しく気高いミシェル・ヨーとジェット・リーの闘いの方が、おおいに見所と感じちゃう(^^;。

でも、とにかく残念なのが、アンソニーの使い方。なに、あれっ!! 全然、アンソニーの魅力が出てない。なら、なんでワザワザ彼をキャスティングしたのって言いたくなる。勿体無すぎるぅぅぅっ!!!
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『クライマーズ・ハイ』

2009-06-25 12:24:05 | Weblog
2008年 日本
監督: 原田眞人
出演: 堤真一、堺雅人、遠藤憲一、堀部圭亮、田口トモロヲ

日本航空123便墜落事故を取材した地元新聞社の記者たちの奮闘を描いたものなんですが・・・多くの人が亡くなっている事故なだけに、スクープ合戦的な部分には、どうしても冷ややかな気持ちをもってしまいました。

もちろん、そこを隠して、ただただ巨悪を追い詰める的な描かれ方をした方が不愉快だと思うんですよ。自分たちには一点の私心もなく、亡くなった方や怪我をされた方、そしてそのご家族のことだけを考えて、真実の事故原因を突き止めようと必死に取材を重ねた正義の味方です・・・なんて言われたら、それこそ嘘だろうって思いますから。

だから、全国紙に対するコンプレックスと対抗心、スクープに対する執念、それから新聞社内部の人間模様、そういう部分が描かれていることを評価したいとは思いつつ・・・でも、やっぱり「マスコミって・・・」って気持ちになってしまうのでありました。
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『君にしか聞こえない』

2009-06-22 11:33:22 | Weblog
2007年 日本
監督: 荻島達也
出演: 成海璃子、小出恵介

いいと思います。とっても素敵に仕上がっていると思います。やわらかく優しく。発想も、突飛過ぎず、適度にアイデアもあり・・・伏線も卑怯ではなく・・・だから、ほんとに好いと思います。

ただ・・・原作は、短編小説なんですよね・・・それに、すごく納得しました。だから、映画も、もう少しコンパクトで良かったかなと。オムニバスの一本程度のボリュームで扱ったら、さぞかしクグッと心に響くものになったのではと・・・そんなことを思いました。
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『ハーフェズ ペルシャの詩』

2009-06-20 19:13:29 | Weblog
2007年公開 イラン&日本
監督: アボルファズル・ジャリリ
出演: メヒディ・モラディ、麻生久美子、メヒディ・ネガーバン、ハミード・ヘダヤティ、アブドッラー・シャマシー、ミカイール・シャレスタニー

ペルシャの伝説的な詩人「ハーフェズ」の詩にインスピレーションを受けて誕生したラブストーリーなのだそうです。Amazonの説明によると「コーラン暗唱者だけに与えられる称号“ハーフェズ”と呼ばれる青年(メヒディ・モラディ)。彼は、高名な宗教者の娘・ナバート(麻生久美子)にコーランを教え始める。見つめ合うこともないまま、コーランや詩を詠み合ううちに、恋に落ちていくふたり。恋心を隠せず、聖職者として禁じられている詩を詠んでしまったハーフェズは罪に問われ、称号を剥奪される。父親により別の男と結婚させられたナバートは原因不明の病に落ちてしまう。引き離されたふたりは、再び出会うことができるのだろうか……」という物語です。

どうなのかなぁ~・・・作家性の強いアーティスティックな作品が好きな人は大絶賛なのでは。でも、娯楽性の強い映画が好きな人には退屈かも。で、わたしは・・・ちょっと、ダルかったかな(^^;。なんていうか・・・主人公が、ストイックなのか、あるいは、ものすごくエゴイストなのか、それが最後まで分からなかったです。文化への理解が映画への理解力に大きく影響するでしょうね。麻生久美子さんは綺麗だったし、雰囲気もあったんだけど・・・わたしは、名も知らないイランの女優さんで撮って欲しかったかな。
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『いつか眠りにつく前に』

2009-06-19 15:26:03 | Weblog
2007年 アメリカ・ドイツ
監督: ラホス・コルタイ
出演: クレア・デインズ、ヴァネッサ・レッドグレイ、メリル・ストリープ、グレン・クローズ、トニ・コレット

いつか必ず、わたしも死を迎えるわけですが・・・その時に、自分が何を思うのか・・・それは、その時になってみないと、分からないですね。ただ・・・若き日の叶わなかった恋のことは思い出さないだろうなって思います。だから、あまり、この映画にシチュエーションには、のめり込んで見ることは出来ませんでしたね。

そういう意味では、あまり描きこまれなかった姉娘さんの気持ちが、一番理解できたかな。妹に、お母さんの過去を詮索するなと言った彼女に、一番、共感しました。そうすると、そもそも、この映画自体が成り立たなくなっちゃうんですけどね(^^;。

子どもはね、みんな、お父さんとお母さんが、すごく愛し合っていて欲しいわけです。わき目もふらず、お互いを思い合っていて欲しいわけです。それは、大人になって、世の中のことが分かってきても、心の中ではそう思っているわけです。けど、現実には、そんなこと、あまりない状況です。お父さんにもお母さんにも、色んなことがあったはず・・・その中には、恋もあったはず・・・だから、そういうことは、親子といえど詮索しない、ううん、親子なればこそ詮索しないのがルールなのですよね。

けど、妹は、自分自身が迷いの中にあるから・・・ある意味、母の人生から、何かヒントをもらいたかったこともあり・・・思いっきり詮索してます。ちょっと、大人気ない態度でもって。でも、もしかしたら、作り手が一番描きたかったのが、彼女の、その心の動きなのかもね・・・とは思いました。

と、まっ・・・あまり、心地よくは見られませんでしたが・・・ある特定の状況にある女性には、何かしらの教訓や、共感がある映画かもしれませんね。
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『レンブラントの夜警』

2009-06-18 15:18:47 | Weblog
2007年公開 カナダ・フランス・ドイツ・ポーランド
監督: ピーター・グリーナウェイ
出演: マーティン・フリーマン、エヴァ・バーシッスル、ジョディ・メイ、エミリー・ホームズ

有名な画家や、その作品に関して、一種の謎解きをするというか・・・知られていない背景を描く、あるいは独自の解釈を披露する作品は結構あって、そういう趣向は、基本的に嫌いじゃありません。

けど・・・これって、なんだが、堂々巡りで・・・途中から、疲れちゃったんですよね(^^;。

ドラマティック仕立てではなく、どっちかっていうと独自解釈の解明趣向って感じなんですが・・・それが、堂々巡りなんですよね。どう言えばいいのかな・・・たとえば、数学の証明問題って、仮定があって、それを証明していき、最後に結論で、最初の仮定が正しかったと導き出すでしょ。でも、この映画は、その証明部分がなく、ただひたすら、作り手が思う解釈を繰り返しているだけなの。はっきりいって芸がないの。

謎解きに深みが無く、新解釈に斬新さがないなら、ドラマ仕立てにして、そっちで観客を惹きつければよかったんじゃないかと・・・そんなことを思ってしまったのでした。発想は嫌いじゃないんですけどね(^^;。
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