映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『シークレット・デイ』

2017-11-04 18:37:33 | Weblog
2014年 米
監督:エイミー・バーグ
出演:ダイアン・レイン、エリザベス・バンクス、ダコタ・ファニング、ダニエル・マクドナルド、ネイト・パーカー、コモン

両親と買い物に来ていた三歳の少女の姿が消えた。警察は、七年前に赤ちゃんを誘拐し殺害して少年院に入っていた当時11歳の少女二人を事情聴取するのだが・・・

役者も揃っていて、話の展開も色んな可能性があって、いろいろ想像しながら見られたのは面白かったです。でも、最終的には、なんだかふわっとした印象で、締まらなかったなって気がします。悪くはないけど、ちょっと物足りなさがありました。
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『怒り』

2017-11-04 18:21:09 | Weblog
2016年 日本
監督:李相日
出演:渡辺謙、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、広瀬すず、宮崎あおい、妻夫木聡、池脇千鶴、田中隆三、今井隆文、笹岡サスケ、有福正志、高畑充希、日向寺雅人、海老澤健次、美洋煌、岩永洋昭、松浦祐也、原日出子、佐久本宝、ピエール瀧、三浦貴大、水澤紳吾、赤江珠緒、須藤温子、大谷幸広、青柳尊哉、カン・ソンヒョ、片野晴道、神崎英敏、幸地尚子

八王子で起こった夫婦惨殺事件。懸命な捜査にも関わらず、犯人はつかまらないまま一年が過ぎる。犯人は整形をして逃亡しているらしいということで、予想される整形後の似顔絵が公表されるが、それを見た人たちの中には、身近な人に対する疑念が湧いてしまい、せっかくの出会いと絆が揺らぎ始めてしまう人たちも出てくる・・・

人気もあり実力もあると認められたベテラン&若手の役者さんたち大集合で、ミーハー的におぉぉぉ~って心躍ってしまいます。見ているうちに、そういう浮ついた気持ちもなくなり、映画に引き込まれていきます。似顔絵の似せ方がちょっとズルいなって思いますが、まあまあ必要なことでもあるので、そこは深く追求しないでおきましょう(^^;。ほとんどの役者さんが予想通りの名演でしたが、広瀬すずさんに関しては、この時期にこういう役を受けるなんて野心的だなって感心しました。役柄は、いつも通り可愛い女の子ではありますが、けっこうハードなシーンもあり、頑張ってましたね、おばさん、凄いねって思いました。でも、まあ、ここまで役者さん、揃える必要あったのかな・・・観客としては目の保養になるっていうか、お得感があって大満足ですが、役者さんが大きすぎると見えなくなるものもあるので、ちょっとそんなことも思いました。

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『ドラゴン・コップス 微笑捜査線』

2017-11-04 18:00:49 | Weblog
2013年 中国
監督:ウォン・ジーミン
出演:李連杰(ジェット・リー)、文章(ウェン・ジャン)、陳妍希(ミシェル・チェン)、劉詩詩(リウ・シーシー)、柳岩(リウ・イエン)、馮徳倫(スティーブン・フォン)、梁小龍(ブルース・リャン)、鄒兆龍(コリン・チョウ)、呉京(ウー・ジン)

被害者が微笑みを浮かべて死亡しているという怪奇な連続殺人事件が起こる。定年間近でやる気のないベテラン刑事のホアンと、女性大好きチャラ男の若手刑事のワンが、事件を担当するのだが・・・

おバカだわぁ~!香港映画(一応、中国映画か)はこうでなくちゃ(笑)。リンチェイ主演となってるけど、これはウェン・ジャンがメインだわね。リンチェイが見事にサポートしています。凄いな、こういう風に若手を盛り立ててあげられるって尊敬に値すると思います。華仔もそうだけど、現役で主役をはることもあれば、若手を盛り立てる脇役に徹する時もあり、それを並行して行えるのは凄いです。ほんとバカバカしくて・・・やり過ぎじゃないかってほどオチョケてるけど、とにかく楽しいから良いんです!!わたしは大好きです(^^)。
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『ニュースの真相』

2017-11-04 17:41:23 | Weblog
2015年 オーストラリア&アメリカ
監督:ジェームズ・バンダービルト
出演:ケイト・ブランシェット、ロバート・レッドフォード、エリザベス・モス、トファー・グレイス、デニス・クエイド、ステイシー・キーチ、ブルース・グリーンウッド

米国最大のネットワークであるCBSの看板報道番組が、再選を目指しているブッシュ大統領の軍歴詐欺をスクープする。しかし、それが捏造された証拠に基づくものであると判明し、番組プロデューサーのメアリー・メイプスは、局の内部調査委員会による調査をうれることになる・・・

実際にあった騒動を、当事者であるメアリー・メイプスの自伝に基づいて制作していて、キャストも豪華で、見ごたえはありました。でもやっぱり、どこか自己弁護的な感じは拭えなくて・・・彼女たちが意図的にブッシュを貶めようとしたとは思わないし、裏取りがとんでもなく杜撰だったとも思わない・・・っていうか、それを判断できる立場でもないので、彼女たちを断罪すべきだとは思わないけど・・・もう少し、客観的に描いていますっていう努力が見えた方が、気持ちよく見れたかなって思います。だって、彼らはものすごい力をもっているのだもの、ちょっとしたミスが多くの人の人生に好ましくない影響を及ぼしてしまうこともあるという恐ろしさや責任を感じてもらわなきゃ困るって思いますもん。
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『奇蹟がくれた数式』

2017-11-04 11:05:34 | Weblog
2015年 英
監督:マシュー・ブラウン
出演:デブ・パテル、ジェレミー・アイアンズ、デビカ・ビセ、トビー・ジョーンズ、スティーブン・フライ

インドで事務員をしている数学好きのラマヌジャンは、独学で学び考えた自分の数式を、ケンブリッジ大学の著名な数学者ハーディ教授に送る。それを見たハーディ教授は、ラマヌジャンを大学に招聘するが、教育もうけていない植民地出身のインド人の若者を、他の教授たちは認めようとはしなかった。教授は、彼の発見を世界に認めさせるためにも証明が不可欠だとラマヌジャンを指導するのだが、神から与えられた閃きから数式を紐解いていくラマヌジャンにはその必要性が理解できず、孤立していく。インドの妻に送った手紙も、故郷の母が嫁に彼を奪われるのを恐れるあまり隠してしまい、夫婦はお互いに相手が自分を忘れてしまったと思い込み、彼の孤独はさらに深まっていく。ついにマヌジャンは病に倒れてしまい・・・

ラマヌジャンが残したものの中には、すばらしいものもあれば、間違っているものもあり、緻密に組み立てられ導き出されたものというよりは閃きから得たものだということがよく分かるそうなのだけれど・・・それを理解してフォローしてくれる数学者らしい数学者、しかも優れた数学者のハーディ教授と出会えて、ほんとうに幸運だっんだなって思いながら見ました。
数学者を主人公にした映画は他にもあるけれど、学歴のないインドの青年、感性で数学する、そして夭折、というドラマチックな要素満載で、娯楽性もある映画になっていて見やすかったです。
ちなみに、大学でドイツ語を教えてくださった哲学の教授が、バートランド・ラッセルの研究者だというので、わたしも一冊だけラッセルの著書を持っているのですが、彼が感じのいい人物として描かれているのが、なんとなく嬉しかったです(^^;。
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『世界から猫が消えたなら』

2017-11-04 10:04:05 | Weblog
2016年 日本
監督:永井聡
出演:佐藤健、宮崎あおい、濱田岳、奥野瑛太、石井杏奈、奥田瑛二、原田美枝子

脳腫瘍で余命宣告された僕の前に、自分とそっくりな姿をした悪魔が現れ、大切なものを一つ差し出せば、死を一日だけ先送りに出来るという。それから一日ごとに大切なものが彼の生活から消え、それと共に無くしてモノにまつわる人との関わりもなくなっていく・・・

役者さんたちが魅力的で、なかなか素敵な映画だとは思うのですが・・・大切な何かが消えたときの影響の設定というか作り方に無理があるっていうか・・・え?ここはそうなるのに、ここはこうなんだ、みたいな疑問符がいっぱい出てきて、映画に集中しきれなかったです。発想は面白いけど、うまく消化しきれてなかったという感じでしょうか。それから佐藤健さんは、毎度たいした役者さんだなって感心させられるのですが、ごくたまに何じゃこりゃっていうのもあって、今回は、僕はすごくいいんですが、悪魔の方がどうも(^^;。狙いというか、意図は分かるんですが、あの動作はどうも好みではありませんでした。
それから、王家衛監督の『ブエノスアイレス』がけっこうポイントで使われていて、ちょっと嬉しかったです(^^)。
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