『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー(2020)』

2020年 中国
監督：リン・ツェンハオ
出演：陳星旭(チェン・シンシュー)、李凯馨(エレノア・リー)、徐少強(ノーマン・チュー)、元華(ユン・ワー)、張康陽(スティーヴン・チャン)

中国の古典文学「聊斎志異」をもとに、この世の者ならぬ美女に恋した青年の波乱の運命をスリル満点に描写。香港映画史上屈指の人気娯楽作を新たにリメイクした怪奇恋愛譚。
科挙の試験に赴く途中、とある村に立ち寄った書生の青年ニン・ツァイチェン。最近その村では、妖怪や魔性のものたちがあちこちに出没し、人々を恐れさせていた。一夜の宿を求めて、とある屋敷に足を踏み入れたツァイチェンは、そこで絶世の美女ニエ・シアオチエンと出会う。実は彼女の正体は妖怪で、魂を吸い取ろうとツァイチェンを誘惑しにかかるが、妖怪ハンターの道士イエン・チーシアのおかげで、ツァイチェンは命拾いする。(WOWOWのサイトより)

『男たちの挽歌』もそうだったけど、旧作へのリスペクトなのか往年のファンへのサービスなのか、最初に馴染みのある音楽を流すのね(^^;。たしかに、それでまずやられちゃうよね(^^)。で、評価が甘くなるのか「うんうん、よく頑張ってるね」って、優しい気持ちで見てしまいました。でも、やっぱり、無性に見たくなるでしょ、本来の『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』(^^;。で、観ちゃいましたよ、酷い画質のDVDで(爆)。で、気づいたのだけど・・・いや～、旧作、とんでもなくよく出来てました。当然のことながら、技術的な点では新作に劣るだろうと覚悟してたけど、いや～、凄いと思うんだけどっ!! それになにより、やっぱりこの作品は、張國榮(レスリー・チャン)と王祖賢(ジョイ・ウォン)ありきだったなぁ～って思い至ってしまいました。製作の徐克(ツイ・ハーク)と監督の程小東(チン・シウトン)が、二人のチャーミングさをよく理解していて、心憎いほど魅力を引きだしていたのだね。なんだか、今作のことはほとんど言ってませんが・・・あれは越えられないよ、ほんと・・・技術とかの問題じゃないんだもん・・・ほんと、國榮さん可愛い(^^)。