映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『生魂』『乱魂』

2021-04-29 16:52:41 | Weblog
陳情令之生魂 2019年 中国
監督:チウ・ジョンウェイ
出演:ユー・ビン、ジェン・ファンシン、王一菲(ワン・イーフェイ)、ガオ・ハン、フェー・ロンロン
扶風城の町にやって来た“鬼将軍”こと温寧。かつて不夜城と呼ばれるほどにぎわっていたこの町は、なぜかすっかり荒れ果てていた。聞けば、夜に明かりをともすと悪鬼に襲われてしまうため、人々は日が暮れると真っ暗な家に閉じこもるようになったという。その夜、温寧が火をともして悪鬼を待ち構えていると、同じく妖気を追ってきた藍思追が現われる。2人は、扶風城を襲った異変の真相をつかむべく調査を開始するのだ・・・(WOWOWのHPより)

陳情令之乱魄 2020年 中国
監督:チウ・ジョンウェイ
出演:ジー・リー、王翌舟(ワン・イージョウ)、朱赞锦(チュウ・ザンジン)、フェー・シアン、ラオ・グオフェン
聶(ニエ)氏の霊廟である洞窟・祭刀堂が盗賊に荒らされた。宗主の聶明ジュエは、書画や音楽ばかりでろくに刀の修業をしない弟の聶懐桑に聶氏としての自覚を促すべく、強引に連れ出して祭刀堂へと向かう。だが堂内が荒らされたことで封印が破れ、周囲には魔物が出現していた。危険な洞窟の中で封印の修復に奔走する兄弟と門下生たち。その中で懐桑は、初めて“刀霊”について、そして一族に代々伝わる秘密を教えられることに・・・(WOWOWのHPより)

中国時代劇ファンタジードラマ「陳情令」のスピンオフ映画の第一弾と第二弾。もとのドラマも、もっぱら若いお兄さんたちが活躍するもので、原作はBLものだったらしいです、ドラマは熱い男の友情って感じでしたが。なので、本来なら見ないはずなんですが、なんとなく見て、最後まで見切ったので・・・たぶん、よく出来ていたのだと思います(^^;。というわけで、スピンオフ映画も見ちゃいました。映画と言っても、上映時間は、わたし的ベストの90分より短くて、ほんとに気楽に見ることができます。とはいっても、本編ドラマありきなので、映画だけ見ても物足りないとは思います(^^;。
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『スーパーティーチャー 熱血格闘』

2021-04-29 16:31:46 | Weblog
2018年 香港&中国
監督:カム・カーウァイ
出演:甄子丹(ドニー・イェン)、陳喬恩(ジョー・チェン)、ジャック・ロク、喩亢(ユー・カン)、ブルース・トン、クリス・トン、グラディウス・リー、ゴードン・ラウ、リン・チウナン、ドミニク・ラム、ボウイ・ウー、張堅庭(アルフレッド・チョン)、張戎(ユン・チアン)、フェリックス・ロク、ビリー・ロウ、リー・フォン、ウェン・チー、ジェス・リアウディン

教育局から補助金を打ち切られそうになっていたタックチー学園。生徒たちも荒れ気味だ。そこに、アメリカ帰りの型破りな教師チャン・ハップ赴任して、不良ばかりのクラスの担任になった・・・

典型的な学園ドラマですが、甄子丹ですからね、そりゃあ魅せますよ、アクション(^^)。ドラマは特筆することは何もないけど(爆)、そんなに酷いところもないですよ・・・だから、安心してドニーを楽しんでください(^^)。
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『ジェイド・ダイナスティ 破壊王、降臨。』

2021-04-29 16:12:19 | Weblog
2019年 中国
監督:程小東(チン・シウトン)
出演:肖戦(シャオ・ジャン)、唐艺昕(タン・イーシン)、孟美岐(モン・メイチー)、李沁(リー・チン)、邱心志(チウ・シンジー)、葉童(イップ・トン)、姜大衛(チャン・ダーウェイ)、徐少強(ノーマン・チュー)

両親を殺された小凡(しょうはん)は復讐を誓い、武術の名門「青雲門」に弟子入りする。成長した彼は魔教の神器を手に入れるが、謎の女刺客や邪悪な鬼王軍団から神器を狙われていた。やがて善と悪とが入り乱れるバトルに身を投じた小凡の肉体に、制御不能なニューパワーが湧き起こる・・・

ごめんなさい、観てから時間がたってて、まったく思い出せない・・・粗筋も、DVD販売サイトの商品説明から拝借しました(^^;。でも、まっ、程小東が撮ったんだからね・・・『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』を撮った程小東が撮ったんだからね、そんなに悪くはないはず(爆)。
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『悪人伝』

2021-04-29 15:07:27 | Weblog
2019年 韓国
監督:イ・ウォンテ
出演:マ・ドンソク、キム・ムヨル、キム・ソンギュ、ユ・スンモク、チェ・ミンチョル、キム・ユンソン

凶悪な連続殺人犯を追う刑事のチョンと、偶然その犯人に襲われたものの反撃して生き残ったヤクザの組長のチャン・ドンスが、犯人を捕まえるという目的で手を組むことに・・・

すごく面白かったのに、内容を説明しようと思ったら、一文ですんじゃった(^^;。それでも最高に面白いぞぉ~、めちゃくちゃ気に入りました(^^)。やっぱり、チャン・ドンスを演じたマ・ドンソクのキャラが最高なんだな。サイコパスに襲われてもその上を行く暴力性っていうのが作り物じゃなくリアルに感じられるし、一方でものすごくチャーミングな表情するし・・・いや~、素晴らしい。韓国映画でこういうのが撮れるようになっちゃうと、香港映画ファンの私としては、なんだか焦ります(爆)。でも、とにかく、この映画は面白い、おススメです(^^)。
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『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』

2021-04-29 14:49:37 | Weblog
2019年 米
監督:ライアン・ジョンソン
出演:ダニエル・クレイグ、クリス・エバンス、アナ・デ・アルマス、ジェイミー・リー・カーティス、マイケル・シャノン、ドン・ジョンソン、トニ・コレット、ラキース・スタンフィールド、キャサリン・ラングフォード、ジェイデン・マーテル、フランク・オズ、リキ・リンドホーム、エディ・パターソン、K・カラン、ノア・セガン、クリストファー・プラマー、M・エメット・ウォルシュ、マーリーン・フォルテ、ケリー・フランシス、ラウル・カスティーロ、シャーリー・ロドリゲス、ケリー・フランシス、ゲイリー・タンゲイ、オクタビア・チャベス=リッチモンド、ジョセフ・ゴードン=レビット

ミステリー作家ハーラン・スロンビーの85歳の誕生日。彼の豪邸には、彼がずっと経済的な支援をしてきた身内たちが集められた。そして、誕生日の翌朝、ハーランは遺体で発見される。犯人を捜すよう依頼を受けた名探偵ブノワ・ブランは、ハーランの遺産相続人である家族に使用人、家族同然の看護師など、関係者から事情を聴いていく・・・

ダニエル・クレイグが好きだから見たんだけど、この映画のダニエル・クレイグは何だか精彩に欠けていたなぁ。そのせいか、映画もあまり楽しくない(爆)。なんだかガチャガチャしてるし・・・引き込まれる要素が何もなくて・・・残念でした・・・わたしにとっては(^^;。
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『ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像』

2021-04-29 14:19:05 | Weblog
2018年 フィンランド
監督:クラウス・ハロ
出演:ヘイッキ・ノウシアイネン、ピルヨ・ロンカ、アモス・ブロテルス、ステファン・サウク、ペルッティ・スベホルム、ヤーコブ・オールマン、クリストファー・モラー、エーロ・リタラ

美術商のオラヴィは、年を取り、店の経営状態も芳しくないこともあり、引退することも考えざるを得ない状況だったが、最後に大きな取引を纏めたいと思っていた。そんな時、出入りしているオークションハウスで、ある肖像画に出会う。署名がないため作者不明のままオークションに出品されるというその絵は、ロシアの有名な画家イリヤ・レーピンの作品ではないかと直感したオラヴィは、なんとしても手に入れようと決心する。しかし、手に入れてもイリヤ・レーピンの作品であることを証明できなければ、高値で売ることはできない。たまたま、疎遠だった娘から、職業体験をさせてやって欲しいと頼まれて預かった孫のオットーを助手に、オットーは必死でその証拠を探すのだった・・・

美術関連の推理ものは、小説でも映画でも好きなんですよね。だから、楽しみましたよ(^^)。ただ、美術商って、コレクターと違って、どんなに素晴らしい絵を手に入れても手元には置かないんですよね・・・買い手を見つけて始めて仕事が完結する・・・なんだか切ないなぁ~なんて思いながら見ていました。しかも、コレクターは絵画を愛しているというより、集めること自体が好き、高いものを手に入れるのが好きって感じで・・・そんな奴に買ってもらいたいと思うのかと・・・少々、引いてしまいます・・・でも、そういう商売ですもんね(^^;。ただ、孫がちゃんと育ったっていうのが、スゴイ光明ですよね。それで、もやもやがすべて解消できました(^^)。
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『シェイクスピアの庭』

2021-04-29 13:56:06 | Weblog
2018年 英
監督:ケネス・ブラナー
出演:ケネス・ブラナー、ジュディ・デンチ、イアン・マッケラン、キャスリン・ワイルダー、リディア・ウィルソン、ハドリー・フレイザー、ジャック・コルグレイブ・ハースト

1613年6月、グローブ座が、シェイクスピアの『ヘンリー八世』上演中に火災に見舞われ焼失するた。失意のシェイクスピアは断筆を宣言し、家族が暮らす故郷のストラットフォード・アポン・エイボンへ隠遁する。20年以上もの長い間、経済的な支援だけで直接顔を合わせることもなかった家族との生活は、ギクシャクしたものだった。そんな中で、彼は、幼いころに亡くなった息子を悼みながら、庭づくりに没頭した・・・

監督&主演のケネス・プラナーのシェイクスピアに対する愛情みたいなものを感じる映画だった気がします。といっても盲目的に崇拝しているような愛情ではなくて、イイ感じの距離感はある気がします。また、自分の解釈や理解を押し付けてくるような嫌味さもなかったです。長年、シェイクスピアの作品に関わり続けてきた一線の俳優であり演出家だからこそ共有できる世界みたいなものがあるのかもなぁ~。
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『15年後のラブソング』

2021-04-10 17:39:54 | Weblog
2018年 アメリカ&イギリス
監督:ジェシー・ペレッツ
出演:ローズ・バーン、イーサン・ホーク、クリス・オダウド、アジー・ロバートソン、アユーラ・スマート、リリー・ブレイジャー、フィリップ・デイビス、デニース・ゴフ、リリー・ニューマーク

イギリスの小さな港町の博物館で働くアニー。彼女には、長く同棲している恋人ダンカンがいる。ダンカンは、90年代に活躍し、突然姿を消した伝説のロッカーであるタッカー・クロウに心酔しており、ファンサイトも開設して、今でも活発に他のファンたちとネット上で交流している。彼女は、そんなダンカンに辟易しながらも、特に別れる理由も見当たらず、ずるずると付き合っていた。けれど、ダンカンに送られてきたタッカーの最後のアルバムのデモテープを彼女が先に聞いてしまったことから喧嘩になり、腹を立てたアニーは、ダンカンのサイトに、日ごろのうっ憤を晴らすように、否定的な書き込みをした。すると、なんと、タッカー自身からDMが届き、二人の交流が始まった・・・

ダンカンの姿に、若干、自分を重ね合わせてりして、ちょっと気恥ずかしかったりはするんですが(爆)、基本的には、アニーを応援しながら見ていましたよ(^^)。名作というほどのこともないとは思いますが、そこそこの年代の人の心には、何かしら触れるものがあるんじゃないかな。意外に、一番印象に残っているのは、アニーがイベントで飾った、古い一般の若者たちの写真に写っていた女性、もちろん今はそれ相当のお年の老婦人なんですが、その老婦人が、その写真を見ながら、当時のことを懐かしく話すシーンだったりしました(^;^)。
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『永遠の門 ゴッホの見た未来』

2021-04-10 17:20:19 | Weblog
2018年 イギリス&フランス&アメリカ
監督:ジュリアン・シュナーベル
出演:ウィレム・デフォー、ルパート・フレンド、オスカー・アイザック、マッツ・ミケルセン、マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ、アンヌ・コンシニ、ウラジミール・コンシニ、ロリータ・シャマ、ディディエ・ジャール、アミラ・カサール、ニエル・アレストリュプ、バンサン・ペレーズ、ルイ・ガレル

憧れのパリに来ても、画家として全く評価されないゴッホ。ゴッホ自身も、周りの画家たちに対して違和感を感じていた。そんな時にゴーギャンに出会い、彼の考えに強く共感する。そして、南仏のアルルに居を移し、ゴーギャンとの共同生活を夢見ていた。ゴッホの気持ちを知っている弟のテオが費用を負担して、ゴーギャンをアルルに招き、やっとゴッホの願いはかなうが、結局、ゴーギャンはアルルから去ってしまう・・・

ご存じゴッホの物語です。でも、まっ、ウィレム・デフォーのゴッホですからね・・・見ないわけにはいかないですもんね(^^;。ゴッホのような人は、とても興味深いと、多くの人が感じるんでしょうね。だから、映画にもなる・・・繰り返し、映画にもなる。でも、結局のところ、ゴッホのような人を理解するのは無理だし、彼を感じたいと思うなら、自分で彼の作品の前に立つしかない。それでも、彼が分かるわけじゃなく、彼の作品を通して自分自身を感じるってことなんだろうけど、少なくてもそこに嘘はない。そういう意味では、この映画を通して感じるのは、ウィレム・デフォーかな。やっぱり、デフォーはスゴイ(^^)。
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『ステップ』

2021-04-10 14:56:29 | Weblog
2020年 日本
監督:飯塚健
出演:山田孝之、田中里念、白鳥玉季、中野翠咲、伊藤沙莉、川栄李奈、岩松了、日高七海、角田晃広、片岡礼子、広末涼子、余貴美子、國村隼、中川大志

幼い娘の美紀を残し、妻が病気で逝ってしまった。妻の両親は、健一の将来を考え、美紀を引き取ろうと申し出てくれたが、健一は自分で育てると決心する。トップセールスマンだった健一だが、定時で帰れる事務職に移動願いを出し、シングルファーザーとしての奮闘が始まった・・・

悲劇的(感動を煽る感じ)にではなく、コメディーでもなく、等身大のドラマとでもいいますか・・・地味と言えば地味ですが、しっかりと心温まる家族愛を描いたドラマです。奇をてらったところは何もないのに、集中力のないわたしを、最初から最後まで飽きさせずに引き付けてくれたので、とてもしっかりと作られた好い映画なんだと思います。最近、あちこちで拝見する伊藤沙莉さん、この映画でも、出番は多くなかったですが、とても素敵でしたよ・・・大好き、ケロ先生(^^)。とにかく、年のせいが、悪い人が登場しないドラマにホッとします。みんないい人、そんなのあり得ないのかもしれないけど、それが一番、そうであってくれたらうれしい世界が、ここにありました(^^)。
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