映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『マイルズ フロム ホーム』

2010-12-31 10:49:08 | Weblog
1988年 米
監督:ゲイリー・シニーズ
出演:リチャード・ギア、ケヴィン・アンダーソン、ジョン・マルコヴィッチ、テリー・キニー、ペネロープ・アン・ミラー、ヘレン・ハント、ジュディス・アイヴィ、ブライアン・デネヒー、モイラ・ハリス、マイケル・タルボット、フランシス・ギナン

父から農場を受けついたフランクとテリー兄弟。頑張ってはいるけれど、不作が続き借金が雪だるま式に増えていくばかり。父の時代には、優良農場として表彰されたこともあるという過去の栄光が、兄のフランクの心には重く圧し掛かる。そして、ついに銀行は彼らの農場を差し押さえようとする。彼らは、精一杯の抵抗として、自分たちの手で農場に火をかけ逃亡する。そして・・・

色んなこと、一生懸命に頑張っていて、何もサボってないし、他人に対して酷いこともしてないし・・・ほんと、何も悪いことしてないのに、上手くいかないってことあるよね。上手くいかないどころか、鞭打たれるようなこともある。それが続くと、真面目だった人でも、いや~真面目な人ほど、一気に崩れていくこともあるなって思います。

ほら・・・うちだって、父が亡くなって二年、銀行とのバトルが続いたし・・・っていうか、今だって決して楽にはなってないし・・・継ぐってことの大変さは身にしみてるからねぇ~。

ただ、ゲイリー・シニーズ監督でしょ。もっと期待したな。ちょっとフワッとしすぎている気がして、若干、残念でした(^^;。


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『戦場のレクイエム』

2010-12-31 09:53:20 | Weblog
2007年 中国
監督:馮小剛(フォン・シャオガン)
出演: 張涵予(チャン・ハンユー)、超(ドン・チャオ)、袁文康(ユエン・ウエンカン)、湯嬿(タン・ヤン)、廖凡(リャオ・ファン)、王宝強(ワン・ バオチアン)、胡軍(フー・ジュン)、任泉(レン・チュアン)

中国の国共内戦も終盤を迎えた頃、最前線の炭鉱跡基地を死守するように命じられた人民解放軍の連長の谷子地。命令どおり死力を尽くして戦い、部隊は壊滅。谷だけが生き残ってしまう。その後も軍に残り、朝鮮戦争にも従軍した谷だったが、あの時、なぜ退却を決意し、部下たちの命を守らなかったのかという後悔に苛まれ続けている。そして彼は、あの激戦の地へと戻る・・・

役者さん、熱演だしステキなんですけどね・・・戦闘による怪我の描写がエグイんですよね。しかも、そういうシーンが多い多い。

実際の戦闘って、こんなものじゃないはずだし・・・そういうところを隠したり、ましてや美化したりして、戦争にまつわるエピソードを、ただの美談にしてしまってはいけないわけで・・・たとえドキュメンタリーでなくても、残酷なものは残酷に描くのは正しい姿勢だと思うんですが・・・どうしても、その強烈な描写に捕らわれてしまいがちでした(^^;。

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『スパルタ教育 くたばれ親父』

2010-12-28 21:03:32 | Weblog
1970年 日本
監督:舛田利雄
出演:石原裕次郎、若尾文子、小池修一、川口英樹、松谷秀子、富松清信、富松重隆、渡哲也、有川由紀、田崎潤、谷村昌彦、青木義朗、川地民夫、加藤博子、小高雄二、武藤章生、金田正一、越智正典

裕さんが、子沢山のプロ野球審判員を演じた映画です。奥さんは、若尾文子さん。なんだか、わたしの中では、ちょっと目先の変わった裕さん映画だったんですけど、原作は慎太郎兄さんなんですね。へぇ~って感じです。

こりゃぁ、どう考えても、ファンじゃなきゃ楽しめない映画だろうと思いつつ・・・ファンなので見ましたよ(^^;。とね・・・たしかに、ファンじゃなきゃ、さして面白いものでもないとは思いますが・・・思ったほど悪くはなかったです。意外に、クールな裕さんより、わたしは好きかもです。本来、彼の魅力って、ヤンチャでお茶目なところだと、わたしは思ってますからね(^^)。

というわけで・・・庶民的でキュートな裕さんを見てもいいと仰る方は、どうぞ見てあげてくださいまし。子育てに奮闘する裕さん、可愛いですよ(^^)。

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『僕のピアノコンチェルト』

2010-12-28 20:40:26 | Weblog
2007年 スイス
監督:フレディ・M・ムーラー
出演:テオ・ゲオルギュー、ブルーノ・ガンツ、ファブリツィオ・ボルサニ、ジュリカ・ジェンキンス、ウルス・ユッカー

公式サイトのイントロダクションには「ピアノ生誕からおよそ300年を迎えた本年、スイスからピアノをテーマにした新たな傑作が日本へとやってきました。『僕のピアノコンチェルト』は、まるでモーツァルトのようにピアノを弾き、アインシュタインのように数学の才能を持って生まれてきた少年、ヴィトスの物語です。多くの才能をもって生まれたヴィトスは、両親の期待に沿って生きるべきなのか、それとも自分自身から湧き上がる気持ちに身をゆだねるべきなのか悩みます。周囲のプレッシャーと葛藤するなかで、自分の中にあるさまざまな愛を確認し、自分の進むべき道を見つけていく……。人生を模索する天才少年の姿を描き出した感動作です。」とありました。

ん~・・・天才モノね・・・頑なに嫌いなんですよね、このテーマ(爆)。いつも思うんですが・・・天才モノを描きたい人って、天才に憧れている人たちなのか、自分も天才の一人だと思っている人たちなのか、一体どういう方たちなんでしょうね。わたしは凡才で、しかも天才には憧れていないので、どうも白けてしまいます。いや~、単に嫉妬してるのに、それを認められないだけなんでしょうかね(爆)。

しかも、この描き方って・・・何も生み出さないなぁ~って思います。まっ、天才を描きつつ、普遍的な子育ての問題や自立の問題は含んではいますが・・・それは、映画が含ませたのではなく、凡才であろうが天才であろうが、人が育つ過程に普遍的なものであるだけのことですからね。

と・・・かなり偏見に満ちているものですから・・・こんな感想になっちゃいました(^^;。

『僕のピアノコンチェルト』の公式サイト
http://eiga.com/official/bokunopiano/introduction.html



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『母なる証明』

2010-12-27 13:40:13 | Weblog
2009年 韓国
監督:ポン・ジュノ
出演:キム・ヘジャ、ウォンビン、チン・グ、ユン・ジェムン、チョン・ミソン

少女を殺した犯人として逮捕された障害をもった息子の無実を信じ、冤罪を晴らそうと自ら必死に事件の真相を探る母。彼女が辿りついた真実とは・・・

母親役のキム・ヘジャが凄いって話題だったので、けっこう期待してみたのですが、その期待が裏目に出ましたね。確かに、上手い女優さんだと思うし、熱演だったけど、言われるほどでも・・・って思ってしまいました。前評判の良さが仇となる、典型的なパターンでした。

それより、ウォンビンがもっと評価されていいのでは?わたしは、ふと『ギルバート・グレイプ』の時の、デカプリオ君を思い出しましたよ。ルートは真逆・・・レオ様は、超演技派として名をあげて後、成長するにしたがってイケメン・アイドル俳優へ移行していきましたが、ウォンビンは超イケメン・アイドル俳優から、演技派になりましたねぇ~。ウォンビンファンの皆さんが、彼に付いて来て下さっているかが心配になるほどでした。ウォンビンと言えば、韓流ブームの前から日本で人気のあった唯一のアイドル俳優さんでしたもの、わたしの中では別格のアイドルスターなんですが・・・これはまた、勇気ある転身だったと思います。

ただね・・・そういうウォンビン君の演技に対する真摯な態度が、若干、心配であります。真面目すぎるんじゃないかと・・・もう少し、ちゃらんぽらんでもいいんじゃないって。真面目はとっても良いことですが、それも過ぎると危険ですからね。

と・・・映画の話をほとんどしていませんが・・・ふむ、悪くはないと思います。ただ、絶賛というほどでもないですね。機会があれば、見て頂いて損はないと思いますが、是非にとはおススメしませんです、はい(^^;。

『母なる証明』公式サイト
http://www.bitters.co.jp/hahanaru/



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『のんちゃんのり弁』

2010-12-26 13:37:35 | Weblog
2009年 日本
監督:緒方明
出演:小西真奈美、佐々木りお、岡田義徳、村上淳、山口紗弥加、花原照子、上田耕一、斉藤暁、絵沢萌子、岸部一徳、倍賞美津子

ちゃらんぽらんで実家に寄生して暮らすことに全く罪悪感のない夫と離婚した小巻は、娘ののんちゃんを連れて自分の実家に転がり込む。しっかり働いて自立すると息巻く小巻だが、子持ちで何の資格も経験もない彼女に、望むような好条件の仕事などあるわけもなかった。ただ、彼女がのんちゃんの為に作るお弁当は、彼女やのんちゃんの周りで大好評。彼女は、その特技を活かして自分の弁当屋を開業しようという夢を抱く・・・

タイトルとキャストを見て想像した通りの映画です。期待を良い意味でも悪い意味でも裏切りません(^^;。

それにしても、CSやBSなどの特番ドラマとか、小品映画とかで、ひっぱりだこの小西真奈美さん・・・そのプロ受けの理由、なんとなく分かる気がしますね。思い切りがいいですものね。ちょっと外見とか声が可愛らしすぎますが、それもギャップとして考えれば魅力ですしね(^^)。

わざわざ映画館で見るほどではないかもしれない・・・レンタルするほどでもないかもしれない・・・でも、テレビで放送していたら、見て損はないのじゃないでしょうか、はい。

『のんちゃんのり弁』公式サイト
http://www.noriben.com/



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『さよならみどりちゃん』

2010-12-26 13:15:44 | Weblog
2004年 日本
監督:古厩智之
出演:星野真里、西島秀俊、松尾敏伸、岩佐真悠子、佐藤二朗

会社でも目立たないタイプのユウコ。カフェの店員のユタカに身を任せているけど、彼にはみどりという彼女がいるらしい。彼に本命の彼女がいても、彼に無理やりスナックで働かされても、ユウコはユタカと別れることができない・・・

日本映画の一ジャンルだよねぇ~・・・こういう、なんていうんだろう、気だるく良く分からない世界観の、まっ作家性があると見なされるのであろうタイプの映画群(^^:。

ただ、そういう映画群の中でも、マジでロートルには分からない映画と、分からないなりに何となく受け入れられる映画があって・・・この映画は、かろうじて受け入れられる側にある感じかなぁ。

とりあえず、どうしようもない男と、そういう男に惹かれてしまうどうしようもない女の話で・・・必然的に、どうしようもないなぁ~って感じるんだけど・・・とはいっても、恋って思案の他だからさぁ~って、納得できるリアルさもあって・・・ユウコがユタカと分かれられないように、わたしもこの映画を見捨てられない気分なわけです(^^;。

『さよならみどりちゃん』公式サイト
http://actcine.com/midorichan/



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『そんな彼なら捨てちゃえば』

2010-12-26 12:50:40 | Weblog
2009年 米
監督:ケン・クワピス
出演:ジェニファー・アニストン、ベン・アフレック、ドリュー・バリモア、ジェニファー・コネリー、ケヴィン・コナリー、ブラッドレイ・クーパー、ジニファー・グッドウィン、スカーレット・ヨハンソン、クリス・クリストファーソン、ジャスティン・ロング

同じ会社に勤めるジジ、ジャニーン、ベス三人の、それぞれの恋模様を描く、群像恋愛映画。

恋愛モノが基本的に苦手なので、いつもだったら避けるタイプの映画です。でも、純愛ものじゃなくライトな感じで笑いもありそうだし、キャストが魅力的だなって思って見てみました。とね・・・これが意外に面白かったです。何でなんだろう(爆)。内容は、ほんとうに予想通りの単純な恋愛群像劇で、特別な設定や工夫もあるようには感じられなかったんですが・・・なんでだろう、楽しかったです(^^;。休みの日にレンタルして、軽く楽しむのにピッタリかもしれませんよ(^^)。

『そんな彼なら捨てちゃえば』公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/hesjustnotthatintoyou/



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『子供の情景』

2010-12-26 12:48:14 | Weblog
2007年 イラン&フランス
監督:ハナ・マフマルバフ
出演:ニクバクト・ノルーズ、アッバス・アリジョメ、その他アフガニスタンの子どもたち


バクタイは六歳の女の子。幼なじみの男の子アッバスから学校の話を聞いて、「わたしも学校に行きたい」と思う。そのために、町へ出て卵と文房具を交換しようとするが・・・やっとノートを手に入れて学校に行くが・・・女の子の学校に向かうが・・・

とにかく、ただただ六歳の女の子が学校に行きたいとカンバル様子をドキュメンタリー風に追いかけるだけなんですが・・・ほんと、切なくなるほど学校に行き着けないんですよね。観客は、バクタイを学校に行かせてやりたい、どうしてバクタイは学校に行けないんだと・・・考えずにはいられなくなります。それを意図した映画のようですから、監督の目的はこの映画において達成されていると思いますね。

正直、なにも面白くないです。で・・・世界情勢に詳しくない身としては、平和ボケしている日本人の単純な価値観で、彼らの世界を裁いて良いものかとも思います。ただ、それでも、バクタイが学校にいける社会であって欲しいと、そのことだけは確かに思うのです。それは思うのです。

監督は、モフセン・マフマルバフ監督のお嬢さんだそうです。若干二十歳だそうです。お母さんも脚本家で、この映画の脚本にも参加されているようです。ちなみに、兄さんや、姉さんも映画監督さんだそうです。

原題は『بودا از شرم فرو ریخت』で「ブッダは恥辱のあまり崩れ落ちた」という意味だそうです。バーミヤーン石窟寺院の仏陀の像が、ターリバーンによって崩壊されたことに由縁しているようです。

決して娯楽作品ではないのですが・・・そんなに興味がなくても、見ていると何となく最後まで見てしまい、何かは感じてしまう映画だと思います。静かにおススメです(^^)。

『子供の情景』公式サイト
http://kodomo.cinemacafe.net/index_pc.html



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『色即ぜねれいしょん』

2010-12-24 13:30:42 | Weblog
2009年 日本
監督:田口トモロヲ
出演:渡辺大知(黒猫チェルシー)、峯田和伸(銀杏BOYZ)、岸田繁(くるり)、堀ちえみ、リリー・フランキー、臼田あさ美、石橋杏奈、森岡龍、森田直幸、古川雄弥、大西ユカリ、山本浩司、安藤サクラ、山田ゆき、大杉漣、宮藤官九郎、木村祐一、塩見三省

京都の仏教系男子校に通う高校一年の乾純。ボブ・ディランに憧れてはいるけれど、何でも許してくれる明るく優しい両親のもとでは、特に反発したいことも見つからず、悲しいかな平穏かつ幸せに暮らしている。クラスにはヤンキーたちもいるが、彼らの仲間に入るのも何か違う。毎日の生活に物足りなさを感じていた乾純に、友人の伊部と池山が、フリーセックスの島・隠岐島で夏を過ごそうじゃないかと持ちかける。一気にテンションがあがる乾純。はたして彼らの夏休みは・・・

みうらじゅんさんの小説の映画化だそうです。なんだかね・・・懐かしい感じです(^^;。わたしは、彼らと同世代なんですが、女の子なので、実際にはこういう体験はありません。でも、空気感とか、ちょっとしたエピソードとか・・・ああ~、確かにそんな感じだったという気がします。当時の関西の高校生男子の姿を、ちゃんと写しているのじゃないでしょうか。

個人的には、頑張ってヤンチャしようとしても、笑顔で受け入れてくれてしまう両親に、ハードルが高いと嘆く乾純の姿に、わが息子を重ねて、ちょっと反省してしまいました。子どもって大人に反抗しながら自我形成していくものだから、なんでもかんでも受け入れちゃうと、いつまでたっても幼いまま成長できないんですよね、きっと(^^;。

ちなみに、裕太は銀杏BOYZ大好きです。主人公たちと同年代の若者たちに共感しやすいキャストで、彼らの親の世代の青春を等身大に描いているのって、なんだか好いなって思いました。映画として面白いかといわれると・・・正直、そこそこなんじゃないかと思うんですが(爆)、子どもとしても親としても感じられるものがある点が、とってもお得な映画でありました(^^)。

『色即ぜねれいしょん』公式サイト
http://shikisoku.jp/indexp.html




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