2023年 日本
監督:佐藤信介
出演:山崎賢人、吉沢亮、橋本環奈、清野菜名、満島真之介、岡山天音、三浦貴大、濱津隆之、真壁刀義、やべきょうすけ、佳久創、田中美央、長澤まさみ、青木健、栄信、久保勝史、竜二、渡辺邦斗、町田大和、萩原利久、佐久間由衣、浅利陽介、村川絵梨、桜井日奈子、阿部進之介、杏、山田裕貴、吉川晃司、高嶋政宏、要潤、加藤雅也、平山祐介、杉本哲太、高橋光臣、山本耕史、片岡愛之助、玉木宏、佐藤浩市、小栗旬、大沢たかお
もう、あらすじは不要ですね。王騎将軍の戦場復帰と「飛信隊」誕生の回です。「馬陽の戦い」の前編ということになります。
『キングダム』第一作は衝撃的でしたよね。何と言っても、実写化は絶対に無理だろうという王騎将軍を、大沢さんが見事に自分のモノにしてらしたのが、感動的でした(^^)。でも、それも第三弾ともなれば、当たり前に感じられちゃうというのが、観客(私)の非情さと軽薄さです(^^;。
で、本作の感想ですが・・・前半、説明台詞(シーン)が多すぎて、正直、退屈に感じてしまったんですよね。原作でも好きなエピソードである、嬴政の趙脱出で、やっと物語に入り込んで、うるっとさせてもらえました。杏さんは、こういう役に説得力をもたせる役者さんですよね。何が巧いとか、そういうのじゃなくて、彼女のもっている何かが、観客を納得させてしまうんですよね。スター性とも演技派ともちょっと違う、稀有な素質をもった役者さんのお一人だと思います。
第四作が「馬陽の戦」の後編というか、「馬陽の戦」の本編になると思うので、本作が説明台詞や説明シーンが多いのは、後編の感動のためだと思うことにしました。
ちなみに、原作はシリーズの自動購入予約をしているので、最新号まですべて手元にあるのですが、王騎将軍が退場してからは、いわゆるロスっていうんでしょうか、気力がなくなっちゃって読んでないんですよね・・・。つまり、映画の第四作は、わたしの気持ちが最高にもりあがったあたりってことで・・・映画を見たら、またまたロスしゃうんでしょうか・・・