映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『キングダム 運命の炎』

2024-08-29 15:56:21 | Weblog

2023年 日本

監督:佐藤信介

出演:山崎賢人、吉沢亮、橋本環奈、清野菜名、満島真之介、岡山天音、三浦貴大、濱津隆之、真壁刀義、やべきょうすけ、佳久創、田中美央、長澤まさみ、青木健、栄信、久保勝史、竜二、渡辺邦斗、町田大和、萩原利久、佐久間由衣、浅利陽介、村川絵梨、桜井日奈子、阿部進之介、杏、山田裕貴、吉川晃司、高嶋政宏、要潤、加藤雅也、平山祐介、杉本哲太、高橋光臣、山本耕史、片岡愛之助、玉木宏、佐藤浩市、小栗旬、大沢たかお

 

もう、あらすじは不要ですね。王騎将軍の戦場復帰と「飛信隊」誕生の回です。「馬陽の戦い」の前編ということになります。

 

『キングダム』第一作は衝撃的でしたよね。何と言っても、実写化は絶対に無理だろうという王騎将軍を、大沢さんが見事に自分のモノにしてらしたのが、感動的でした(^^)。でも、それも第三弾ともなれば、当たり前に感じられちゃうというのが、観客(私)の非情さと軽薄さです(^^;。

で、本作の感想ですが・・・前半、説明台詞(シーン)が多すぎて、正直、退屈に感じてしまったんですよね。原作でも好きなエピソードである、嬴政の趙脱出で、やっと物語に入り込んで、うるっとさせてもらえました。杏さんは、こういう役に説得力をもたせる役者さんですよね。何が巧いとか、そういうのじゃなくて、彼女のもっている何かが、観客を納得させてしまうんですよね。スター性とも演技派ともちょっと違う、稀有な素質をもった役者さんのお一人だと思います。

第四作が「馬陽の戦」の後編というか、「馬陽の戦」の本編になると思うので、本作が説明台詞や説明シーンが多いのは、後編の感動のためだと思うことにしました。

ちなみに、原作はシリーズの自動購入予約をしているので、最新号まですべて手元にあるのですが、王騎将軍が退場してからは、いわゆるロスっていうんでしょうか、気力がなくなっちゃって読んでないんですよね・・・。つまり、映画の第四作は、わたしの気持ちが最高にもりあがったあたりってことで・・・映画を見たら、またまたロスしゃうんでしょうか・・・

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『リボルバー・リリー』

2024-08-26 16:06:58 | Weblog

2023年 日本

監督:行定勲

出演:綾瀬はるか、長谷川博己、羽村仁成、シシド・カフカ、古川琴音、清水尋也、ジェシー、佐藤二朗、吹越満、内田朝陽、板尾創路、橋爪功、石橋蓮司、阿部サダヲ、野村萬斎、豊川悦司、風鈴屋アフロ、鈴木亮平

 

大正末期、関東大震災からの復興著しい東京の花街で、カフェを営む小曽根百合は、かつて東アジアを中心に暗躍した敏腕のスパイだった。今では、すっかり足を洗い、堅気の生活をしていたのだが、かつての仲間である国松が、秩父で惨殺事件を起こしたという新聞記事を見て、何かがオカシイと感じる。事実を確かめるため、秩父に向かった百合は、汽車の中で陸軍の特務部隊に追われる慎太と出会い、事情も分からぬまま、彼を助け、ともに逃げることになる。慎太は、国松に惨殺されたと言われている細見家の生き残りだった・・・

 

綾瀬はるかさんでアクションとなると、もう安定感ありすぎですね(^^)。映像美もあいまって、綾瀬はるかを楽しむ映画としては、申し分ないのではないでしょうか。もしかしたら、銃アクションではなく、もっと体を使ったアクションが期待されていたかもしれませんが・・・彼女はやれば出来すぎる人だというのは、もう誰もが認めるところですしね(^^)。

物語の奥行的なことは、あまり求めちゃいけないタイプの映画で、ある種二次元的なというか、スチール写真的魅力というか・・・アクションだから動きが重要なのはもちろんなんですが、そこも含めて、光沢がある写真的なキラキラ感とでもいうか・・・まっ、とにかく、楽しいから好いんじゃないですか(^^;。

ただ、敵役の陸軍のキャストが、わたし的には、なんか違ってましたね。板尾さんは、すごく面白い役者さんだと思うんですけど、今回は板尾さんじゃなくてもいいというか・・・ね(^^;。ジェシーさんも、すごく頑張ってらしたけど、どうしてこの役?って疑問は、最初から最後まで拭えませんでしたね。

でも、まっ、楽しかったですから、好いですよね、はい(^^)。

 

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『ザ・ホエール』

2024-08-05 17:03:16 | Weblog

2022年 米

監督:ダーレン・アロノフスキー

出演:ブレンダン・フレイザー、セイディー・シンク、ホン・チャウ、サマンサ・モートン、タイ・シンプキンス

 

既婚者で娘もいたチャーリーだが、アランに恋し、彼との生活を選んで、家を出た。しかし、そのアランが亡くなり、悲しみのあまり過食を続け、今では家の中でも自由に動き回れないほど太ってしまった。アランの妹で看護師のリズが、彼の面倒を見てくれているが、心不全が悪化して、このままだとそう長く生きられないと、入院を勧める。しかし、チャーリーは病院へ行くことを拒否し、8年前に家を出たきり顔も見ていない娘のエリーに連絡する。エリーは彼に会いに来てはくれたが、当然、冷たい態度で心を開いてくれないのだが・・・

 

一言で言ったら、"愛と死"という普遍的なテーマですよね・・・でも、ちよっとアプローチが面白い。チャーリーを肥満症の男性にしたところがじゃなくて・・・意外に、彼の周りの人こそ、救いというか活路というか、もがいている感じが、すぅ~っと見る者に入ってきますよね(^^)。宗教の絡ませ方も面白い。

原作は舞台劇と聞きましたが、たしかに、これは舞台向きというか・・・映画見ながらも、舞台で役者さんたちが動いているのが見える気がしました。実際に、舞台で見てみたいかも(^^)。

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