気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

もうじき南へ 夏鳥たち

2023年09月07日 | つきあかり

繁殖のため日本に渡ってくる夏鳥のコサメビタキ(小鮫鶲)
全長約13cm スズメ(全長14.5㎝)より小さな渡り鳥です。
今年も山間部で子育てを終え 越冬地の南国へ旅立つ日が近づいています。



サメビタキ(鮫鶲)

ヒタキ科の鳥たちの採餌の特徴はズバリ「フライングキャッチ」!
英名の「~~~Flycatcher」はその採餌の方法に由来しています。
サメビタキの英名=Dark-sided flycatcher
木の枝先から飛んでいる昆虫類を見つけて、飛び立ち、あっという間に捕食する様はまさに神技!



エゾビタキ(蝦夷鶲)

エゾ(蝦夷)と聞くと北海道を連想しますが
さらに北のカムチャッカや千島などで繁殖するそうです。
旅鳥として春と秋に日本にやってきますが 私が出会うのは秋ばかりです



キビタキ(黄鶲)

ピーリリリ ピッピュルリ ピッピポイピ ピッピポイピ♪ 
薄暗い林の中に キビタキの陽気な歌声が響きます。
キビタキ♂成鳥の喉元はオレンジ色にも見える濃い黄色です。



オオルリ(大瑠璃)


オオルリも東南アジア方面で越冬して、新緑の頃、繁殖のため日本に渡ってくる夏鳥です。
半分青いオオルリ♂ 今年生まれの若鳥です。





ムギマキ(麦播)

ムギマキは春と秋に日本を通過する旅鳥です。
麦撒きの時期に姿を見せることから「ムギマキ」と名付けられました。
英名=ムギマキ フライキャッチャー(Mugimaki Flycatcher)
趣のある和名がそのまま使われたのは誇らしいですね。



いずれもスズメとほぼ同じくらいの小さな鳥ですが、
日本で子育てをするため春先に海を渡ってきます。
無事に繁殖を終えると、越冬地の南国をめざして ふたたび大海原を渡ります。

こんな愛らしくか弱い小鳥が、二度も大海を渡る過酷な旅をするとは
にわかには信じられない話ですよね。
翼を持たない人間には真似できない驚異的な力です。
たとえ、私が自由に飛べる翼を得られたとしても、同じ勇気と使命感で実行できるか自信がないです。

でも、きっとあなたなら・・・。
見てもらいたい写真はまだまだたくさんありますが、第一弾は今回まで。
また、見て見て!と思える写真が見つかったり、新たに撮れたら、ブログに載せますね!


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