ポートピア・つくば博覧会の成功に続き、リゾート法の施行も後押しする形で、全国各地に次々と大型テーマパークが開園していった1980年代の終わりに建設され、バブル最盛期の1990年4月に珍しい宇宙をテーマとした、その名も「スペースワールド」が北九州市の八幡製鉄所遊休地にオープン。スペースシャトルの実物大模型がそびえ立つ姿は北九州市のシンボル的存在にもなりました。
バブル崩壊後もある程度の入場者数を維持してきましたが、やがて頭打ちになり、巨額の赤字を抱えて新日鉄から別会社に営業譲渡されました。その後巻き返しを図って昨年は最高益を出した矢先に突然の閉園発表。新日鉄との借地を巡る交渉決裂という噂ですが、最高益を上げたことで、借地料を大幅に上げてきてブチ切れたんでしょうか?その辺はよく分かりません。
1.行け(か)なかった26年間
私も一度行こうと思って90年代の初めに、山口県在住のお友達とのデートコースで提案したんですが「あんまり面白くないらしいよ。」の一言でボツになった経緯があり、結局その後は北九州へ行くことはあっても、廃止になる車両などの撮影で忙しくて、ここまで至ってきました。
さて前置きが長くなりましたが、いよいよ12月いっぱいで閉園ということで、たまたま下関へサロンカーなにわを使った偽あさかぜ号が走るので、それの撮影も兼ねて行くことにしました。
10月の3連休の時に快速電車の中からみた光景は、ゲートからの長蛇の列で、最後の1ヶ月だから平日でも混んでるかも知れないので開園前に並ばずに10時ちょっと過ぎに着くようにしました。
いよいよスペースワールド駅に着くので感慨深く車窓を見ていると思わぬサプライズ。
ここの線路を走る列車を見たのは2回目、機関車が新しくなっていました。前の機関車はもう退いたのでしょうか?
こちらがおなじみの電車から見た風景。
天気予報は朝から1日晴れの予報でしたが、冬型の気候で雲がどんどん流れてきます。
スペースワールド駅で下車。
実はこの駅では以前に1度下車したことがあるので、今回が初下車ではありません。
撮っておきたいのが、この駅名票。
閉園後はどうなるのかわかりませんが、取りあえず押さえておきましょう。
駅名票は吊り下げ式のみで、中央に2枚あるだけです。他に柱に白いプラスチックのプレートもありますが、あんまり見栄えは良くありません。
改札口に下りてきました。
言っておきますが、早朝とかじゃないですよ。午前10時です。誰~も居ません。まさか休園日?と思わんばかりです。
駅を出て歩道橋を渡るとシャトルがどんどん近くなってきます。
私の前にようやく2組の母子連れグループがやってきて、休園日ではないのは確信できました。
2.いよいよ入園
正面ゲートを見下ろす歩道橋からの俯瞰。
入場券を買う人の列は、数人程度。
「27年間ありがとう」の壁絵。
何かで聞いたフレーズだと思ったら、100系新幹線が山陽新幹線から引退する時に山口県内で掲げられていたのとくしくも同じフレーズです。
いよいよチケット売場へ。
フリーパスを買おうか悩みましたが、寒風吹きさらすクソ寒い日にジェットコースターなんかに乗ったら完全に風邪ひいてしまうので、入園券のみ購入しその都度必要分のアトラクションチケットを買うことにしました。
こちらが只の入園券。フリーパスはオレンジ色で目立つ色ですが、こちらは寒々しい青色です。
入園券と一緒に簡易な園内ガイドも配布され、それを見ながら園内を回ります。
ゲート前ではフリーパスで入場する人には手首に輪っかを巻いてくれるのですが、只の入園券の私は何もなく半券をもぎ取られて中に入ります。
ゲートから真っ直ぐ進むと正面にファイナルのモニュメントがあり、名残惜しの市民の人たちでしょうか、記念撮影をしていました。
園内入って右手に進むとスペースシャトルのある所に行けるのですが、至近距離までは行けないようです。
手前の所では何やら工事も行われているようです。
凄い音を立てて走るヴィーナスGPというコースターは2編成あるうちの1編成は試運転中ですとして、1日中お客を乗せずにカラで走っていました。
反時計回りに進んで最初に入ったのが宇宙博物館。
館内には宇宙船のジェットエンジンや鋼体の一部が保存されています。
この辺が本来のテーマパークとしての目的の一つを担っている場所であります。
エントランスにはこの博物館を訪れた内外の歴代宇宙飛行士の手形レリーフが飾ってあり、この博物館が誇るべき展示です。
またスミソニアン博物館からの期待を寄せた奨励状?とでもいうのでしょうか、と並べて閉園寄せての宇宙開発事業団からの書面も展示されていました。
また別の建物に月の石、いん石ならぬいん鉄が展示されています。
3.映像系シアターを見る
園内には幾つかの映像系シアターがあるので、まずそれらを見て廻ることにしましょう。
その中でも1日に3~4回しか上映しないIMAXシアターがあるので、午前中にこれを見ておきます。今までいた宇宙博物館とは正反対の側にあるので、園内を横断する形で歩いていきます。
途中に見えてきたのが複数のアトラクションが同居しているスペースドーム。
てっぺんの所が錆びています。これも味というやつでしょうか。
しばらく進むと見えてきたのが、巨大スクリーンを擁するギャラクシーシアター。
誰も並んでいません。大丈夫かな?
民間の映画館が既にデジタルIMAXに変わっているなかで、今でも全国に数か所残っているフィルム式IMAXシアターの1つがここの劇場である。
国内はもちろん、世界でも指折りの大きさを持つ、こちらのスクリーン。
デジタル式のシネコンだと、どうしても縦が短いから、この大きさは圧巻です。
最初の12分間でスペワのCMを延々とやり、その後にメインのドキュメンタリーが40分間あります。
フィルム式の映像が更新されていないのか、結構中身としては古い作品でした。子供には少々難しい内容です。
続いてやってきたのが、4Dヴィジョン・ポップステラという劇場。
ここで流れていたのはBBC制作の森の中のリスの戦いを描いたもので、何が4Dかというと、3D映像+動物の激しい動きに伴って風や水しぶきが掛かるという仕組み。こちらは子供でも楽しめそうな内容です。
昼食をはさんで午後にまいりましょう。
映像系の最後が3Dプラネタリウム館。
やはりプラネタリウムであれば敷居が低いのでしょうか、先ほどの2つに比べて、こちらは結構な行列で、14:30からの回は満席になりました。
博覧会でのシアターと同じように前室があって、プレイベントこそありませんが、内容的にも最も新しいものでした。
天空の星なので映像の多くが白黒のCG画像ですが、普段教養の無い人も、ここでたっぷり教養を得た感に浸れます。
4.見て踊って楽しいライブショー
3Dプラネタリウムが終わって次に向かったのが、15時から開始のキャラクターたちによる歌と踊りのライブショー。
この日は15時開始でしたが、17時開始の日や、ショーが無い日もあるので、平日で訪問してショーがあったのでラッキーでした。
大人から子供まで楽しめるショーで、音楽はおなじみのアメリカンポップス・映画音楽が中心です。
キャラクターの他に踊りのお姉さんたちと、ピンクのウィッグを被った賑やかしの兄ちゃんが交互で出て盛り上げます。
演奏がちゃんと生演奏で行っているのもいいところで、全演目が終わったあとに、バンドだけでの挨拶もあるのがちょっと感激しますよ。
PA・ミキサーを操るお姉さんも間近で見られます。オマケショット。
ぜひ予定をチェックして見ておきたいショーです。
5.園内点描
先ほどのショーで踊っていたキャラクターですが、他の時間では園内を回って、お客さんとの記念写真に応じています。
こちらはアンパンマンに登場してきそうなキャラクター。その名もアントントン、アント=蟻のキャラクターだそうです。
こちらはバロンバーロックという、悪の親玉のキャラクターで、昔居たオリックスの八カセみたいな色使いで、あーあ小さいお嬢ちゃんが泣き出してしまいました。
こちらは園内の所々で待機というか放置されている乗り物で、お金を入れると一定時間背中に乗って移動することができ、時間がきたらその場所で止まるので、そこでお客さんは放置。次に見つけた人がまたお金を入れて動かすみたいな自由気ままな乗り物です。
これは何でしよう? かつて何かのアトラクショで使われていて、終了したまま残っている建物のようです。
同様に土休日のみ開演するお化け屋敷なんかも平日だったので閉じたまま殺風景でした。
こちらはイベント広場で、何やら組み立てをしている様子。
閉園日が近づいていますが、まだまだ最後の日に向けて工事が行われていて、目の当たりにできるのがここらしくていいですね。
普通の遊園地だったら、こういった風景は覆いで隠すのが通常ですが。
こちらが座席が限りなく剥き出しに近い状態で高さ60m・最大時速115km/hで疾走するタイタンMAXですが、重装備な私には、乗れと言われても難しい。
このクソ寒いのに、みんな我慢して乗っていました。まぁ風邪ひいても土日ゆっくり休めばいいのか、自分はそうはいきませんので。
こういった大道芸人によるパフォーマンスもありました。
バーテンダー世界大会で3位にも入った事がある増田タカノリという人で、ピンで回っているそうですが、こういう人のギャラはどういう仕組みになっているか分かりません。
一通り見回って、早や夕方5時。小さい子ども連れのお客さんたちも次々帰宅の途に就き、園内も消えそうな夕日の中、寂しさが倍増してきたので、この辺で私も失礼することとし、最後にグッズを購入して園をあとにしました。今回ジェットコースターなどには乗りませんでしたが、全ての展示を見てさらにコースター類まで乗るとなると、待ち時間も含めてたっぷり夜まで掛かります。
27年間ありがとうで終わってしまうには勿体ない施設や宇宙関連の資料などがあります。「赤字が理由じゃない」と言っていたように、賃貸借による合意が決裂で閉園に至るなら、運営会社と新日鉄との仲を取り持つコーディネーターがいなかったのでしょうか? 運営会社は存続するのなら、名前や内容を変えて同じ場所で違った形での遊園地としてオープンするのかも知れませんね。
以上スペースワールド訪問記でした。 次回の記事はあの列車の撮影について。
バブル崩壊後もある程度の入場者数を維持してきましたが、やがて頭打ちになり、巨額の赤字を抱えて新日鉄から別会社に営業譲渡されました。その後巻き返しを図って昨年は最高益を出した矢先に突然の閉園発表。新日鉄との借地を巡る交渉決裂という噂ですが、最高益を上げたことで、借地料を大幅に上げてきてブチ切れたんでしょうか?その辺はよく分かりません。
1.行け(か)なかった26年間
私も一度行こうと思って90年代の初めに、山口県在住のお友達とのデートコースで提案したんですが「あんまり面白くないらしいよ。」の一言でボツになった経緯があり、結局その後は北九州へ行くことはあっても、廃止になる車両などの撮影で忙しくて、ここまで至ってきました。
さて前置きが長くなりましたが、いよいよ12月いっぱいで閉園ということで、たまたま下関へサロンカーなにわを使った偽あさかぜ号が走るので、それの撮影も兼ねて行くことにしました。
10月の3連休の時に快速電車の中からみた光景は、ゲートからの長蛇の列で、最後の1ヶ月だから平日でも混んでるかも知れないので開園前に並ばずに10時ちょっと過ぎに着くようにしました。
いよいよスペースワールド駅に着くので感慨深く車窓を見ていると思わぬサプライズ。
ここの線路を走る列車を見たのは2回目、機関車が新しくなっていました。前の機関車はもう退いたのでしょうか?
こちらがおなじみの電車から見た風景。
天気予報は朝から1日晴れの予報でしたが、冬型の気候で雲がどんどん流れてきます。
スペースワールド駅で下車。
実はこの駅では以前に1度下車したことがあるので、今回が初下車ではありません。
撮っておきたいのが、この駅名票。
閉園後はどうなるのかわかりませんが、取りあえず押さえておきましょう。
駅名票は吊り下げ式のみで、中央に2枚あるだけです。他に柱に白いプラスチックのプレートもありますが、あんまり見栄えは良くありません。
改札口に下りてきました。
言っておきますが、早朝とかじゃないですよ。午前10時です。誰~も居ません。まさか休園日?と思わんばかりです。
駅を出て歩道橋を渡るとシャトルがどんどん近くなってきます。
私の前にようやく2組の母子連れグループがやってきて、休園日ではないのは確信できました。
2.いよいよ入園
正面ゲートを見下ろす歩道橋からの俯瞰。
入場券を買う人の列は、数人程度。
「27年間ありがとう」の壁絵。
何かで聞いたフレーズだと思ったら、100系新幹線が山陽新幹線から引退する時に山口県内で掲げられていたのとくしくも同じフレーズです。
いよいよチケット売場へ。
フリーパスを買おうか悩みましたが、寒風吹きさらすクソ寒い日にジェットコースターなんかに乗ったら完全に風邪ひいてしまうので、入園券のみ購入しその都度必要分のアトラクションチケットを買うことにしました。
こちらが只の入園券。フリーパスはオレンジ色で目立つ色ですが、こちらは寒々しい青色です。
入園券と一緒に簡易な園内ガイドも配布され、それを見ながら園内を回ります。
ゲート前ではフリーパスで入場する人には手首に輪っかを巻いてくれるのですが、只の入園券の私は何もなく半券をもぎ取られて中に入ります。
ゲートから真っ直ぐ進むと正面にファイナルのモニュメントがあり、名残惜しの市民の人たちでしょうか、記念撮影をしていました。
園内入って右手に進むとスペースシャトルのある所に行けるのですが、至近距離までは行けないようです。
手前の所では何やら工事も行われているようです。
凄い音を立てて走るヴィーナスGPというコースターは2編成あるうちの1編成は試運転中ですとして、1日中お客を乗せずにカラで走っていました。
反時計回りに進んで最初に入ったのが宇宙博物館。
館内には宇宙船のジェットエンジンや鋼体の一部が保存されています。
この辺が本来のテーマパークとしての目的の一つを担っている場所であります。
エントランスにはこの博物館を訪れた内外の歴代宇宙飛行士の手形レリーフが飾ってあり、この博物館が誇るべき展示です。
またスミソニアン博物館からの期待を寄せた奨励状?とでもいうのでしょうか、と並べて閉園寄せての宇宙開発事業団からの書面も展示されていました。
また別の建物に月の石、いん石ならぬいん鉄が展示されています。
3.映像系シアターを見る
園内には幾つかの映像系シアターがあるので、まずそれらを見て廻ることにしましょう。
その中でも1日に3~4回しか上映しないIMAXシアターがあるので、午前中にこれを見ておきます。今までいた宇宙博物館とは正反対の側にあるので、園内を横断する形で歩いていきます。
途中に見えてきたのが複数のアトラクションが同居しているスペースドーム。
てっぺんの所が錆びています。これも味というやつでしょうか。
しばらく進むと見えてきたのが、巨大スクリーンを擁するギャラクシーシアター。
誰も並んでいません。大丈夫かな?
民間の映画館が既にデジタルIMAXに変わっているなかで、今でも全国に数か所残っているフィルム式IMAXシアターの1つがここの劇場である。
国内はもちろん、世界でも指折りの大きさを持つ、こちらのスクリーン。
デジタル式のシネコンだと、どうしても縦が短いから、この大きさは圧巻です。
最初の12分間でスペワのCMを延々とやり、その後にメインのドキュメンタリーが40分間あります。
フィルム式の映像が更新されていないのか、結構中身としては古い作品でした。子供には少々難しい内容です。
続いてやってきたのが、4Dヴィジョン・ポップステラという劇場。
ここで流れていたのはBBC制作の森の中のリスの戦いを描いたもので、何が4Dかというと、3D映像+動物の激しい動きに伴って風や水しぶきが掛かるという仕組み。こちらは子供でも楽しめそうな内容です。
昼食をはさんで午後にまいりましょう。
映像系の最後が3Dプラネタリウム館。
やはりプラネタリウムであれば敷居が低いのでしょうか、先ほどの2つに比べて、こちらは結構な行列で、14:30からの回は満席になりました。
博覧会でのシアターと同じように前室があって、プレイベントこそありませんが、内容的にも最も新しいものでした。
天空の星なので映像の多くが白黒のCG画像ですが、普段教養の無い人も、ここでたっぷり教養を得た感に浸れます。
4.見て踊って楽しいライブショー
3Dプラネタリウムが終わって次に向かったのが、15時から開始のキャラクターたちによる歌と踊りのライブショー。
この日は15時開始でしたが、17時開始の日や、ショーが無い日もあるので、平日で訪問してショーがあったのでラッキーでした。
大人から子供まで楽しめるショーで、音楽はおなじみのアメリカンポップス・映画音楽が中心です。
キャラクターの他に踊りのお姉さんたちと、ピンクのウィッグを被った賑やかしの兄ちゃんが交互で出て盛り上げます。
演奏がちゃんと生演奏で行っているのもいいところで、全演目が終わったあとに、バンドだけでの挨拶もあるのがちょっと感激しますよ。
PA・ミキサーを操るお姉さんも間近で見られます。オマケショット。
ぜひ予定をチェックして見ておきたいショーです。
5.園内点描
先ほどのショーで踊っていたキャラクターですが、他の時間では園内を回って、お客さんとの記念写真に応じています。
こちらはアンパンマンに登場してきそうなキャラクター。その名もアントントン、アント=蟻のキャラクターだそうです。
こちらはバロンバーロックという、悪の親玉のキャラクターで、昔居たオリックスの八カセみたいな色使いで、あーあ小さいお嬢ちゃんが泣き出してしまいました。
こちらは園内の所々で待機というか放置されている乗り物で、お金を入れると一定時間背中に乗って移動することができ、時間がきたらその場所で止まるので、そこでお客さんは放置。次に見つけた人がまたお金を入れて動かすみたいな自由気ままな乗り物です。
これは何でしよう? かつて何かのアトラクショで使われていて、終了したまま残っている建物のようです。
同様に土休日のみ開演するお化け屋敷なんかも平日だったので閉じたまま殺風景でした。
こちらはイベント広場で、何やら組み立てをしている様子。
閉園日が近づいていますが、まだまだ最後の日に向けて工事が行われていて、目の当たりにできるのがここらしくていいですね。
普通の遊園地だったら、こういった風景は覆いで隠すのが通常ですが。
こちらが座席が限りなく剥き出しに近い状態で高さ60m・最大時速115km/hで疾走するタイタンMAXですが、重装備な私には、乗れと言われても難しい。
このクソ寒いのに、みんな我慢して乗っていました。まぁ風邪ひいても土日ゆっくり休めばいいのか、自分はそうはいきませんので。
こういった大道芸人によるパフォーマンスもありました。
バーテンダー世界大会で3位にも入った事がある増田タカノリという人で、ピンで回っているそうですが、こういう人のギャラはどういう仕組みになっているか分かりません。
一通り見回って、早や夕方5時。小さい子ども連れのお客さんたちも次々帰宅の途に就き、園内も消えそうな夕日の中、寂しさが倍増してきたので、この辺で私も失礼することとし、最後にグッズを購入して園をあとにしました。今回ジェットコースターなどには乗りませんでしたが、全ての展示を見てさらにコースター類まで乗るとなると、待ち時間も含めてたっぷり夜まで掛かります。
27年間ありがとうで終わってしまうには勿体ない施設や宇宙関連の資料などがあります。「赤字が理由じゃない」と言っていたように、賃貸借による合意が決裂で閉園に至るなら、運営会社と新日鉄との仲を取り持つコーディネーターがいなかったのでしょうか? 運営会社は存続するのなら、名前や内容を変えて同じ場所で違った形での遊園地としてオープンするのかも知れませんね。
以上スペースワールド訪問記でした。 次回の記事はあの列車の撮影について。
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