六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

ダッサい四季島 追っかけたった

2017-06-17 |  出撃 at 東北地方
 今月は上旬の三江線に続いて2度目となる遠征に出てしまう事になりましたが、その行き先が磐越西線。
 これはJR東日本が誇るトランスイート四季島の1泊2日コースで甲信越→会津と抜けて上野へ戻るコースで、唯一の非電化区間である磐越西線を通るので、ここで撮ってみようというもの。もちろん四季島の車両を見るのは今回が初めて。非電化区間は早朝に走るため、この時期でないと撮るのは難しいので、当初は予定に入れてなかったものの、天気がいいこともあって、急きょ出撃することにしました。
 上野を出た四季島は中央東線を下ってくるのですが、広い場所で順光で撮れる所はあそこと、あそこと、あの辺りの3ヶ所ほどに限られるので、この時期なら光線もいいのですが割愛し、磐西1本に絞ることにしました。早朝から追っかけるので、もちろんレンタカーで行きます。

 1.霧に悩まされた上野尻-野沢
 下道を延々と走ってきたのですが、少し時間を食ったので、越後川口→安田間は高速で急ぎました。快晴の月明かりに照らされて明るい夜道だったのですが、津川を過ぎたとたんに霧に被われてしまいました。三江線でも朝は1ケタまで冷え込んだので霧がでたのですが、こちらは更に標高があるので霧が濃いです、これはヤバいかも。
 4時過ぎに上野尻の定番ポイントである細田新田踏切に着いたのですが、視界は20m程しかありません。それでも既に3人ほどの人が三脚立てて陣取ってました。
 暫くしたら少しでも視界がよくなるかな?と思っていましたが、一向に良くならないことから、諦めて車を進める事にしました。しかし、この先山都までは阿賀野川に沿って線路が走っているので、川から昇る水蒸気で視界が悪いのは分かっているのですが、僅かな期待をこめて。
 そして野沢方面を車を走らせて5分ほどで急展開。なぜかここだけ?霧が覆っていない場所があったので車を停めてスタンバイ。

 5:03 予想より少し遅れてやってきました。まさかの順光で捉えることが出来てしてやったり。
 画面右側奥の上野尻方面はまだ濃い霧の中のようで、あの中で撮ってる人たちは、ここの状況など知る由も無かったのでしょうね。
 1発目の予想外の展開で心に余裕ができたので、後はもう流しで追っかけるだけです。後ろから90km/h近い速度で煽ってくる関東ナンバーがいても動じません。
 そして少し走って尾登のカーブで追いつきかけたので、その先の川沿いの場所で左側にスペースができたある所を見つけて車を停めます。

 5:12 尾登-荻野の鉄橋を渡る列車を車の中からですが撮ります。
 まぁ大した写真でもないので1ヶ所には数えません。
 その後も列車の1~2分後を追いかける展開が続き、やがてバカ停する山都に到着します。

 5:27 山都駅で列車は36分間のバカ停をして、下り列車との交換待ちをします。
 この停車時間を活かして、駅のホームに入ってみたものの、先頭がホームからはみ出るため、編成写真は残念ながら撮れません。

 2.雲にやられた一ノ戸川鉄橋
 山都駅での道草も程々にして、次の撮影地へ向かいます。場所は勿論、一ノ戸川の鉄橋です。
 この時期、早朝だと、北側の山からの俯瞰(ほとんど鉄橋と同じ高さのレベルですが)撮影が出来るので、淡い期待が持てます。

 6:03 期待も虚しく、陽の当たらぬ鉄橋を渡る姿を捉えます。
 背後の上空に雲が無いので、明暗差が大きい露出泣かせの光線下でした。絶対日頃の行いの悪い奴がおるで。
 列車は次の喜多方でも1時間弱の停車時間があるので、更に車を走らせて先回りをします。

 3.電化区間の田んぼの中で待つ
 喜多方からは電化区間に入りますが、単線なので被りも心配もなく、会津盆地の開けた田んぼで待ち構えることとします。

 7:16 会津豊川-姥堂間の田んぼにて。田んぼの西側には6台近くの車が止まっていて、10人近い人が構えていましたが、架線柱はかわせるものの、影側になるので、私は光線状態がマシな東側から狙うことにしました。
 これで追っかけは一旦終わり、只見線の会津高田付近へ寄り道をして気動車を1本撮ってから、猪苗代へ向かいます。

 4.締めはやっぱり磐梯山バックで
 四季島は会津若松で4時間近く停車した後、11時過ぎに郡山へ向けて出発するので、かなり時間的余裕がありますが、動き出したら磐越西線内での追っかけは難しいので、狙えるのは1ヶ所のみです。
 最初は磐梯町-翁島のS字カーブに来たのですが、側面が影になる可能性があるので、風が非常に強かったので、この場所は回避して、こちらも定番の猪苗代-川桁間で狙うことにしました。
 列車の通過まで1時間以上ありますが、既に10台以上の車が止まっていて、やはり定番撮影地は人気です。
 風も少しだけ弱まった感があり、決めかねていたアングルもようやく通過15分前に決定していよいよ列車の通過待ちです。ここで何と乱入者が。まさかの乱入に慌てて一眼レフの位置直しをしましたが、車は右側に写っていました。動画の方は広角なので回避できず、白い車が写ったままで撮影せざるを得ません。
まさかの通過2分前でこの場所に乱入されると、この距離だとオーイと叫んでも相手に聞こえません。
 本当に老人は害ばかり与えますな。

 12:05 線路脇にいる撮影者に対して、少し長めの汽笛を鳴らして通過していきました。
 ここでは景色重視なので、列車の占める大きさはこんなもんでいいです。
 何せ糞ダッサ~いデザインの車体なので、「四季島と磐梯山」これで結構です。
 これで追っかけ撮影は終了。このあとはもう1つのお楽しみのため、北へ向かいます。

 5.日本海側へ向かう
 磐梯山を北へ抜けて米沢市へ入り、ひたすら北へ向けて走ります。
 寒気の通過に伴い、北東北~北海道は雨も降る芳しくない天候でしたが、夕方近くになるにつれ、ようやく天候が回復しそうな期待があります。
 車は新庄に差し掛かった頃から上空は雲が多くなってきましたが、雨の心配はないようです。このまま天気が持ってくれるといいですが。
 そして17時半過ぎに目的の場所に到着しました。黒い雨雲が東の方へ流れて行き、僅かに明るくなってきましたが、陽が当たることはありません。そして

 18:03 遠くに一筋の銀色の帯が、そうですカシオペア紀行の回送列車です。
 ここは吹浦-女鹿間の釜磯の撮影地で、前回来た時は3人ほどが立てるスペースしかなかったのですが、私が紹介したからか、すっかり周囲は刈り取られて、20人近くが余裕で立てる場所になっていました。

 日本海側でカシオペアを撮るのは初めて。
 カン無しですが、編成を入れての俯瞰写真ならほとんど気にならないレベルです。
 この1本のために、わざわざ猪苗代から240km走ってきました。
 これにて終了~、としたい所ですが、翌12日は5/5出勤分の代休日だったので、ゆっくり帰路に就きつつ、途中で撮影がてら帰ることに。

 6.115系三昧の信越
 長岡近辺で仮眠し、夜が明けたら薄っすらと晴れていたので、まだ撮影していない新しい場所で撮ることにして柏崎市内まできました。しかしここで天気予報が当たってしまい、だんだんと雲が厚くなってきました。

 7:56 直江津発の長岡行きの快速列車です。
 撮り終えて車を動かし始めると、ポツポツと雨粒が落ちてきました。
 やがて前が見難いぐらいのザザ降りとなったため、新井快速の撮影は諦め、長野県側へ移動します。
 山を越えて長野県側へ入ると、ウソのように天気が良くて何とも不思議な気分。

 但し風がすごく強いので、特撮は諦め、まずは上りの長野行きを撮ります。
 メインはこの後の下り列車ですが、少し風が弱まったので、場所を移動します。

 11:33 来ました!復活初代長野色。
 先月の復活湘南色に続いての2編成目です。これで115系の撮影は終わり、あとは名古屋へ向けて戻るだけでしたが、途中でちょうどいい時間に坂下付近を通りかかったので、国道19号から外れて市道へ。

 16:31 一度撮ってみたかった、中央西線夕方に下り列車が順光になるポイントでの撮影です。
 機関車こそ一般更新色ですが、国鉄色が落ち・減便が始まった現在はこの更新色の列車ですら貴重な存在になりつつあるので、見つけ次第、撮っておく必要があります。

 これで四季島+αの撮影行が終わりましたが、やっぱり四季島のダッサいデザインに腰が抜けそうでした。7月初旬に北海道へ遠征して四季島の撮影をすべく、休暇を取る予定でしたが、もう行くのはやめる事にしました。1度ぐらいは北海道でも四季島を撮っておきたいですが、別の撮影と抱き合わせで入れないと、これだけのために行くのはさすがに勿体無いですわ。
 いよいよ梅雨の後半になって、雨天の予報が続くので、7月半ばまで遠征は見合わせかな?

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