六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

赤い青春18きっぷ 2015春 徳島購入作戦

2015-03-02 |  出撃 at 四国地方
 正月休みが終わって、早くも1ヶ月ちょっとで恒例の青春18きっぷの発売に合わせた購入行脚となるわけですが、今回は2月20~24までは北海道へ出撃のため、買いに行くのは北海道から帰ってきて出勤日を避けた2/27以降になってしまいます。

どこの駅で買おうか?
 現在での未購入駅は北陸本線の支線で3駅、草津線と湖西線で3駅、後は玉水・黒井・坂越の計9駅が西日本管内、四国管内は徳島線の3駅と板野・引田・高瀬・伊予市の計7駅、合わせて全16駅が残っています。
 今回は出遅れていることと、その間に土日があったため、既に北陸地区と琵琶湖周辺の駅は完売が出ており、残存駅で買ってお茶を濁すか、それとも四国へ渡って新規開拓するか、でも28日に信越線の189系も撮りに行きたいし・・・
 結局189系は捨てて四国へ向かうこととしました。徳島圏内は高徳線・牟岐線・徳島線の3線で9駅あり、前回は牟岐線中心に購入に来たので、18きっぷ購入のために徳島県に来るのは今回で2回目になります。

徳島へのルートは3つ
 北海道出撃やこの春の各所出撃で出費もかさむため、なるべく安く抑えたいところです。
 行先は徳島線の佐古・石井・鴨島の3駅で、15年前に石井駅だけ車で寄った事はありますが、列車では通過ばかりだったので、今回が初めての下車になります。
 1. 最も安く行けるのが、難波~和歌山港~徳島港の南海フェリーを使うルートで、当日利用であれば「スキップ2000」というセット乗車券で片道2,000円で行けますが、難波を朝出て1番の乗り継ぎで行くと徳島には昼頃になってしまいます。一部の駅では窓口が15時で閉まる駅があるので、最悪間に合わないケースも想定されます。
 2. 次なるルートは高速バスで行くルートで、これだと徳島に10時頃に着けますが、運賃が片道3,700円と少々高くつきます。
 加えて上記の2つのルートは難波を朝7時までに出発するため自宅を朝一で出ても間に合わないので、大阪市内で前日入りで滞泊する必要があるので、その分2千円近く余分に掛かります。
 3. そこで気付いたのが神戸~高松のフェリーを使うルートです。ここなら夜行便があるので、夜神戸港を出て早朝に高松に付き、高松からはJR高徳線で行くというものです。
 これなら最初の佐古駅に9時頃に着け、午前中には3駅回れそうな感じで、乗車券も高松から学や穴吹まで買えば100kmを超えるので途中下車も自由に出来て全部で4,700円程で行けるので、このルートで行くことにしました。

ジャンボフェリー~JR高徳線~徳島線
 木曜の夜にしては学生なのか割と乗客がいて、高松東港からの送迎バスも満員に近い状況。

 高松6:38発の徳島行きに乗車、キハ40の2連で、一部ロングシート改造&トイレ撤去車、しかも半自動扱いがないため、今日みたいな強風の日は寒風が車内まで入り込んできて最悪の環境でした。

 列車は市街地を抜けて郊外を快走します。高校生の野郎どもか後ろのボックスで暴れてて鬱陶しかったですが三本松で降りていった後は車内はガラガラで徳島へ。
 【佐古駅】

 9:14 最初の購入駅である佐古に到着するのですが、到着時に「乗車券は車掌が回収します。」とアナウンスがあり、えっ窓口人居ないのか?と心配になりました。
 途中下車扱いなので車掌に乗車券を見せて降りて見たところ、「清掃中」の看板が掛かっていて、駅周辺の掃除をされていたので、徳島線の列車時刻が近づくまで街に出て散策しましたが、回りは美容院と病院ばかりで喫茶店などもなく、程なく駅へ回帰。

 10分程で外からお姉さん(?)が戻ってきて窓口再開。ようやく1枚目の18きっぷを購入。

 佐古9:51発の普通列車で、次の石井駅へ向かいます。
 大学生なのか?単行の気動車は割と混雑していました。
 【石井駅】

 石井駅10:06到着。駅舎はいかにもNゲージストラクチャの「田舎の駅」らしい感じの駅です。

 こちらも女性の多分委託駅員さんで、こちらも問題なく2枚目の18きっぷをゲット。
 次の列車までまだ30分近くあったので、街に出てみましたが、あまり遠くまでは行けずに戻ってきました。
 【鴨島駅】

 そして3枚目の購入駅である鴨島駅に10:55到着。

 こちらは赤線入りの助役さんでしょうか?年配のおじいさんが「赤春か?」と聞きながらも、「あれ、これ日付け印押すんだっけ?」と、これまた年配の女性駅員に聞きながら覚束無い手つきで判子を押して「はい、ちょっとインクが濃いので、乾かしてね。」と言いつつ渡されて、3枚目購入終了。
 私への切符の販売が終わると、窓口はそそくさとカーテンを閉めて午前中の営業を終わりました。
 各駅とも昼休み時間があるので、駅によって時間がずれますが、この昼休みの間は窓口が閉まっているので、何も知らずにやってくると買えずに終わります。時間には余裕を持って来る事が必要です。

 こうして11時には目的の3枚の18きっぷの購入を終えてミッション終了。
 さてどうするか? もう帰ってもいいのですが、乗車券は穴吹駅まで買っています。

 せっかくですからw ということで、次の列車で穴吹方面へ向かうこととしました。
 やってきたのは1200型で、これで40系・1500型・1000型・1200型と、徳島県内を走る全車種に1本ずつ効率よく乗れたことになります。
 【オマケ】

 そして下車したのが縁起物の入場券で有名な「学」駅です。ここも初めての下車。

 こじんまりした田舎駅です。以前は有人駅で、私も30年ほど前に通信販売で学駅の入場券を買った事がありましたが、今は無人駅になっているので、縁起物の硬券入場券は指定日でしか発売せず、近くの有人駅で代わりに販売されています。

 帰路は南海フェリーで
 無事3駅での18きっぷの購入目的を果たし、オマケに学駅も訪問して今回も充実したミッションになりましたが、そろそろ帰路の事も考えなくては。
 やはり、帰りはお金の掛からない南海フェリー利用で帰ることとしました。

 徳島駅に来ると、南側にタラコ色のキハ47がいたので、高い所からパチリ。
 近くのセルフうどん店で昼食とし、まだ時間が余っているので、徳島の市街地へ。

 川を渡って、阿波踊り会館のあるメインストリートを通ると、左右にアーケード街があったので、これが徳島の繁華街かな? と思って歩いてみましたが、店は閉まってるし、人は全然歩いてないし、金曜日の昼下がりとは思えない淋しさ。賑やかになるのはやはり阿波踊りの期間だけなのでしょうか?
 
 さて、南海フェリーにのるために徳島港へ行く必要があり、徳島駅から均一区間バスで約20分程で着けます。昼間は1時間に3本出ているので便利ですが、最終は21時頃なので、早朝や深夜のフェリーに乗るのにはアクセスがないので注意が必要です。

 途中のバス停から乗客は私1人だけとなり、ポツンと徳島港の終点で降ります。
 やっぱり平日の昼間だから人少ないのかな? という感じでした。

 窓口で「スキップ2000 難波まで」と告げて、渡されたのが磁気券の3枚セット。
 このうち長い1枚は表紙券として特に使われず手元に残ります。他の2枚がフェリー用の乗船券と南海線用の乗車券になっていて、下船時や下車時に回収されます。

 切符を買って2階の待合室に上がろうとしたところ、ややっ! 途中にこんなパネルが。
 南海フェリーも萌えキャラ(?)設定してるようです。

 和歌山からの下り便が到着したので、乗船開始までの間に横から1枚。船体にも先ほどの萌えキャラが描かれた痛車ならぬ痛船になってました。
 実際の乗船開始は出航時刻の15分前からとの事で、もう少し待ちます。

 16:30 徳島港を定刻に出航。
 出航間際になって接続バスからわらわらと、そして航送の自家用車からも乗客が上がってきて、まずまずの乗客数となりました。 さよなら徳島、また来るね~

 和歌山港からのアンカーは特急サザン。始発駅で楽勝で隅っこに座れるので自由席で爆睡のまま難波まで。
 これにて全行程終了。

 こちらが今回購入した3枚の青春18きっぷ。
 これで四国管内での未購入駅は、板野・引田・高瀬・伊予市の4駅となりました。1期では無理そうなので、2期に分けての購入になりそうです。それまでこの切符が残ってるか(いつもの台詞になってます)心配です。
 今回の行程と旅費は(自宅最寄駅~近鉄難波までの往復を除く)
  阪神難波→神戸三宮  \410 
  ジャンボフェリー  \2,290 
  JR高松→穴吹   \2,100 
  JR学 →徳島    \550
  徳島市営バス 均一  \210
  スキップ2000難波行 \2,000
    合  計    \7,560
とまぁ北陸に比べれば安価に済みました。さて3月に入り、これから使うぞ~

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 冬の北海道へ出撃のはずが | トップ | 黒姫駅の蕎麦屋 閉店 »

コメントを投稿