六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

サンタマで瑞風を撮るも・・・

2017-12-27 |  出撃 at 中国地方
 昨晩のクリスマスイヴの夜行便で新門司港に着いて九州に上陸したのですが、今日25日はトワイライト瑞風の山陰上りコースが運転されるので、せっかく上陸した九州ですが、すぐに関門トンネルを抜けて本州側へ戻ることにします。

 昨夜の雨も早々に上がり、天気予報も午前2時ごろから晴れマークが出ているので、山陰の海をバックに客車時代のトワイライト以来となる2年ぶりに山陰本線山口県内で撮影とします。

 連絡バスを門司駅前で降りて、青春18きっぷを買って下関行きの普通電車に乗りこみます。
 九州へ入ったのに山陽本線の電車(車両はもちろんJR九州ですが)に乗るのも何か変な感じです。

 下関からは同じく山陽本線の岩国行きに乗り継いで厚狭で下車し、ここから美祢線に乗り換えます。
 厚狭7:34発の長門市行きはそのまま山陰本線上りの東萩行きになるので、そのまま乗っていられます。

 美祢線のキハ120の車内にぶら下げてあった利用証明書。
 これは裏面が沿線施設の割引き券のようになっていて、提携施設が1枚につき1名有効となっていますが、今日は使う場面はなさそうです。

 美祢駅で時間調整のために数分間停車。
 このキハ120の最大の欠陥はドアがバスのような折戸になっていて、停車中は乗客の乗り降りがなくても開けっ放しになるので、駅に着くたびに寒風が吹きこんできます。冬場は最悪の車両の1つです、
 長時間停車の際は、半自動扱いにして、ドアを手動で開け閉めするのですが、これが結構重くて女性や老人にとっては辛い代物です。
 列車は長門市から山陰本線に入り、東萩方面へ向かいます。さてどこで降りようかな?

 9:39 玉江に到着、ここで降ります。
 そう、有名撮影地の玉江-三見間、通称:サンタマです。
 冬場で人も少なく、距離的にも30分程度歩けばよいので、今回初めてこの場所で歩き鉄することにしますが、全然天気が良くありません。いつの間にか天気予報も10時まで雲りに訂正されています。

 10:58 いきなり踏切が鳴ったので、慌ててカメラを構えます。先程乗ってきた列車が東萩からの折り返し回送です。11:40頃に臨時快速のスジはあるのですが、この列車は定期の回送のようです。前回来た時は臨時快速が入っていたので気にしてませんでした。
 早く晴れろ~ 私以外に誰もいないので、気兼ねなく叫べますw

 11:22 そうしたら遂に日差しが差し込んでしました。
 しかし日本の東海上で発達する低気圧に向かって日本海側から凄い強風と、それに乗って次々と雲が流されてきます。
 列車の通過時刻が近づいてきて、撮影者が2名上がって来て、計3名でスタンバイ。

 11:30 残念ながら曇天の中を行く瑞風となってしまいました。あーあ。
 この瑞風が通過した1分後にまた日差しが出てくるという、何とも意地の悪い天気です。

 さてこのサンタマの撮影地ですが、何を作るのか知らないけれど、西側の俯瞰場所の山肌が削られて造成工事が進められています。
 また狭い道路も一部この場所だけ拡幅されて舗装もし直し、真新しい柵まで整備されています。
 山を完全に切通のように削られて道路を作ってるようですが、よく見ると、俯瞰場所へ上がれるようにコンクリートの階段が作られているように見えます。
 只見線の何やら第1鉄橋みたいに、もしかしたら、撮影名所を売りに出して鉄っちゃんを呼び寄せようというのでしょうか?
 それであればいいですが、眺望レストランとかが立って、食事しないと敷地に入れないみたいな事にならなければよいのですが・・・

 撮影後は東萩を13時台に出る普通列車で元来たルートを戻ります。
 ようやく晴れ間の時間が長くなってきましたが、まだまだ雲の流れが速く、少し晴れては曇りという状況です。

 厚狭から山陽本線下りの下関行きに乗ったのですが、途中の新下関で下車して、駅の東側にあるカーブで撮影としたのですが、ことごとく雲落ちして、4打数ノーヒットと散々な結果でした。
 本当に天気予報に振り回されたクリスマスの日が終わります。
 明日12/26は、おれんじ鉄道方面へ行きます。

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