六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

群馬・栃木私鉄完乗へ(1.上毛電鉄編)

2024-01-15 |  出撃 at 関東地方
 .直前まで行き先が決まらず
 青春18きっぷが残り3回分を残して、いよいよ最終3日間に突入したのですが、行き先が全然決まりませんでした。
 候補地としては
  ①四国 予算本線沿線(ロイヤルエクスプレス試運転)
  ②山陰 山陰線と伯備線(やくも号)
  ③大分県 ぶらり旅
  ④北陸地方 北陸本線最後の旅
  ⑤群馬・栃木 (私鉄未乗区間潰し)
としていたのですが、今回の休みが8日午後~11日までの3.5日ということで、3連休最終日に出発日が重なるため、フェリーも混み合ってるとして③大分行きが消え、震災後の混乱が起きている④北陸地方へも控えようとしてこれも消え、残る3つから選ぶことにしたのですが、①試運転列車の日時が不明なので、四国は本運転時に行く事にして消え、残りのうちの②ですが、天気が悪そうなので消え、結局⑤の北関東へ行く事にしました。
 この時点で8日の午後を回っていたので急がなくてはならないのですが、色々用事をしていたら出発が夕方になってしまいました。
 先週南東北からの帰りに3日目に会津若松から栃木県に降りてきたため、2週連続で北関東に旅行することにもなります。
 前の記事にも書きましたが、わたらせ渓谷鉄道の北側の一部区間が栃木県内を走っているので、そこを乗らないと栃木県制覇にはならなかったワケです。

 1日目(1/8)は夕方に名古屋から東海道線を上っていくのですが、既に浜松に着いた時点で、このまま乗り継いで行くと品川で日付が変わるレベルになっていました。

 浜松から熱海の間は211系5000番台による静岡地獄だったのですが、静岡で1本遅らせて興津行きの8000番台に乗って、僅かの間ですがクロスシートを味わいながら駅弁タイムとしました。
 ところが興津から乗った電車が、品川行きの最終連絡ということで、5両編成の電車は関東方面へ帰る大きな荷物を持った人たちで立ち客まで出るほどの混雑ぶり、1本前の熱海行きの電車なんか割と空いていたのに何で?そこまで粘るの?
 3連休最終日に終電ぎりぎり帰宅するとか、明日から仕事や学校なんだからさぁ、もっと早く帰ればいいのにとため息。
 ということで、東海道線の電車では乗り継いでも品川止まりの最終電車なので、ゆっくり寝るために今日は大船で下車して泊まりました。

            
 2日目(1/9)

 明けて大船を6時半ごろに出る京浜東北線の各駅停車に乗車して東神奈川まで行き、あとは横浜線-八高線で高崎まで行こうとしたのですが、高崎に着いた時点で11時頃になってしまうのが分かったので、急きょルート変更。横浜から湘南新宿ライン経由の高崎行きに乗り換えました。
 1番後ろの空いている車両に乗ったのですが、やはり座ることはできずに新橋まで立つことに。

 9:39 横浜から2時間半ほどで高崎に到着し、9:41発の両毛線の電車があったのですが、荷物抱えて階段を上がって降りて2分で乗り換えはしんどいので、1本遅らせることにしました。それでも八高線経由よりも1時間半も早いので、どんだけ八高線が時間が掛かるのかということですね、非電化区間は楽しいけど。

 ということで、乗り換え階段の上にあがれば、そば屋に引き込まれていくわけですw
 高崎駅は以前は2-4番線のホーム上に店舗もあったのですが、昨夏訪問時にちょうど最後の営業をしていて、今回訪れたら見事に建物ごと撤去されていました。

 10:07 改めて両毛線の電車に乗ります。
 まずは西半分を乗り残している上毛電鉄に乗るため、前橋まで行きます。

 10:21 15分ほどで前橋に到着
 久しぶりに下車します。

 前橋駅で下車したのは1983年ごろで、当時は地平駅でした。
 地平駅なので北側しか改札口がなく、ちょうど改札口の前で列車を待っていたところ、改札脇の柵を乗り越えて出た客をみつけた駅員が総出でその男を追っかけていって最後は飛び蹴り喰らわされて御用となっていましたが、いくら国鉄とは言え、そこまで容赦ないのかと高校生ながら感嘆した思い出があるのが前橋駅です。
 すっかり高架駅となってから以降は車で1度駅前に来ただけで、あとはスルーばかりです。

 .上毛電鉄を完乗
 JR前橋駅から上毛電鉄の中央前橋駅までは1kmほど離れているので、徒歩で15分ほど掛かりますが、ちょうどバスが停まっていたので、乗ることにしました。
 永井運輸という運送会社みたいな名前ですが、(調べてみたらやっぱりトラック輸送が主体の会社でした)やってきたのは小さな日野ポンチョ型のバスです。

 ところが今日はだるま市のお祭りが開かれていて、交通規制などもあり、けっこう時間が掛かってしまいました。
 急げば10:45発の電車に乗れたのですが、時遅し。

 近くに奇妙なバスが停まっていました。車体から何やらニョキニョキと突起が出ています。
 自動運転バスの実証実験とのことで、こういうのを見たのは初めてです。

 改めて中央前橋駅。
 見た目は結構堂々としていてカッコイイ感じですね。だるまを買って帰る方をちらほら見かけました。

 上毛電鉄はICカード対応になっていないため、現金で切符をかう必要があります。
 裏側は磁気式の黒い切符になっていますが、自動改札機もないので、このように入鋏があります。

 電車は元京王井の頭線の3000系が入っているのですが、この車両もいよいよ置き換えが発表されました。
 こういう姿を見られるのも今のうちですね。

 ワンマンカーで6扉あるうちの3扉を締め切りのため、車内は割と暖かいです。
 2両目は自転車持ち込みOKということです。

 ワンマンカーというので恐れていたのが・・・・やはり。
 これでは前面かぶりつきができませんね。残念です。

 11:15 中央前橋を発車
 東側の桐生市内もまぁまぁ住宅が建っていましたが、西側の前橋側はずーっと住宅が続きます。

 途中駅で自転車を持ち込んでいたおばぁさんが降ります。
 自転車に乗る時は1両目の後ろ扉から乗って整理券を取って、2両目から降りて、先頭まで行って運転士にきっぷ又は運賃を渡す仕組みです。
 なお上毛電鉄では無料で自転車を貸してくれるので、次の機会に借りてみたいですね、いつになるか知らんけどw

 途中の上泉辺りでも畑は見えますが、車庫のある大胡を過ぎてからの方がもっと景色が開けてきます。

 粕川駅に到着
 2008年2月に桐生側からこの駅まで乗ったことがあるので、これで上毛電鉄は完乗になりました。

 11:53 赤城駅に到着
 最初の予定ではここで降りて、東武鉄道に乗り換えるはずだったのですが、時刻表を追っていくと、赤城発12:34の普通に乗ると相老駅でのわたらせ渓谷鉄道との乗り換え時間が僅か2分しかなく、その間に階段を渡って駅舎に行ってフリー切符を買ってまた階段を上がる間がとてもないので、ちょっと裏技を使うことにします。

 12:02 2駅先の天王宿で下車
 持っていた切符は赤城までの額なので、40円の差額を渡して降りました。

 天王宿駅からわたらせ渓谷鉄道(東武鉄道)相老駅までは歩いて12分。
 遅くとも12:20には着けるでしょう。東武赤城駅から出る普通電車だったら12:38に着くので、こちらの方が早いですね。歩くのさえ気にならなければ。

 12:16 ということで相老駅に到着しました。

 午後からの様子については次の記事に続きますので、お楽しみに。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする