突然ですが、、とうとう清水の舞台から飛び降りる勢いでBMCダンモを買いました!!
これ欲しいと思ってから何年購入を迷い続けてきたのでしょう、、、コロナ前からですから5年越しでの購入なのだと思います。何せあまりに高額な工具ですので、私の様なしがないサラリーマンにとってはそうそう簡単に購入できるものではありません。もっと高額な工具であっても、例えばコンプレッサーやハンドピース、排気ファン、あるいはカットソー、圧倒的に高性能なヤスリ等、ベーシックな作業に使う道具で利用範囲も広い工具でかつ他に替えが効かない工具であれば投資を惜しむものではないのですが、、、、
この工具は段落ちモールドを作るためだけの非常に利用シーンが限定的な工具なわけです。(一応カンナにも使えるとは書いてありますが、、、)しかも皆さん感じることは同じであるみたいで、自作の段落ちモールド入れ工具等、ネットを見れば安価に代用する手法が山の様に出てきます。ですので私もこれまでは段落ちモールドは代替手法で対応をしてきました。
しかしとあるガンプラYouTuberの方の動画を見ていまして、局面部に段落ちモールドを付ける工作をされていまして、ダンモを使われていたのです。曲面に段落ちモールドを付けるとなると、代替法ではできなくもないけどかなり難しいなと思って、これはダンモを買わねばならないのではないかとの思いに至りました。
ということで、早速ジュアッグのボディーの合わせ目部分に段落ちモールドを入れてみました。写真じゃ全然見えませんねぇ、、、スミマセン。
いや、流石に高額な工具なだけあってよく考えられていて、使いやすいことこの上ないです!
しかし、、、しかしですね、使い勝手は抜群ですけども、この工具があるからと言って段落ちが綺麗に決まる保証は全然ありません。そんな工具ですねこれは。人に進めるかと言われるとこれは中々難しいですね。この工具を使わなくなることはまずないともいます。段落ち時に必ず使うと思いますが、これはかなり使うのに慣れとコツが必要です。そして他の工具との併用も考えていかなくてはならない様な気もします。
ダンモの注意点は正にネットレビューで多く見かける通りで、段落ちラインの始点と終点の真ん中が深く掘れてしまって、始点終点付近が浅くなってしまうのです。気を付ければ終点の浅さはどうにか防げますが、始点はまず無理です。
よって始点と終点を逆にしてこれを対策することになりますが、逆にやるときにどうしても得手不得手が出てきますので、ラインの直線性の維持が非常に難しくなってきます。何度も方向変えてやっているとヨレヨレの段落ちラインになってしまいます。段落ちラインは一旦やらかしてしまうと簡単に修正が効かないのですよね、、
他工具との組み合わせも今後の課題です。ヤスリとの併用をやってみましたが、いろんな手法や方向で段落ちをいじればいじるほど、うまくやらないと逆効果で、直線性が失われて見た目がかえって汚く見えてしまいます。段落ちモールド化するとプラの厚みがその分薄くなるわけですので、工具に対する強度も下がります。ちょっとした工具の当たりで波打ってしまうこともありますので、いろんな面で相当訓練を積まねばならないだろうなと感じました。
ちなみに1/144ガンプラスケールですと、0.3mmの段落ちだとあまり目立たない感じです。0.6mmでも良さげですがちと太い。これ何本も買える値段じゃないので、どの太さを選ぶのかもなかなか悩ましい訳です。1/144ですと0.2mmも0.8mmもおそらくほぼ使わないともいます。そうなると選択が難しいです。