「おそといってもいい?」
Sくんが白いお庭を見ながら言ってきました。
お庭の雪はそんなに多くなく、みんなでいったらすぐに砂だらけになりそうだ…
「いいでしょ?」
誰に言えばいいかわかっているSくん。いつもならだめというところだけれど、今日は特別に「Aぐみさんだけいいよ」とした。
その声にお支度して白いお庭に飛び出したのは5人。偶然だが赤バッチの頃から幼稚園に来ている5人だった。気心の知れた5人だったから、少々ハメを外して遊びを楽しんでいた。
毎日いっしょに遊ぶのが当たり前の毎日だった5人。その毎日が大きく変わる日まで一ヶ月ちょっと。仕上げの一ヵ月を楽しくそして有意義に過ごさせてあげたい。
その5人を含む年長さんみんなの卒業の日を、後悔なく迎えたいと願っています。