今日は年長のお母さん達の「お別れ会」がありました。ある意味、うちの園独自の行事だなぁと思います。どうしてこんな形になったのかというのはいろいろな経緯があるのですが・・・。でもしばらく前から現在の形に落ち着いて、そしてそれがとても意義深いものになったので、卒業式の前の大事な時になっています。
一つは、お母さん達の交流の場です。うちの園の場合、いろいろな小学校に分散してしまうので、その前に顔を合わせる場はとても大事です。同じ小学校に行くという人は今まではあまりお話ししてなくても、入学を前に一人でも二人でも知っている人がいるのはとても心強いもの。そして幼稚園からの心からの願いとしては、たとえ小学校が違っても、仲良しの輪は仲良しの輪としてずっと持っていてほしい、というのがあります。違う学校にも仲良しのお友達がいる。それは子供達にとって小学校でちょっとしたつまづきがあったとき、大きな大きな支えになります。もちろん、お母さん達にとっても。ママ友なんていう言葉がなかった頃から、幼稚園時代のお母さん達同士は子育てしている間ずっと交流をし続けます。幼稚園という場所から見ていると、本当にながーいおつきあいを続けている方が多いのです。小学校、思春期、親離れ、結婚いろんな場面で・・・。子育ては山有り谷あり・・・。情報交換したり、時にグチを言ったり・・・。そういう存在はとても大切。
2つめは子供達からお母さん達へのありがとうの場です。年長さんが作った共同製作を見ていただく時間があるのですが、見学の後は子供達からささやかな感謝のプレゼントを渡すことになっています。子供達なりにお家の方へありがとうを言う、照れくさそうな顔ですが、それはとっても大切だなと思うのです。でも、だから、卒業式では子供達が主役。卒業式でお家の方や先生への感謝、をしてしまうとどうしても主役がそっちにいっちゃう可能性があるような。
旅立ちの前に大事な事。交わりを深めること、そして感謝。
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