りばぁさいどらいふ

東京を流れる某川のほとりから。
ガーデニング、アウトドアなど生活を心地よくするために思うところ、備忘録、いろいろです。

兵馬俑と古代中国

2023-02-25 07:45:00 | お出かけ
上野の森美術館で開催された「兵馬俑と古代中国」へ。

 

 

1974年中国の西安郊外で農民が井戸を掘っていた時、等身大の兵士や馬の俑(死者といっしょに埋葬した人形)が偶然発見されました。

映像で兵馬俑8000体が整然と並ぶ姿を初めて見た時の衝撃は、今でもはっきりと覚えています。にわかには信じられませんでした。

 

今回は兵馬俑36体が来日。

展示品が多いので(約200点)、音声ガイドを利用しました。

 

紀元前770年周王朝の権威が失われると春明戦国時代(秦,楚,斉,燕,韓,魏,趙の7国が独立し争った時代)が約550年続きました。この時代の副葬品は小さなものばかりでした。

 

紀元前221年「秦」は他の6国に打ち勝ち中国大陸を統一、秦始皇帝が誕生します。「万里の長城の建設」や「等身大の兵馬俑」で有名な始皇帝は、紀元前210年に旅の途中、49歳で急死し、その後秦王朝は滅亡しました。

始皇帝は死後も皇帝として永遠に世界の支配を夢見て、等身大の兵馬俑を陵墓の周囲に埋めさせたのではないかと云われています。
 
こちらは複製された兵馬俑です。
 
そして本物はこちら。
 
兵馬俑は始皇帝を守る軍隊で、歩兵、騎兵など様々な役割の兵がいます。

 

生前、始皇帝に仕えた実在の軍隊の人物をモデルに作られたと云われています。 
😀 一体ずつ顔が異なります。紀元前に創られたとは・・・驚きです。
 
360度、背後の姿もリアルに制作されています。
 

戦車に乗り、小部隊を統率した高位の武官「戦服将軍俑」

😀 将軍俑は11体しか確認できていません。初来日の貴重な1体です。
 
ちなみに地味な色のイメージが強い兵馬俑ですが、元々はこのようにかなりカラフルだったようです。
😉 プロジェクションマッピングで再現されていました。
 
複製された「2号銅車馬」

 😀 始皇帝の愛車がモデルと云われています。

 
 
実際はこのような形で発見されました。
 

今回の展示物で最も驚いたのが「里耶秦簡(りやしんかん)」

😀 湖南省の里耶古城の古井戸の捨てられていた木の札に書かれた(紀元前222年~紀元前208年 )の行政文書です。

 

昨日書かれたのではないかと思うほど筆跡が鮮明です。

😲 この保存状態は奇跡!・・・信じられない。

 
等身大の兵馬俑は「秦」の滅亡ととも終わり、その後400年繁栄が続いた漢王朝では「小さな俑」となります。
 
見どころの多い展示が多く、おもしろかったです。
 

売店で「兵馬俑の落雁」 を購入。

 

それぞれ顔や服装が異なります。

 
お土産を物色しながら「それにしても、どうしてこの展覧会に行きたくなったのかな?不思議だね。」などと話していると・・・兵馬俑のレプリカが目に留まりました。
 
😲「おっ、おじさん!!」
 
等身大の兵馬俑を観ている時には全く気がつきませんでしたが、15cmほどの同じサイズの兵馬俑のレプリカを見て思い出しました。
我が家にいたのです・・・兵馬俑😅 
 
ど~ん こちらが我が家の「おじさん」です。
 
 
20年以上前に買った福袋・・・かなり変わった(不要な)ものばかりで、当時4~5歳の姪にあげよう(押し付けよう)としたところ「これはいらない😒 」と戻されたのがこの兵馬俑でした。
捨てるのも忍びなく・・・以来、我が家では「おじさん」と呼ばれ、屋外の物置の蓋の「重し」として長年活躍しておりました。
 
実は兵馬俑の中でも格式高い「将軍俑」でした😅
 
もしかしたら「おじさん」に背中を押されて、この展覧会に行きたくなったのかもしれません😆 
 

 

 
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チョコレートドリンクメーカー

2023-02-22 07:14:27 | グルメ
友人からのプレゼント・・・チョコレートドリンクメーカー「Velvetiser(ベルベタイザー)」
Velvetiser用チョコレートフレークをいろいろ試しています
 
酒粕を使って甘酒も作りました。
美味しかったです😄 


 
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テーブルウェア・フェスティバル 2023

2023-02-18 07:24:24 | お出かけ
コロナ禍以来、久しぶりの「テーブルウェア・フェスティバル」へ。
週末でしたが、以前のような混雑はなく、ゆっくり見ることができました
 
今年はブルーを基調とした作品に惹かれました。
 
 
 
 
 
 
 
 
藤原紀香さんの作品はゴージャスでした。
 
こちらは田川啓二さんと黒柳徹子さんのコラボ作品。
 
田川啓二さんは、ビーズ刺繍で有名な服飾デザイナーですが・・・
 
壁にかけられた絵画は、すべてビーズ刺繍で制作されていました😀 
 
最近は収納するスペースに限りがあることを(やっと)理解し、器の購入は慎重になっていたのですが・・・
 
 
この華やかな世界に刺激され・・・
 
 
 
我慢できずにランチョンマットと手作りのお皿を購入😊 
そしてこのねずみも連れ帰りました
 
魚を釣り上げて・・・
 
びっくりしているこの顔が最高です😆 
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フルーツトマト

2023-02-14 16:52:52 | 日記
今年もメタボパパさんからフルーツトマトをいただきました
 
ヘタの反対側の「スターマーク」(中心から広がる放射状の線)・・・均等で濃く大きいほど美味しいそうです。
 
早速いただきました。
今年は昨年よりもさらに糖度が増したような気がします😊
とても美味しかったです! ごちそうさまでした
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旧東海道散歩 その49-⑦ 膳所駅~

2023-02-13 06:58:09 | 旧東海道散歩
「青龍山 安養寺」と「内式 日向大神宮」の石柱 


「ねじりまんぽ」
😀 この奥に「絶景かな絶景かな・・・」の南禅寺があります。

「ねじりまんぽ」は蹴上インクライン(全長582mの傾斜鉄道。疎水の蹴上船溜から南禅寺船溜までは高低差が大きいため、荷おろしせずに船ごと傾斜鉄道の台車に載せて、この坂を昇降させていました。 )の下を通る赤い煉瓦で作られた歩行者用トンネルのことです。
「まんぽ」はトンネルのことで、トンネルの中の煉瓦が螺旋状にねじられているためこの名前になりました。

見慣れた京都の町並みになってきました。

「ソティス ウェスティン都ホテル京都」の隣には・・・

親鸞聖人 の遺骨が安置されている「佛光寺 本廟」

「粟田神社参道」

「東急ハーヴェストクラブ 京都東山」

「三条神宮道交差点」からは・・・

「平安神宮 大鳥居」が見えました。


だいぶ暗くなってきましたが、三条大橋まで約1㎞です。

「坂本龍馬 お龍「結婚式場」跡」の碑

1864年(元治元年)8月初旬、青蓮院(しょうれんいん)の旧境内で坂本龍馬とお龍は「内祝言」を挙げ ました。
😀 お龍の亡父、楢崎将作は青蓮院宮(久邇宮朝彦親王)に仕えた医師でした。

そういえば旧東海道散歩を始めた間もない頃、竜馬死別後にお龍が仲居として働いていた「田中家」の前を通ったことを懐かしく思い出しました。

白川に架かる「白川橋」・・・橋のたもとには「史跡 三条白川橋道標」
😀 「是よりひだり ちおんゐん ぎおん きよ水みち」

白川沿いの柳並木・・・風情があります。

少しずつ賑やかになってきました。

「古川町商店街」

左に進むと「花見小路通り」

「三条京阪駅」の前を通り・・・

そして・・・

「京都 三条大橋」に到着。

24762歩の散歩でした
(2022.09.17)




歌川広重 「東海道五十三次 京師 三条大橋」

😀 鴨川に架かる三条大橋は、東海道の終着地点です。夕暮れ時の三条大橋にははんなりと歩く大原女や京女。東山の中腹に見えるのは清水寺、東山の背後にそびえるのは比叡山・・・実際の配置ではあり得ない構図になっていますが、細かいことは良いではないですか。これが京、ここがゴールです。
良く見ると橋の中央に、鴨川を眺めている旅人がいますね。この旅人も感慨深く、これまでの東海道の旅を振り返っているのかもしれません。

このような鴨川の景色を眺めながら・・・。

「旧東海道散歩」を始めたのは2014年10月19日。到着したのは2022年9月17日。

散歩の回数 50回、散歩の時間 約316時間、散歩の歩数 1,065,371歩、歩行距離 約746km、撮影した写真は19,001枚でした。


メタボパパさんにはいつも「旧東海道散歩」を応援していただきました。
掛川では美味しい鰻をご馳走になり、三条大橋到着後にはお祝いのシャンパンを送っていただきました。ありがとうございました。


「旧東海道散歩」では多くの人に出会い、親切にしていただき、たくさんの優しさに触れました。ありがとうございました。

そして・・・長い間私たちの「旧東海道散歩」にお付き合いいただきありがとうございました。


(おわり)
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