りばぁさいどらいふ

東京を流れる某川のほとりから。
ガーデニング、アウトドアなど生活を心地よくするために思うところ、備忘録、いろいろです。

宇治

2014-08-30 09:50:00 | お出かけ
祇園 キャレ ド ミューで昼食を楽しんだ後は、初訪問の宇治へ。
宇治といえばお茶・・・ということで、駅前には茶壺のポストが設置されていました。



まずは10円玉で有名な世界遺産の<平等院>へ。
子供の頃に教科書で見た平等院鳳凰堂は、こげ茶色の地味~な建物・・・だったのですが、現在は復元工事も終了し、色鮮やかな姿に変貌していました。平安時代は、今のような外観だったそうです。







宇治川沿いを散歩。
サントーリ伊右衛門でおなじみ<福寿園>の宇治喫茶館に立ち寄りました。



宇治茶ソフトと冷たい宇治茶を注文。



<鵜飼>の季節ですが、この日は琵琶湖が増水し、放流した影響で、宇治川の水位も上がり、<鵜飼>は中止。中州・中の島公園への橋は封鎖されていました。
<鵜飼船>初めて見ました。



宇治川を渡る<宇治橋>。日本三古橋の一つです。



この橋からの眺めは美しい。




宇治川の鳥たち。<シロサギ>や<鵜>も見られます。





宇治は、源氏物語の宇治十帖の舞台でもあります。
宇治橋の近くには紫式部の像も。



せっかくなので<源氏物語ミュージアム>へ。





仕方がないことですが、宇治十帖にスポットを当てているので、なんだか暗い内容。光源氏は登場しません。ミニシアターも音と画質が悪くて、今一つ内容が理解できませんでした。きれいな建物なので、時間を潰すのには良いと思いますが…。

さわらびの道を通って、<宇治上神社>へ。









敷地も狭く、地味~な神社ですが、現存する日本最古の神社。
最後も世界遺産で・・・
高野山からの旅は終了となりました。

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祇園 キャレドミュー

2014-08-29 12:38:00 | お出かけ
メタボパパさんのブログに時々登場する京都のフレンチレストラン<祇園 キャレドミュー>。いつも美味しそう・・・と思いつつ、なかなか訪れる機会がありませんでした。
高野山からの帰路、このお店に伺いたい!・・・とただそれだけのために京都へ。



お店の外観は、祇園の町屋そのもののイメージ。



しかし格子戸を開けて2階へ案内されると・・・一転、洗練された素敵な空間が広がっていました。



ソムリエの方とメタボパパさんの話題で盛り上がった後、ワインを選んで頂きお料理スタート。





















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フレンチ・・・ですが、野菜が多く、懐石料理のように美しく、手の込んだものばかりです。特にスープは驚きの逸品でした。
デザートは、メタボパパさんのアドバイス通り全種類を頂き、大満足。



とても楽しい時間を過ごし、お店を出る時にはお土産まで頂きました。
ご馳走さまでした。京都へ来たときには、必ずまた伺います!


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金剛峰寺@高野山

2014-08-27 14:01:00 | お出かけ
昼食後は、<金剛峰寺>へ。高野山真言宗の総本山で、山内全体を統轄している所です。



48295坪の広大な境内にある主殿。広い室内も見て廻ることができます。169畳の<新別殿>では、お茶とお菓子が無料で振舞われます。


↑<蟠龍庭(ばんりゅうてい)>
国内最大級の石庭。白い砂が<雲海>、石で<雄雌の龍>が奥殿を守っているように表現されています。

ここでは、<阿字観教室>も体験。
瞑想法の入門編ですが、初めてのことなので少し緊張しました。



<阿字観道場>に入ると、障子を通した柔らかい光とお香に包まれます。
僧侶から座り方・呼吸方法・イメージの仕方などを落ち着いた、優しい口調で教えて頂き、一気に緊張が解けました。慣れてくると雑念が浮かばなくなった気もするのですが・・・もしかしたら眠っていたのかも。1時間程で終了。すっきりして、目覚めた時ようなスッキリ感が・・・やはり寝ていたのでしょうか?
終了時にはお土産まで頂きました。帰宅して開けてみたら・・・可愛い絵葉書セットが3冊も!嬉しかったです。



<阿字観教室>を申し込む際に案内された<授戒>も体験しました。
<高野山大師教会>の授戒堂へ。



定刻になると全ての扉が閉じられ、ロウソクの灯りだけになります。<何が始まるのだろう・・・>とやや緊張。
すると奥から阿闍梨さまが現れ、お経の後に「菩薩戒牒」というお札を授かりました。(何だか高野山では貰ってばかりです。)



その後は、お話しを伺います。宗教的なものではなく、子供にもわかるようなお話しをエピソードを交えて話してくれます。この間、ロウソクの灯りだけなので、最後までお顔は見えませんでしたが、お話しが本当に上手で、思わず聞き入ってしまいました。「これで授戒は終わりました」と若い僧侶が宣言すると扉が開かれ、30分程で終了となりました。



宝物館である<霊宝館>は大急ぎで見て廻り、バス停へ向かっていると可愛らしい<こうやくん>の石像が。


↑三鈷杵を持ったこうやくん。


↑筆を持ったこうやくん。

惹かれて<高野山開創1200年ギャラリー>へ立ち寄りました。



ギャラリー内では、高野山に関する写真展が催されていて、スタッフの方からお茶を入れて頂きました。高野山のビデオも上映されていて、これが意外に興味深く見入っていたら、<これ、良かったらどうぞ>と頂きました。



何と!欲しかった三鈷の松の葉・・・しかもちゃんと3本に分かれた松の葉でした。最後に素敵なプレゼントを頂きました。ありがとうございました!大切にします。(結局、最後まで貰ってばかり。)

高野山では、たくさんの優しい心ときれいな空気を頂いて、自分自身の心が少しだけ変わったような気がします。・・・とはいえ、高野山から大阪・なんばへ戻ると、夜は炭火焼き鳥のお店へ直行。



世俗へ戻るのは、あっという間でした。
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大門&壇上伽藍@高野山

2014-08-26 13:32:00 | お出かけ
2日めは、高野山の西側を徒歩で巡りました。

朝霧の中、まず向かったのは高野山の入口・最西端にある<大門>です。車やケーブルカーのない時代は、山麓から1日かけて歩いてこの大門を目指したそうです。


↑歩行者用の道



うっそうとした山中を歩いていると突然この朱塗りの門が現れるわけです。
この日、朝霧に包まれた<大門>は、とても神秘的でした。

両脇の金剛力士像も大迫力です。


↑阿形象(あぎょうぞう)


↑吽形象(うんぎょうぞう)





大門から少し下ると、高野山の二大聖地の1つ<壇上伽藍>があります。
根本道場として弘法大師により建設された<根本大塔>は、とても巨大で艶やかな色彩に驚かされます。





内部も立体曼荼羅となっており、外見に負けない煌びやかさでした。
かつて高野山を訪れた人々は、<大門>に驚き、<根本大塔>に圧倒され・・・感動しないわけがありません。

↓<金堂>高野山の総本堂。


平清盛の頭の血を混ぜて彩色したといわれる両界曼荼羅のレプリカや菩薩像があります。

敷地内には、たくさんのお堂や塔などが建立されていました。









御影堂の前にある<三鈷(さんこ)の松>。



弘法大師が日本で真言密教を広めるための土地を探すため、唐から三鈷杵(さんこしょ)という仏具を投げたところ、はるか遠くの高野山のこの松にひっかかっていたので、この土地を修行道場に決めたそうです。この松の葉は3本に分かれたものがあるそう(ふつう松の葉は2本)で、お守りに持ち帰り人もいるそうです。探してみたかったのですが、気がついたらお昼・・・心残りではありましたが、断念して次へ移動することにしました。
(つづく)
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宿坊・本覚院@高野山

2014-08-25 16:08:00 | お出かけ
今回、とても楽しみにしていたのが初めての宿坊体験でした。
もともとは僧侶が宿泊していた施設を一般の参拝客も泊まれるようにしたものが<宿坊>です。
宿泊したのは<高野山 別格本山 本覚院>。





とても広く、57部屋もあるそうです。新館のお部屋は旅館以上・・・かもしれません。







各部屋に鍵はなく(金庫はあります)、トイレ・洗面所は共有で、内風呂はありませんが、大浴場があります。驚くほど全てがきれいに掃除されています。









↓<苔の石庭>  昭和初期の作庭家 重森三玲作  




宿坊の中を徘徊していても、会う人は少なく、静寂に包まれていたのですが、食事のために大広間へ行き、初めて多くの人が滞在していることを知りました。
外国(圧倒的に欧米系です)の方々も一緒に、畳の大広間に座ってお膳で精進料理を頂きます。



とても美味しく、特にゴマ豆腐は絶品でした。温かいものは、出来たてを運んできてくれます。希望すればビールを頼むこともできますが、我々は近所のお店でお酒とおつまみを購入して<部屋飲み>にしました。


翌朝は<朝勤行(あさごんぎょう)>に参加。(自由参加です。)



6時に本堂へ集まり、鐘が鳴るとご住職や僧侶によるお経が始まりました。
悲しいくらい正座が長く続けられず、足をくずすことに・・・。周りの皆さんも同様で気が楽でしたけど。(外国の方に至っては、体育座り・・・も仕方がありません。参加しているだけでも立派です。)お焼香をさせて頂き、お経の後、ご住職のお話しを伺い、約1時間で終了。気持ちが凛として、良い朝が迎えられました。

滞在中は、若い修行僧がお世話をしてくれました。高野山での修行僧の生活はとても厳しいと聞きます。この日は多くの宿泊客が滞在していたのでとても大変だったと思うのですが、いつも一生懸命に対応して下さって、(もちろんホテルのサービスマンのようにスマートではないのですが)終始気持ち良く過ごすことができました。
宿坊を去る時、見えなくなるまで手を合わせて見送って下さった姿が忘れられません。
心から感謝しています。


(つづく)










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