雨予報でしたが、久しぶりに河口湖へ。
初めて訪れた「久保田一竹(いっちく)美術館」
別世界に入り込んでしまいそうな趣のある門を通り・・・
森を抜けると・・・
美術館の入口です。
入口前のテラス。
入口の横には長~い階段があり・・・
その先には、再び門がありました。
内壁も外壁も琉球石灰岩でできた不思議な建物・・・ワクワクします。
久保田一竹は染色工芸家です。「一竹辻が花」という染色法で1990年フランス芸術文化勲章シュバリエを受章しました。
本館(撮影禁止です)は、千年を超すひばの大黒柱16本を組み上げたピラミッド型の建物で、中央の天井には明り取りの窓があり、久保田一竹の作品(着物)が展示されていました。
これは一見の価値あり!素晴らしい作品でした。
本館の中央では久保田一竹を紹介する映像を見ることができます。映像の中で「一竹は、1944年27歳で出兵し、敗戦後は捕虜となりシベリアに抑留されました。過酷な拘留生活で、心に刻まれた風景「シベリア海に沈む太陽」を目に焼き付け、後にこれを題材とした着物を制作しています。」と紹介されていました。
スタッフの方からもお話しを伺う機会がありました。
久保田一竹の作品は海外でも評価が高く、海外へ貸し出し中の作品が多いそうです。
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「中央に展示されている作品は、久保田一竹がシベリアに沈む太陽を題材とした作品です。貸し出し中の作品が多い中、本日あの作品に出会われたのは一期一会と言えるでしょう。あの太陽の中には、多くの一竹の染色技術が表現されています。是非ご覧になってください」
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「え~っ⁉あの映像で紹介されていた作品ですか!」
改めて作品を見直すと・・・落ち着いた色彩の作品ですが、確かに太陽は様々な染色で表現されていました。教えて頂かなければ見過ごすところでした
さらに奥へ進むと茶房「一竹庵」
とても素敵な場所・・・目線と同じ高さで滝と池を見ることができるのです。
室内にもかかわらず、森に囲まれている感覚・・・
東南アジア、インドのインテリアが不思議と合います。
庭から「一竹庵」を望むとこのような雰囲気。
広い庭を散策しました。
再び別世界に誘われるような門を抜けると・・・
一竹が亡き母を偲び完成させた「慈母像窟」
「ミュージアムカフェ 蜻蛉玉(とんぼだま)」で休憩。
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カフェ内には、一竹がコレクションした蜻蛉玉も展示されています。
テラス席へ。
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そういえば雨予報でしたが・・・快晴です。
テラス席からの景色。
ティラミスを注文したところ・・・アンティークの蜻蛉玉を頂きました。
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こういう心遣い・・・嬉しいです。
スタッフの方の対応も素晴らしく、居心地が良く、久保田一竹のセンスを思う存分感じられる美術館。できればこのままひっそりと混雑せずに・・・と願います。
河口湖にこのような素敵な場所があったとは・・・四季ごとに再訪したいと思います。
その後は山中湖へ移動し、
宿泊は「東急ハーヴェスト山中湖マウント富士」
![niko](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ap/niko.png)
メタボパパさん、今回も利用させていただきました!いつもありがとうございます
2カ所の大浴場はほぼ貸し切り・・・大満足!
お食事も美味しかったです。
満室にもかかわらずレストランも大浴場も空いていると思ったら・・・翌日のMt.富士ヒルクライム(自転車ロードレース)の参加者が多く、皆さま早くにお休みされた様でした。
結局、2日間富士山の姿を見ることはできませんでしたが、のんびり、快適に過ごすことができました。東京からも近く、人気でホテルの予約が取りにくいのもうなずけます。