りばぁさいどらいふ

東京を流れる某川のほとりから。
ガーデニング、アウトドアなど生活を心地よくするために思うところ、備忘録、いろいろです。

バラの季節

2017-05-30 14:43:00 | ガーデニング
大好きなバラの季節。
今年は花付きがとても良く、大満足!



















切り花としても楽しんでいます。

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旧東海道散歩 その26-③ 丸子宿~

2017-05-26 07:13:00 | 旧東海道散歩
国道1号線バイパスに合流。
旧東海道を少し離れて寄り道をします。
二軒屋の信号を渡ると早咲きの桜と菜の花が見頃でした。


「誓願寺」
源頼朝が創建し、武田信玄が再建したお寺です。


境内には豊臣家の重臣「片桐且元(かつもと)」の墓があります。


実はこの片桐且元、豊臣家滅亡に関わりのある人物なのです。(昨年の大河ドラマ「真田丸」でも登場しましたね。)

豊臣秀頼は、徳川家康の勧めで京都方広寺の大仏を再建しました。
この時、鐘に「国家安康」「君臣豊楽」の文字が刻まれていることを知った家康は激怒します。
「国家安康」「は家康の名を分割し身を切断することを意味し,「君臣豊楽」は豊臣家の繁栄を祈願していると非難したのです。
片桐且元はこのお寺に滞在し、駿府にいる家康に懸命に申し開きを試みるのですが、面会さえ許されません。挙げ句の果てに豊臣家からは徳川家への内通を疑われ、大阪城から追放されてしまい、結局、大阪冬の陣では徳川家に協力したと云われています。
全ては家康の計画通り…豊臣家は滅亡しました。
片桐且元は、大坂夏の陣から20日後の1615年5月28日に京屋敷で亡くなりました。60歳でした。
病死と云われていますが、豊臣家の滅亡を嘆いて自刀したとも云われています。

歴史に大きく関わった人物ですが、そこはかとなく漂うこの小者感・・・とても切ない人生。
戦国時代に生きる人物としては、全然カッコよくない。
でも頭の良い武将たちに翻弄され、悩みながらも愚直に生きた「片桐且元」に「大変でしたね。お疲れ様でした」とそっと声をかけてあげたい気分です。


bikkuri誓願寺から見えた不思議な景色…山の一部が茶畑として開墾されています。

境内を歩いていたら、法事で訪れていた方に「片桐且元のお墓見た?」と親切に声をかけて頂きました。ありがとうございます。niko

誓願寺を出ると「丸子の里自然歩道入口」という標識を発見。案内を見ると丸子城跡へ簡単に行くことができるようなので、少し寄り道をすることに。

meromero2住宅の裏側の細~い道を進みます。

歩き始めて思い出しました!そういえば丸子城は山城でした!
今まで何度も登った山城・・・大変なんです。hekomi
少し寄り道・・・なんてレベルではない「山越えの遊歩道」を進みます。


「丸子城本丸跡」に到着!


丸子城はかつて今川氏、武田氏が城主となった城で、今川氏の時代に本丸があった北城(山頂付近)と武田の時代に本丸があった南城(千畳敷)・・・というように本丸が2か所あります。

丸子城跡を進むと・・・


見晴らしの良い場所に出ました。


良い香りがする・・・と思ったら梅林でした。


この梅林の中を下って行くと・・・「駿府匠宿」。
静岡の伝統工芸産業をPRするための施設です。

2階の「東海道歴史体験ホール」では江戸時代の丸子宿を体験することができます。


丸子城跡の模型。

winkこの山を越えて来ました。

丸子城跡のイメージ図。


羽子板に描かれた「歌川広重 東海道五三次」


1階の「産業展示ホール」には、静岡の伝統工芸品「駿河雛具雛人形」
天井から迫ってくる「大御所花見行列」は圧巻!


日本三大吊るし飾り(福岡柳川の「さげもん」、山形酒田の「傘福」、伊豆稲取「吊るし飾り」)の展示もありました。

近くの「吐月峰柴屋寺」にも立ち寄りました。室町時代、今川氏に仕えた連歌師宗長ゆかりの寺です。


入館料を支払いお堂へ入ると、お寺の方が案内して下さいました。

bikkuriまるでお経のような・・・流れるような解説。静かなこの空間で心地よい響き。

宗長が禅の趣と詩魂を打ち込んで築いた・・・と云われる庭園。


(京都嵯峨野から宗長が移植した)竹林から昇る月の名所です。当時は天柱山を取り入れた借景庭園でもありました。

「幾わかばはやしはしめの園の竹 山桜おもふ色添ふ霞かな」 
宗長

家康が茶会を開いた「茶室」・足利義政から贈られた「文福茶釜」・武田信玄から贈られた「茶碗」など多くの宝物がゆる~い感じで展示されています。

meromero2「宝物、写真撮影しても良いですか?」と伺ったら「いいよ」と許可を頂きました。

案内が終わると「好きにゆっくりしていきなさい」とお寺の方は事務所へ戻られたので、貸し切り状態。静寂に包まれて、のんびり庭園を堪能・・・贅沢な時間を過ごしました。こちらに立ち寄ってよかったです。

再び「駿府匠宿」へ戻り伝統工芸品のお店を楽しみ、国道1号線へ戻ると・・・


うん?見覚えのある風景・・・と思ったら「丁子屋」が見えます。


どうやら1周して、戻ってしまったようです。hi

(つづく)


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旧東海道散歩 その26-② 丸子宿~

2017-05-22 07:39:00 | 旧東海道散歩
丸子宿をさらに進むと・・・創業420年の「丁子屋(ちょうじや)」に到着!

いつの頃からか、こちらで名物「とろろ汁」を頂くことが、旧東海道散歩の目標の1つになっていました。
その理由がこの浮世絵。

歌川広重 「東海道五十三次之内 丸子 名物茶屋」


昭和45年この(築350年ほどの!)茅葺き屋根の建物を移築し、浮世絵を再現したそうです。
お店の右側には梅、左側には杏の木も植えられていました。そっくりですね。

この浮世絵は、印象派の画家クロード・モネの作品にも影響を与えたと云われています。

「積みわら」


江戸時代、丸子宿のとろろ汁は大変有名で、松尾芭蕉も一句詠んでいます。

「梅若菜 丸子の宿の とろろ汁」

お店の周辺では早咲きの桜、菜の花が満開。
梅の花もちらほら・・・ちょうどこの句を実感できる季節です。


「東海道中膝栗毛」にもとろろ汁の店は登場します。
弥次さん喜多さんは、とろろを作る夫婦の大喧嘩に巻き込まれ、とろろ汁を食べることができませんでしたが…


歌川広重の浮世絵の中では、弥次さん喜多さんと思われる二人はとろろ汁を食べることができたようです。
お店の奥さんも赤ちゃんをおんぶしていて…夫婦仲も良さそうですね。wink

niko当時は朝から山で自然薯を掘り、夕暮れ時に棒に添えて売っていたそうです。…男性が棒だけ持っているということは、このお店に自然薯を売って、帰宅するところかもしれません。

予約札を頂いて、開店までお店の周辺を散策。

niko予約の順番は2番でした!

散歩から戻ると、お店の前にはたくさんの人が並んでいました。

wink予約札を持っていて良かった~!

開店すると同時に、予約順にどんどん案内されます。


広い店内・・・東海道五十三次の絵が並ぶ大広間「広重の間」に通されました。
あっという間に満席。


悩む間もなく、注文をすると・・・手際の良い店員さん達によって、あっという間にお食事がセットアップされます。

good念願だったとろろ汁です。おかべ揚げも美味しかったです。

食後は館内にある歴史資料館へ。


十返舎一九の像。


1867年、徳川慶喜から明治天皇へ「大政奉還」したことを伝える高札。


とろろ汁作りには必須・・・すり鉢とすりこぎ


それにしても芭蕉・広重・一九の作品に登場するとは・・・すごいお店です。

丸子橋を渡ると・・・
「丸子宿京方見附跡」と「高札場跡」

nikoここまでが丸子宿。復元された高札が並んでいます。

丸子川沿いを進みます。茶畑が目立ってきました。


(つづく)
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旧東海道散歩 その26-① 丸子宿~

2017-05-18 07:34:00 | 旧東海道散歩
久しぶりの旧東海道散歩です。新幹線でJR静岡駅に到着。

niko竹千代像もお変わりなく・・・何より。

今回は「しずてつバス」に乗り「佐渡」で降車。bus
ここから改めてスタートします。

松の木の下に突然現れた不思議なこの子。インパクトあります。


調べてみると・・・
丸子まちづくり協会公認キャラクター「ちゃー丸」くんとのこと。
しかしこの後、彼に再び会うことはありませんでした。

旧東海道を進みます。


「ようこそ丸子路へ」


日本橋から46番目の「丸子一里塚跡」


「丸子宿江戸方見附跡」

niko丸子宿の東側入口です。

「丸子宿」は本陣1軒、脇本陣2軒、旅籠24軒・・・東海道の中で最も小さな宿場でした。

さらに旧東海道を進みます。


回覧板をお隣のお宅に持っていく少年と目が合うと・・・「こんにちは!」と挨拶してくれました。niko

道沿いに土手があったので上ってみると・・・丸子川。

meromero2のどかな景色が広がっていました。

「水神社」


旧東海道に戻り、江戸時代から営業している「しらい酒店」


偶然にもこの日は「丸子宿場まつり」の開催日だと知り期待していたのですが・・・


まだ準備中だったようで、会場には誰もいませんでした。残念!hekomi


道沿いには色々な種類のオレンジが無人販売されていますが、荷物が重くなるので購入は我慢!


本陣跡・脇本陣跡・問屋場跡が続きます。


「恵比寿屋「「藤屋」など屋号を掲げているお宅も並んでいます。江戸時代の丸子宿を想像しながら歩きます。



「甘~いよ。食べてみて」の表示に誘われて試食すると・・・美味しい!meromero「スルガエレガント」という品種。これは買わないわけにいきません。しかも100円です。
通りがかりの男性に「どう?美味しい?」と声をかけられ、「美味しいですよ~!」とお勧めしました。

「お七里役所」跡。

紀州徳川家が幕府の動きを早く知るために、七里ごとの宿場に設置した連絡所です。由比宿にもありました。由比から28km来たことになりますね。wink

(つづく)

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GW後半

2017-05-14 09:06:00 | お出かけ
GW後半は、毎年恒例の山梨県・道志でキャンプ。総勢10名。
15年ほど続いています。小学1年生だった男の子は、もう社会人になりました。

渋滞は避けられたものの・・・
キャンプ場はたくさんのテント。多くの人で賑わっていました。


15年でキャンプ場での過ごし方も変化が・・・早寝早起きになりました。hinode

以前はとにかく焼肉symbol1・・・だったのですが、最近はスモークを中心にそれぞれがアイデアを持ち寄って、アウトドアならではの食事を楽しんでいます。


それでも変わらずみんなが大好きなのはキャンプファイヤー。


最近では珍しい直火OKのキャンプ場。
今後も火の扱いに気を付けながら楽しむことができれば・・・と思っています。

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