台所流し部分。
←大拡でクッリク
すでに何十年も使っているのでちょいと汚い印象がするのは仕方がない。
古くても清潔にすることに心がけている義母。
流しの下の戸を開けてひょいと見たら、クモがいた。
「クモは家をダメにするので駆除しなくてはいけません」と、義母は日頃から言っていて、見つけ次第、踏み潰している。
義母がクモを潰すところを見ると例の子供向け短編小説を思い出す。「蜘蛛の糸」
義母が潰す前にクモたちを救い出せば、私が地獄に落ちたとき助けてくれるんじゃあないかって、ちらりと思うんだ。
この時点で、まだクモは義母に見つかっていなかった、
いずれ見つかるだろうから、私が取り出して外に避難させてやるかな・・・
クモを触るの、嫌だな。
などと思って台所仕事をしているうちに、すっかりクモのことを忘れてしまった。
次の日、そこを見たらいなかった。
義母の殺戮にあってしまったか、他の場所に逃げたか。
逃げた、というほうに期待したい。
それでも義母に見つかってあの世行きだろうな、うほほ。
←大拡でクッリク
すでに何十年も使っているのでちょいと汚い印象がするのは仕方がない。
古くても清潔にすることに心がけている義母。
流しの下の戸を開けてひょいと見たら、クモがいた。
「クモは家をダメにするので駆除しなくてはいけません」と、義母は日頃から言っていて、見つけ次第、踏み潰している。
義母がクモを潰すところを見ると例の子供向け短編小説を思い出す。「蜘蛛の糸」
義母が潰す前にクモたちを救い出せば、私が地獄に落ちたとき助けてくれるんじゃあないかって、ちらりと思うんだ。
この時点で、まだクモは義母に見つかっていなかった、
いずれ見つかるだろうから、私が取り出して外に避難させてやるかな・・・
クモを触るの、嫌だな。
などと思って台所仕事をしているうちに、すっかりクモのことを忘れてしまった。
次の日、そこを見たらいなかった。
義母の殺戮にあってしまったか、他の場所に逃げたか。
逃げた、というほうに期待したい。
それでも義母に見つかってあの世行きだろうな、うほほ。